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(2006年12月1、2日 金、土曜日)
議会運営委員会に出席しました。12月12〜13日の本会議に出される議案の日程を決めました(主な案件の概要は以下に示します)。委員会では議会運営等検討事項についても話し合いました。また町の重要な施策に係る2つの「素案」冊子が配布されました。
* 旧町営住宅跡地は約27億5千万円で「フジ住宅株式会社」(岸和田市)に売却されました。
* 来年4月から地方自治法の改正により、現在の助役は「副町長」と役職名が替わります。また収入役はなくなり「会計管理者」となります。
* 個人の町民税と固定資産税の全期前納報償金制度がなくなります。
* 各種証明等事務手数料が値上げされます(200円⇒300円)。また土地・家屋の1筆加算額も100円⇒150円にあがります。
* 9月議会において2005年度一般会計決算が全会一致で否決されましたが、その要因となったのは「地域就労支援事業」の不正な会計処理でした。12月議会で大阪府へ補助金を返還するための補正予算があがっています(補正予算は多岐に渡っているため、また後日にお知らせします)。
* 75歳以上の高齢者は、H20年から「後期高齢者医療制度」という新しい制度に移行します。そのための広域連合(大阪府内全市町村が加入)が設置されます。この設置に関する規約が出てきます。
* 一般質問を行う議員は9人です。
議会運営委員会では12月議会上程議案の確認後、引き続き議会運営等の検討事項の会議を持ちました。私の会派は「常任委員会等の議事録に議員名及び職員の役職名を掲載する」ことを求めてきていますが、それなら「質疑時間を制限すべきだ」とわけのわからない条件をつけてきたのが、自由民主党クラブ・やまぶき民主クラブ・公明党です。まだ結論は出ておらず、次回には申し合わせ事項に明記するたたき台の文案を持ち寄ります。
12月4日13時30分から議会全員協議会が開かれますが、前もって当日の資料が配布されました。資料は当町の「国民保護計画(素案)」と幼保一元化に係る「基本方針」です。「基本方針」を一読しましたが、結構“凄い内容”が具体的に示されていて驚きました。なお全員協議会は傍聴が可能です。是非じかに説明を聞いてみてください。
* 「方針」の結論は・・・H20年4月から「町立第二保育所の民営化」と「町立第一幼稚園の幼保一元化」を行う(つまり町立の保育所は第四保育所のみになります)。また第一幼稚園は就労支援型幼稚園になり、3歳児の受け入れ・朝夕の延長保育を行う(第二幼稚園はそのままです)。
役場を出る頃には、もう真っ暗になっていました。12月議会を控えたこれからの日々は慌しくなってきますが、頑張って仕事に励みたいと思っています。
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(2006年12月3日 日曜日)
お昼はヘルパーで働いていた頃の仲間と高槻で忘年会。小沢福子府議会議員の忘年会と重なってしまい悩みましたが、認知症のお年よりの介護をともに助け合い厳しい日々を働いた仲間は、何者にも替え難い絆があります。会場で直接来春の府議選へのエールを送りたかったのですが・・・またの機会に、小沢さんごめんなさい!
