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楽しかったソウルの3日間

(2005年6月1から3日 水から金曜日 晴と曇)

 認知症のお年寄りが暮らすグループホームで働いていた仲間3人(昨年12月5日の日記で少し触れている友人たちです)と共にソウルへ行ってきました。大病を克服したKさんの頑張りを称え、お祝いする事がこの旅の一番の目的でした。加えて私の議員トップ当選を祝福してくれる旅にもなって、うれしさが2倍の旅行となりました。

 最初決めていた日程に後から議会関係の予定が入ってしまい、私は行くのを諦めました。ところが3人は折角取っていたチケットをキャンセルしてまで、私の都合にあわせてくれたのです。

 私たちはヨン様にも、ブランド物にも、エステにも走らず、ひたすらソウルの街の歴史と食文化の探求に心を燃やしていました。お互い見栄を張ることもなく気を使う事もなくノンビリと、日々の暮しの”垢擦り”をしてきました。病後の体力アップに専念しているKさん以外はみんな働いています。つかの間のソウルでしたが共に食べて、歩いて、話して、笑って・・・そして、さあ!また明日から頑張れるねと確かめ合いました。

 


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いろんなものに目を通して一日が暮れました

(2005年6月4日 土曜日 晴)

 たった3日間留守をしていただけなのに、新聞を初め郵便物が随分溜まっています。今日は特に予定がないので、ゆっくりと目を通していきます。中でも新聞は2紙分あるので結構な量ですが、挟み込みの広告チラシも含めて全て見なければ気がすみません。役に立ちそうな記事は切り抜きますが、紙面の内容がきちんと頭の中に残っているかと言うとそうでもありません。

 要するに新聞を手にしているのが好き、落ち着く、コーヒーの香りが一緒だともっと好き。長男が「ニュースならテレビで十分やしネットで新聞も見られるやん。情報で形のあるもんはもう古いわ」と私に言います。そうかもしれないけれど、何を選ぶかは好みの問題で、朝ごはんを省略しても私は新聞とコーヒーやなぁー。特に早朝の静けさの中で、コトッと新聞受けに落ちる音、待ってました!の気分です。みなさんはどうですか?

 新聞の記事と言えば先日来二つの新聞に新町長が大きく掲載されていました。朝日新聞の方だったと思いますが、保育所に係わる問題で困っている住民に対し、町長が即解決したかのような記事でした。町の職員に確認してみると「ちょっと話が違うで、エライ大げさやな」と言う感じなのです。何か保育所の制度的なことで、根本的な改善に導く力を発揮したのかと思ったのですが、保育士の受け答えに対する住民の苦言に対して、注意を促した程度の”改善”だったようです。

 こんなことは町長でなくても当たり前の対応で、ちっとも特別な事じゃありません。でもまあ、折角新町長を宣伝してくれているのだから、町のイメージを無理やり下げることもないでしょう。ことほど左様に、私の好きな新聞も、たまには眉につばつけて見ている方がいいと思いながら隅から隅まで目を通しています。

 


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すみません、訂正します

(2005年6月5日 日曜日 晴)

 チラリと「この情報はこれでよかったかな?」と頭を掠めた時は、絶対確認をしなければならないと分っていながら、そのまま書いてしまって、やっぱりここで「ごめんなさい」をお伝えする事になってしまいました。

 一つめは5月24日の日記で「4月17日に落選した前町長が、4月20日に決裁のはんこを押しているのは変です」とお伝えしました。ほかの文書では同じ20日付で助役が代印をついていますし、状況としては確かに「変」だとも思います。

 しかし理屈としては成立する事なので、訂正いたします。つまり前町長の任期は4月20日まであったので、当日の押印は可能でした。私は選挙に立候補した時点で、辞職したことになると思っていました。思い込みはよくないとつくづく反省しています。