しかし、ヘルパーOG忘年会も弾む会話の途中で抜け出し、島本へ帰ります。駅からタクシーを飛ばして、東大寺の古民家一般公開へ行きます。この民家のことは8月12日付けの日記にも書きましたし9月議会の一般質問でも触れましたので、本日の公開にはなんとしても参加したかったのです。
教育委員会では50人くらいの参加があればと思っていたといいますが、なんと!230人もの人びとが来られたそうです。180年を経た民家の「床が抜けないか」と職員が心配したほど、ぎっしりと奥の「座敷」を埋めた数多くの見学者は古民家を調査している植松教授(大阪人間科学大学)の話を興味深く聴きました。
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植松教授の説明を聞く | 7つの焚口があるかまど |
また植松教授も余り見たことがないと言う、7つの焚き口をもち弧を描く立派なカマドは完全な形で残っており、やはりみんなの注目の的でした。庭に出ると傷みは激しいですが、煙窓が屋根に趣をそえていることもわかりました。
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かまどの上の煙窓 | 見学を終えて |
職員の話からは公開までに大変な苦労があったようですが、よく努力され実現にこぎつけたと評価したいと思います。しかし何よりも公開に応じてくださった当家の方々に深い感謝を表さなければなりません。出来うればこれを機に、多くの住民の関心が確認できた当民家の“未来”が開かれれば「いいのになー」と切に思います。また町内にまだ存在している他の古民家への調査が進むきっかけになればよいのにと願っています。
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(2006年12月4日 月曜日)
議員全員協議会で「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について・基本方針」(町のホームページに掲載されています)と町の「国民保護計画(素案)」が示されました。前者の「基本方針」は唐突で「聞いてないよー」と思わず口に出ました。
中身を簡単に言うと「2008年(H20年)から、町立第二保育所を民営化する。また町立第一幼稚園を幼保一元化の幼稚園にする」としています。第一幼稚園は初めての3歳児受け入れ、延長預かり保育実施の就労支援型を予定しています。第二幼稚園は現状で残します。問題なのは町立保育所が1つになってしまうことです。
しかも理解し難いのは第四次行政改革プランの審議では保育所の民営化は殆ど議論されておらず、またパブリックコメントに寄せられた百人を超える意見もこの基本方針とは全く相容れない内容でした。基本方針には何のかのと述べられていますが、結局はお金と子どもの育ちを天秤にかけているにほかなりません。
私が問い詰めた町長の答えは「私は第二保育所を民営化した町長との評を受けることになるだろう」と平然としたものでした。
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(2006年12月5日 火曜日)
町内の「社会福祉施設において、感染症胃腸炎の疑いありで19名の発病者が出ました。内5名が入院しています」との状況が対応の中身とともにファックスされてきました。今年はノロウイルスの大流行で要注意です。2日後には2検体からノロウイルスが検出され、発症者は32名に増えました(内6名が入院)。さらに12月11日には、発症者57名となってしまいました。
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(2006年12月6日 火曜日)
午前中に一般質問の通告書を提出しました。午後からは議会改革をテーマにした議員研修に出席しました。合間を縫って12月議会の議案のレクチャーを受けます。議会の前はいつもバタバタと時間が過ぎ、一日30時間なら良いのにと我が身の要領の悪さを嘆く日々です。ああ、それなのになんと! 「なんぶニュース 」に取り掛かってしまいました。2晩は確実の徹夜を覚悟してはいますが・・・議会開会の12日までにどれだけのみなさんに配布できることやら・・・。
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(2006年12月7日 木曜日)
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者拡大を知らせるファックス第2弾が送付されてきました。発症者19人が32人に、入院者5人が6人に増えています。私も認知症お年寄りのグループホームで働いていましたから、感染症に対してはピリピリしていました。排泄や入浴時にじかに接触する訳ですから、ヘルパーには細心の注意が求められていました。
役場に行くとケーブルテレビが議長室に入っていました。覗いてみると議長が恒例の新年挨拶の撮影を行う準備をしていました。ライトが2方向から煌々と照らされ、議長はリハーサル前でも少々緊張している様子です。
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中央が清水議長 右隣は高槻ケーブルテレビのキャスター |
12日から始まる12月議会の資料を担当課に求めていましたが、しっかり仕事をしている課ほど打てば響くで目的に叶った資料が出てきます。出し惜しみをする所は仕事もそれなりにということで、まっ各課・各人いろいろです。
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(2006年12月8日 金曜日)
特に予定が入っていないことを幸いに、本日は家にこもって「なんぶニュース」の原稿書きに専念します。これから2・3日はこんな状態が続きます。机の前に座りっぱなしでお菓子に手が伸び、ニュースを書いた後はいつも体重計の針がびゅ〜んと跳ね上がります。数日後が恐ろしい・・・。
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(2006年12月9日 土曜日)
ひたすらコツコツと「なんぶニュース」の紙面を手書きで1字1字埋めていきます。印刷屋さんに頼めばパソコンに打ち込んだ記事をレイアウトし、簡単に紙面を仕上げてくれるのですが、私はなんだか手書きにこだわっています。下手な文字で読みづらくても、何となく私の想いがストレートに届けられる気がするのです。皆さんはどのように捉えてくださっているのかしら?
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(2006年12月10日 日曜日)
2晩徹夜の甲斐あって、とりあえず「なんぶニュース105号」2千部搬入です(1万1千部のうち)。印刷屋さんもすごく頑張ってくれたのですが、一目で印刷にムラがあることが分ります。あ〜ぁがっかりです。マシなのを選って私が住んでいるメゾン水無瀬に配布します。
たったのピラリ一枚、吹けばほんとに飛んでしまう“たかがニュース”なのですが、私には大事な“されどニュース”です。スキッときれいに刷り上らなくては気分がよくないです。今回は2度3度とアクシデントが続き、最後の2千部はカットに使っていた雪だるまが行方不明になってしまい、そこだけポカッと空白が出来たみっともない紙面になっちゃいました(皆さんお気づきになられましたか?)。
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(2006年12月11日 月曜日)
明日から12月議会が始まります。せめて集合住宅への「なんぶニュース」配布を少しでもしておきたいと思うのですが、私一人では効率があがりません。そこで、いつもは一戸建の配布に協力してくれている友人に、急遽若山台団地全域をお願いしました。3時間半はかかる配布ですが、快く引き受けてくれ本当に助かりました。ニュースは書いただけでは、ただの紙切れに過ぎません。皆さんのお手元に届いてこその「なんぶニュース」です。いつもいつも助けられての議員活動だと、心に沁みるサポートに感謝!です。
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(2006年12月12〜15日 火〜金曜日)
12月議会が開かれました。2日の会期予定が延びて4日間となりました。議案内容等については、私のホームページの「なんぶニュース105号」を検索していただければ概要は解ります。主な議案の結果については、また後日の日記でもお知らせしていきます。
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(2006年12月16〜17日 土、日曜日)
12月議会が終わってホッとしていたら、既に師走も半ばです。溜まった家の用事を片づけたり買い物にも行きたいですが、我慢がまん!とにかく「なんぶニュース」の配布を終わらせなければなりません(議会開会をお知らせしている内容なのに、もう既に議会は終了してしまったのですから)。
幸い三重県から長男が車で帰省しています(実は「今回は車じゃなければ、美しい食事にありつけないよ」と脅しました)。残していた尺代や向陽が丘の上り下りが激しい地区を手伝ってくれ、大助かりです。夕方には、毎年クリスマスのイルミネーションが美しいサントリー山崎蒸留所へ散歩がてら出かけました。
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(2006年12月18日 月曜日)
午後7時から第二保育所保護者に対して「就学前の子どもの教育と保育環境の整備についての基本方針」の説明会が開かれました。私は保護者の方からのお誘いを受けて友人と共に出席しました。この基本方針については「なんぶニュース105号」でも簡単にお知らせしています(このホームページに載せています)。
二保の遊戯室は満員の保護者で埋まり「基本方針」への疑義が噴出しました。「基本方針」の最も大きな焦点は、二保の民営化にありますから保護者の戸惑いや疑問や怒りの声は起こって当然でしょう。私は聞き役に徹して発言は控えていましたが、やはり今回行政が示した内容・進め方には無理があると思いました。
第四次行政改革プランを1年も早める理由は、ひたすら行政側の都合でしかなく、プランに寄せた保護者の百通を超えるパブリックコメントをも無視した荒っぽいやり方に、親や保育士も含めての反発が浮き彫りになった説明会でした。「財政破綻をきたした夕張市と同じようになってもいいのか」との脅しとも取れる総合政策部次長の発言は大いに問題だと思います。
「第二保育所の民営化・第一幼稚園の幼保一元化」については今後益々大きな問題となっていくのは必至です。住民にとっては本日の説明会が始めてですが、庁内の総合政策部(政策推進課)と民生部(子ども支援課)及び教育委員会(学校教育課)の足並みの乱れが目立ちました。保育現場を知らない総合政策部がトップの命を受け(まあこの場合トップが、町長を指すのか助役を指すのかよくわかりませんが)“絵”を描いていることが、説明の端々に感じられました。