 二つ目は5月26日の日記です。「町の体育協会がNPO法人を取得していますが」の所です。取得は確かにもう秒読みの段階なのですが、正確には「まだだ」ということです。ちなみに指定管理者制度導入時には、体育館の運営等を体育協会に委託する方向性は担当職員も認めています。

 以上2点の日記について。お詫びいたします。「ごめんなさい」・・・。

 


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大遅刻の新議員説明会と施設視察

(2005年6月6日 月曜日 晴)

 思い込みはいけないと昨日の日記で反省したばかりなのに、今朝もまたとんでもない勘違いをしてしまいました。本日午前中は、新しい議員に今年度の骨格予算を各部長が説明してくれることになっています。議会関係の開会は殆どが10時開始です。いつもの調子で支度をしていたところ、議会事務局長から電話が入りました。ノンビリと電話に出た私に「もう始まっています。9時15分からですがな!」と切迫した声が飛び込んできました。

 エエーッ!!熱い汗と冷たい汗がどっと一度に吹き出て、役場まで転がっていきました。会議室に入ったとたん「これで終わります」の町長公室長の言葉です。あぁ”1時間目”を完全に遅刻してしまいました。公室長ごめんなさい、議員の皆さんごめんなさい、議会事務局にごめんなさい、説明会の申出を受けてくれた町長ごめんなさい・・・みなさんみなさんごめんなさい。穴がなくても入りたい心境で私は小さくなっていました。

 でも立ち直りが早いのが私のいい所で(それで、あんまり反省していないとも見られてしまいます)後はしっかりと各部長の説明を頭の中に入れました。まあ短時間だし質問も出せず、予算書の上をサラーッとなでたような説明でしたが、それでも「町財政の危機的状況が目の前にせまっている」との総務部長の説明には、ひんやりとした気持ちに陥りました。(これが理事者の狙いかも)

 午後からは町のマイクロバスで施設視察です。消防本部、清掃工場、山崎ポンプ場、山崎保育園、水道庁舎、衛生化学処理場、やまぶき園、ふれあいセンターを夕方6時ごろまで慌しく回りました。この日は30度を越す暑い日で疲れました。職員も大変で部長、次長、課長、施設長(係長)が先回りして各施設の玄関前で“お出迎え”です。(恐縮だけれど、なんか大げさ)

 今日の施設見学はホンの入り口、これから平野さんとの会派視察でじっくりと町の全施設を訪れようと思います。受入先がオッケーなら、もちろん住民のみなさんにもお誘いをかけますので、どうぞご参加くださいね。

 私がまだ議員なんて夢にも思っていなかった頃、もう20数年も前の事ですが、住民への町内施設見学が行われていました。人権啓発の観点から取り組まれた事業だと思いますが、いろんな所を見学させてもらいました。

 今日行った清掃工場はもちろん旧の工場へ。山崎保育園を運営している水上隣保館では亡くなられた中村八重子理事長を囲んで、以前まだ和室の事務所だった部屋で話をお聞きしました。やまぶき園は今の民間委託前の、そのまた前の江川住宅にあった出来立ての無認可作業所でした。子育てをしながら、少しずつ社会に目を向けていった30代の私の姿が甦って来ます。恥ずかしい話ですが水上隣保館は山の上にあるのに、何故「水の上」と言うのだろうと思っていた私でした。

 その頃の一つひとつの出会いや学びに、驚きと深い感動がありました。それらは私の今ある基礎を作ってくれたのだと、長い年月を経て初めて気付いたことでした。「暑い暑い」とブツブツ言いながら、馴染んだ施設視察をただこなしているかのような私でしたが、実は上記のような想いが胸いっぱいに広がっていました。議員として再びの新しい一歩に際し、自分だけのうれしい発見をしたようで、なんだか笑みがこぼれました。

 


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3階議会スペースが賑わっているのは良いことです

(2005年6月7日 火曜日 晴)