これでは困るのです。「子どもが見えない、見ようとしない」保育施策の転換は危険です。いずれにしてもトップの出席がない場で明確な責任ある答えが返ってくるはずも無く、保護者は町に対してたくさんの宿題を出し今日の説明会は閉会しました。時間は午後10時近くになっており、保育所内で保育を受けていたとはいえ待っている子どもたちには可愛そうなことでした。勿論親たちの明日への仕事にも大いに差しさわりが出たことは言うまでもないことでしょう。
本日第四次行革プランを1年前倒ししてまで、2008年度(H20年4月)から実施するための納得できる説明がなかったことは、完全に行政側の失点です。「町長を連れて出直していらっしゃい」との保護者の要求は、至極最もなことだと私は思いました。
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(2006年12月19日 火曜日)
午後から交通バリアフリー基本構想策定委員会の傍聴をします。10月28日に行われたワークショップ(大変盛況でした)で出た意見のまとめ等が示されました。詳しいことは後日に譲りますが、この会議は障がい当事者からの活発な意見と新田委員長の巧みな議事運営で、傍聴人にもよく解る会議の一つです。
また加えて計画書策定を委託しているコンサルタントの女性職員が、意見整理と進行役を行っています。この人の発言も要点をキチンと抑えた耳に入りやすい言葉で、聴く側は随分楽で助かります。最後には、勿論町の産業建設課職員Sさん(女性)の優秀ぶりが光っています。ちなみに計画の策定は3月末が納期ですが、新しい法律の関係等もあって、年度を越える可能性も出てきました。
本日の本当の日付は2007年1月15日です。昨日は恒例の“桜井のどんど焼き”が行われました。300人近い人びとが手に手にしめ縄等のお正月飾りを持って集まりました。私は毎年楽しみに見物に行っています。焼け落ちたどんどの灰で、長い竹の先に刺したお餅を焼きます。私は実はこのお餅も目当てなのです。いつもは真っ黒に焼けてしまうのが、今年は実にふっくらと良い焼き加減になりました。お餅はびゅ〜んと長〜く延びてうれしかったです。もしかして良いことが長く続くかもしれなーぁと、一人にんまりしていました。
帰って暫くして町長のホームページを開いてみると、早くも午前中の消防出初式と午後からのどんど焼きの写真がアップされているではありませんか!早い早い!コメントは簡単ですが、このスピードには脱帽です。そこで、私もせめて写真だけでも掲載することにしました。
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(2006年12月20日 水曜日)
18日に行われた第二保育所民営化の「基本方針」説明会後数人の保護者から電話を頂きました。いずれも「民営化しないで」「とにかく町が第四次行政改革プランで自ら示したH21年4月より早い実施はだめ」「町長が出てこないと話にならない」等々、皆さん驚きと怒りで一杯の様子です。特に障がいを有する子の保護者は切実な訴えで、心配の様子が受話器を通してビンビンと伝わってきました。
このような保護者の反応を総合政策部次長は明るく「想定内」と言い、民生部次長は相当のショックを受けたようで「想定外」と私に伝えました。第二保育所民営化に対する庁内での意思疎通が図られていないことが、ここからも見て取れます。
午後から議会運営委員会が開かれ、私は委員として出席しました。私(の会派)が提起した「委員会会議録に議員名・職員の役職名を掲載すべし」に対し、「それなら質疑時間の制限をせよ」と見当違いも甚だしい3会派の主張が真っ向対決しました。本日は歩み寄り無く“決裂!”となりました。
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(2006年12月21日 木曜日)
午前中は議会運営等検討委員会に出席しました。かねてより検討していた「一問一答」方式ですが、今日全会一致で一般質問に取り入れる大まかな合意が得られました。この検討事項は私の会派が提出していたものですが、珍しく全委員前向きな姿勢を示してくれました。
一問一答方式は現行3回に制限している質問・答弁の回数を、持ち時間内で自由にやり取りできる方式です。すでに多くの議会が実施し始めています。質問する議員も、答える理事者も、傍聴者も、訊いたことに対する答えのみがすぐに返ってくるので解りやすいです。また的を突いた質問が重ねられますので、理事者もごまかしが効かず明快な答弁をしなくてはなりません。
ただ議員・理事者ともに今より一層の調査力・判断力・発言のテクニック等々が求められることは覚悟しておかなくてはなりません。議場がセレモニーの場ではなく、だらけないで緊張感を取戻す良いチャンスです。やってみなくてはわからないところはありますが、活き活きとした議場はみんなの願いです。
次回の委員会では、具体的に一問一答方式の中身を詰めていくことになります。きっと持ち時間の短縮等を条件に出してくるだろうとは思いますが、議員の質問権は重いものです。私たちが大事な権利として持っているものです。気楽にやすやすと自らの権利を軽々しく扱うことは避けたいと思います。
議会運営等検討委員会では地方自治法の改正に伴う議会改革において、6月議会施行に間にあわさなければならない事項も数点抱えており、これからはピッチをあげていく必要があります。私も議会の本旨・議員の使命を絶えず確認しながら、精一杯の検討をしていきたいと思っています。
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(2006年12月22日 金曜日)
2日後に迫った私の議会活動報告会「ボチボチサロン」の参加申込が五月雨式にファックスされてきます。昨日まではたったのお一人で「さびしぃ〜っ」と思っていましたが、日にちが迫ってくると「参加します」のお知らせが入り始めました。
また今配布をしている「なんぶニュース」の感想も送ってくださる方がポツポツあります。街角で偶然お会いした時に「読んでますよ」と声を掛けてもらうことはよくありますが、わざわざファックスやメールを下さる方は稀です。頂いた感想やご意見は、ありがたくて“宝物”のように何度も繰り返し手にとっています。
「30年ちょっと前に一緒にヨガを習っていましたよ、憶えていますか?」との言葉で始まるファックスには、驚きとうれしさで胸一杯になりました。わたしより7、8歳年長の方でしたがヨガの教室が解散してからは、狭い町内なのにお互い顔を合わせる機会がなく長い年月が過ぎました。
しかし議員になってからの私を、彼女はずっと見ていてくださっていたことが文面から判りました。ファックス番号からお宅を探し出して、早速伺いました。ちっともお変わりなく、懐かしくて話しが弾みました。当然ヨガを習っていた頃からすれば、お互い“肉付き?”が随分よくなって、「今こそヨガが必要やねぇ〜」と笑いあったことでした。
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(2006年12月23日 土曜日)
いつもの週末のように、長男が名張市から“栄養補給”に帰ってきました。大人ばかりの家族でメリークリスマスでもありませんが、年の瀬に少し買っておかなくてはならないものもあって梅田に出ます。凄い人出の阪急百貨店を抜け出し、中崎町にある和食のお店で夕食を取りました。お米屋さんの古い倉庫を、太い梁を生かして改装した素敵なお店です。
中崎町は茶屋町に近い梅田の北のはずれですが、数年前から家も人も新旧混在のレトロで、ちょっとおしゃれな町として脚光を浴びています。中崎町は私の実家の隣町で、子どもの時から商店街の映画館には毎週のように通っていました。お目当てのお菓子屋さんやたこ焼き屋さんも「ALWAYS 三丁目の夕日」(映画)のように雑然とした中にあったことを良く憶えています。
お店を出ると界隈のイルミネーションがきれいで、和の味覚と洋の視覚にハッピークリスマスの一晩でした。
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茶屋町付近のイルミネーション | これが野菜サラダ! |
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(2006年12月24日 日曜日)
今日は11時から私の議会報告会と会費制のささやかクリスマス会を兼ねた「ボチボチサロン」を予定していますが、第二保育所の民営化について両保育所の保護者が集まるからとお誘いを受けました。「サロン」の開始時間に間に合わなくなり、急遽友人に「始めておいて」とお願いをしました。
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保育所の話しが一区切りついて駆けつけてみると、すっかり準備が整ってクリスマスの集いらしい雰囲気に出来上がっています。お客さんも皆さんが手伝ってくださったようです。私は議会の前に出した「なんぶニュース」をもとに、早速12月議会の報告をさせてもらいました。この報告はわかりやすかったようで、後日参加者のお一人は自身のブログで「めっちゃ、おもしろかった」と感想を書いておられました。ホッと一安心!です。
パンの間にいろいろはさんで昼食にした実に簡単な集いでしたが、皆さんひとり一人発言もして頂いて本当に充実したひとときでした。
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(2006年12月25日 月曜日)
冬休みを目前にした数日前に、第二小学校学童保育室への入室申込(1月5日より)がありました。その時点では65名の定員がオーバーすることとなり、空きができるまで「待機」しなければなりませんでした。
しかし相前後して1名の退室児童がでたことと、新校舎完成に伴う引越しによりプレハブ教室(保健室)に空きが生じたことで、学童保育室の拡幅(もう1室使用することが可能になった)に学校長の許可がでました。
結果、この児童は実際の待機はせずに希望が叶えられました。また学童保育室は44平方メートルの拡大となりスペースにゆとりも生まれました。さらには定員65名が70名に増員されましたので、今後数名の受け入れが可能となりいいことづくめの感もしますが、学童保育が抱える根本的な課題はまだまだ多く残されています。
第1学童保育室のみ教室使用ですが、他の3校はプレハブ教室対応であり老朽化が著しい施設もあります。また定員の増を一方では歓迎しつつも、障がいを持つ児童の4年生以降の保育は就労している一人親に限られている現実があります。
切々と訴えられている保護者の願いを目にすると、早くから他市町に劣らない学童保育事業・障がい児教育を行ってきた当町のもうひと踏ん張りを期待したい気持ちで一杯です。
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(2006年12月26日 火曜日)
あと2日で役場も仕事納め、年末年始の休業に入るというのに急な議員全員協議会の招集です。何事かと思いつつ出席しましたが、やっぱり良くない報告でした。2003年度に続き、またしても下水道料金の未徴収が明らかになったと言うのです。
公共下水道が布設され供用開始になった地域は、3年以内に接続工事を行なわなければなりません。そこで町は今年9月に下水道接続率向上促進の戸別訪問をしましたが、その結果5年の時効が成立し徴収不可能の金額が473,720円となることがわかりました。この損失がどうして発生したのかが問題です。担当課の説明では「町の指定業者以外の業者が工事を行い町に届出をしていないため、接続が確認できず下水道料金の徴収が出来ない」「町の杜撰な事務処理によるミス」が原因とされています。
前者については「公共下水道に接続するための工事は指定業者しかできないこと、そのことに反すれば罰則が科せられること」のさらなる周知徹底を行う必要があります。また無届工事をしてしまった住民から聴き取り調査を行い、工事業者の割り出しに努めなければなりません。
後者の「事務上のミス」については「下水道台帳への記載漏れ」等によるもので、ただただ呆れるばかりです。少なくともこのミスについては職員からの弁済を求めて当然です。
さらには前回の調査で判明した町職員(複数)の未接続が、いまだ解決に至っていないことも判りました。後日上下水道部の次長・課長にも訊きましたが、何故か毅然とした態度をとらないでいるようです。「家を建替えるから」「下水道のマス設置費用の負担ができない」等が原因だそうですが、少なくとも2003年から継続してそれらの理由がまかり通っているのもおかしな話しです。
町長はこれらの職員に強い指導が出来ない訳が何かあるのですか?足元の姿勢が正せなくて「行財政改革や事務改善に努めている」と言われても住民は怒りが募るばかりです。
この日の夜は第四保育所の保護者に対する「就学前の保育子供の教育と保育環境の整備について〜基本方針」の説明会が開かれました。私は12月18日の第二保育所説明会にも参加しましたが、いずれも保護者の意見は厳しいものでした。報告は後日に回します。
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保育所民営化の説明会、会場は満員。多数の議員が参加 |
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(2006年12月27日 水曜日)
役場の業務は明日までで、年末年始6日間の休業に入ります。配布しそびれていた水道庁舎と清掃工場に、「なんぶニュース」を持って今年の挨拶をしてきました。庁舎内では町長・助役と、縁の下の力持ちで一年間役場を支えてくれた委託先の職員方に挨拶をしました。町の職員には来年の始業時に新年の挨拶をするつもりです。町長には「昨夜の保育所保護者説明会に何故出席しなかったのか?次回には出席して欲しい」とも伝えました。町長は「次回は出席したい」と答えました。
午後からは住民福祉審議会の傍聴をしました。何故こんなに押し詰まって審議会を開催するのかしら?と思いましたが、委員方は多忙の中よく出席をしてくださいました。案件は地域福祉計画・子育て支援プラン・母子家庭等自立促進計画、そして新しく公表された保育関係の基本方針「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について」が示されました。
基本方針については「適切な時期に当審議会に諮問を行う」と民生部長が会議の最後に発言しました。諮問に際しては、ぜひ保護者や保育現場の関係者を委員として参画させなければなりません。審議会の委員定数は20人ですが、実員は16人なので4人の関係者が委員として可能なはずです。審議会がややもすれば“隠れ蓑”と評されることを避けるためにも、子どもたちの保育の実情を知る人選が真剣に求められています。
初めて目にする基本方針に関して、委員の意見はまだ活発なものではありませんでしたが、次のような意見が出されました(意見は私が取捨選択しています)。
* | 基本理念が少子化の真の要因を述べていない(少子化の原因は女性が働きに出るようになったからではなく、女性が働き続けられる社会の仕組みになっていないからではないか)。 |
* | 保育所民営化のメリットとデメリットの項目数が不公平で、良い所を多く強調している。「民営化ありき」では競争原理や格差社会に繋がるのではないか。 |
* | 公立保育所が果してきた役割の評価をしなければならないのではないか。 |
* | 当町の公立幼稚園は特に充足率が低いのではないか。ブランド志向もあり特色ある幼稚園は私立に多い。なぜ魅力ある公立幼稚園にしないのか。 |
* | 幼保一元化(就労支援型幼稚園)には基本的に賛成だ。高槻市も2007年4月から始めると言うことだ。当町での議論は職員の配置基準、給食の問題等課題の整理が必要だと思う。 |
* | これからは自治体の間で住民の取り合いが起きてくる。行政の住民(転入を考えている人々を含めて)に対する保育や教育のPRがより一層求められてくる。活き活きと人口が増やせる町にすべきである。 |
JR新駅西側道路用地買収に同意を頂く
(2006年12月28日 木曜日)
9月24日の次にいきなり12月28日が出て来てすみません。せめて9月末日まで分の日記は終わらせようと思ったのですが、時間切れ〜です。本当に申し訳ありません。「大晦日までまだ3日もあるよ」と言われそうなのですが、小さな声で「明日から旅行に出かけます」と身を縮めつつ「年末年始に家族揃ってのタイランド滞在は、大切な約束ごとなので・・・」と呟いています。
さて標題の土地買収ですが、この日記でもまた「なんぶニュース」でも何度かお知らせしてきた通り、地権者の方々の同意がいただけず町は苦慮していました。しかしこれで自由通路(駅の東西を結ぶ)を含む駅舎の建設に着手できることになりました。年末土壇場で本当に良いニュースが飛び込んできました。担当職員のこれまでの努力が実ったことを、喜びたいし大いに評価したいと思います。
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手前の道路は工事車両が進入する広瀬桜井幹線 |
実を言うと、議会はまだ町からの正式な発表はもらっていません。昨日の夕方寒風の中、ニュースを配布している私を見つけた方が、かわいそうに思ってくださったか声を掛けてくださいました。写真の通り駅舎工事のための仮設道路が建設中で、いろいろと伺っていると「西側の道路について、ついこの前に同意書を交わしたようですよ」と教えてくださいました。
そこで役場も今日でおしまいという本日、担当者に確認を取りました。私は職員に「良い年が迎えられ、よかったですね」と伝えました。さあ、これで新駅開業がH20年春以降からH20年春になるのでしょうか?ちなみに土地の買収価格は鑑定通りと職員は言いましたが・・・。いずれにしても年が明けてから、すぐに情報の収集をいたします。
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桜井の田畑を貫く仮設道路 | 新駅西口予定地付近 |
良いことも良くないこともいろいろあった島本町の2006年です。年末に第二保育所の民営化が突然出てきてお正月どころではない気分ですが、新しい年の始まりと同時に保育所問題を初めフル回転の議員活動が待っています。来るべき日々を元気で頑張るためにも、つかの間のお休みをいただき目いっぱい楽しんできます。最後まで何ともしまらない日記でしたが、来年もどうぞ懲りずにお訪ねください。みなさま良い年をお迎えなさいますよう・・・。
役場は今日で今年の仕事納めです。昼間私はまだ「なんぶニュース」の配布抜け落ち住宅地を駆けていました。さすがに夜は、明日からのタイランド旅行のための荷造りに取り掛かりました。旅の極意は荷物をいかに抑えるかです。現地の友人に会ったり一流のホテルで食事をしたりするために少しマシな服を用意しますが、基本はドンドン捨てていくような衣類を持参します。
パジャマももちろん靴も捨ててきます。従って帰りのトランクはいつもガラガラ、そこにお土産を詰めるというわけです。いずれにしてもまとまった休日の1週間、家族で慣れ親しんだ“微笑みの国タイランド”を満喫してきま〜す。
この日記を打っている本当の日付(この言い回し、何度登場したことでしょうか!)は2007年2月8日です。ですから「今年もお世話になりました」なんてご挨拶も白けてしまうのですが、でも皆さんに対する気持ちはいつでも何処ででも変わりはありません。
「今年もお世話になりました。みなさまお元気で、新しき年をお迎えくださいますよう。来年はうれしいことが一つでも多く、悲しいことが一つでも少ない年でありますように、一緒に歩んでいきましょう。どうぞよろしくお願いいたします」
新年1月は4日から日記が始まります(予定ではそうなのですが、いまだ2006年10月中旬以降分と11月分及び1月分が残っております。12月分は端折りながらも9〜10月の日記にドッキングしてお届けいたしましたが、まだまだ残る日数は膨大です。我ながらため息が出ますが、カメのように歩んでいくしかないかと思っています。本当にゴメンナサイ!それにしてもこの日記、いつの日か追いつくのでしょうか・・・?
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(2006年12月29日〜2007年1月4日 金〜木曜日)
さて、本日の本当の日付は2007年1月4日です。遅ればせながらのご挨拶をお許し頂いて「みなさま明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」。
4日の午後から恒例の新年互礼会に出席します。ただ深夜から早朝にかけての飛行機でしたから、寝不足でボ〜ッとした顔を、新年早々たくさんの人々にさらしてしまう羽目になりました。町長と議長の挨拶を聞いただけで、あとは役場ヘ行きます。
互礼会に出ている“偉い”職員より、私は課長・係長ほか一般の職員に「今年も頑張ってくださいね」と課内を回りました。また、機械警備員・フロアーパーソン・電話交換手・運転手・屋外警備員・清掃員等委託の職員方にも挨拶に行きます。
2時半からは教育委員会議を傍聴しました。早くも2007年度の予算案が議決されました。興味深い予算も付けられていますが、詳細は後日に回します。
ところで昨年最終の日記は9月24日から、(すっ飛びの番外編)12月28日分で終わっていました。兎にも角にもみなさまへ2006年のご挨拶だけはして、私は恒例のタイランド家族旅行へ出かけました。おかげさまで、1週間の楽しい家族旅行をさせていただきました。
ただバンコクで31日に起こった爆破テロは、政変クーデターの影響を改めて思い起こさせる事件でした。しかしお国柄でしょうか、繁華街の警備兵や警察官もどこかノンビリとしたさまに感じました。私たち外国人もデパート入り口での手荷物検査も受けましたが、そう厳しいものではありませんでした。
唯一残念だったのは、恒例のカウントダウンを経て、新年を迎える路上でのお祭騒ぎのイベントが中止になったことです。息子たち曰く、羽目を外してビールを掛け合い新年を祝う群集の中に身を置く開放感は、やはり日本では味わえないハッピーな気分だそうです。
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大混雑のダムヌン・サドゥアク水上マーケット
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素晴らしい新国際空港、年々きれいになる街中、整備される交通網と開発が進むバンコクですが、30度近い気温と相変わらずデコボコの歩道(都心とは信じられないほどのひどい舗装状態)、路上の屋台から流れる唐辛子やパクチイーの匂いが瞬く間に「タイにきた!」実感を呼び起こしてくれました。
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狭い船上で巧みに調理する女性たち | 世界で最も高い仏塔(プラ・パトム・チェディ) | |
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金の巨大涅槃像(ワット・ポー) | オリエンタルホテルのポップデコレーションケーキ | |
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ブルー・エレファントの創作タイ料理 | ペニンシュラホテルの飲茶デザート |