 今日もいつものように役場に行きます。議員控え室でお昼ご飯を食べていると、K議員がやって来ました。何時も海外旅行に出かけるほどの大荷物姿です。「たいへんやねー」といいながら思わず笑ってしまいますが、K議員の熱心さには私も一目おいています。議員の成果って評価しにくいものですが、荷物の大きさと比例するのかどうかはまだ分りません。K議員が実験台になってくれるでしょう。まあっ、議会当日まっさらの議案書のみを持ってくる議員は、確かに仕事をしているようには見えませんね。

 午後から3階の議会スペースが賑やかになってきました。やまぶき・民主クラブが民生部長、課長、係長と話しています。時間を変えて民生消防常任委員会の新議員がレクチャーを受けています。いま議会は選挙後まもないですから勉強する会派や議員も多いですが、時が経つと共にどうなりますやら・・・。この状態が何時までも続くようにならなければ、住民の信頼を得られるようにはなりません。

 私は旅行と土日の休みで延期していた、数点の情報公開をしてもらうため1階の文化情報コーナーに降ります。役場に出された要望・苦情の内容がわかるものを、ずっと定期的に情報公開請求しています。もちろん「私の声」の投書も含まれます。氏名等個人の情報は一切公開されませんから、安心してください。これらの情報には住民の皆さんの生の声が詰まっています。私にとっては大変貴重で議員活動の根幹をなすものです。驚いたり、共感したり、ちょっと首をかしげたりしながら目を通します。

 役場の回答も含めて納得がいかないものは、担当職員に説明を受け、調査もします。議員としてまた同じ町民として、しんどい想いをしている人の力に少しでもなりたい・・・。そのためには、継続して情報を集めておくことが欠かせません。閲覧してコピーを取るのがまた時間がかかり、結局今日も閉庁のメロディーを聞いてしまいました。帰りに生協に寄って夕飯の買い物をすると、K議員と似たり寄ったりの姿になってしまいました。重〜っ。

 


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議会運営委員会で6月議会の概要明らかに

(2005年6月8日 水曜日 晴)

 議会は議会運営委員会(議運と略します)で決められた通りに進められます。今日開かれた議運は6月21日から始まる定例会の運営について、各会派から一人ずつ出ている委員が議事日程等について確認しあいます。私と平野さんの会派「人々の新しい歩み」からは任期の前半を私が務めます。議運は法制化された会議で委員の役目は重大です。今日は一昨日、昨日の轍を踏まぬよう早い目に役場に到着です。

 今議会の柱は新町長の施政方針と、それに伴う補正予算です。ほかに助役の人事案件や高齢弱者の負担増となる税条令の改正(改悪)等々重要な案件があります。机の上に用意された資料を手にとって先ず見たのが、助役は誰なのかの確認です。現乾助役の名がありました。やっぱりと言うか、当然と言うか、がっかりと言うか賛否はともかくとしての感想です。と同時に新町長の現時点での力量度が明らかになっている人事案件でもあると感じました。

 つまり選挙戦で一騎打ちをした前町長に仕えた助役を、再任する、せざるをえない川口新町長の力の限界を公表した人事案件であると言わざるを得ません。しかし助役に限らず、収入役も教育長も誰も辞職もせず飛ばされずもせず安泰なのですから、こんな人事も有りなのかとも思ってしまいます。まあ、誰にもおもねる必要がない私にとっては、誰が要職につこうと関係ないことです。要するに住民にとって開かれた役場であって、よい仕事をしてくれればよいのです。ぶっちゃけた話、私たちの税金で雇っている職員なのですから、払いがいのある人にして頂戴と言うことです。

 


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少しでも早く議案書が見たい

(2005年6月9日 木曜日 晴)

 お昼に議案書が出来上がると聞いていたので、受取りに行きます。先ずは新町長の施政方針に目を通します。「はじめに」と「むすび」の文章はたぶん町長自身が書いたものと思いますが(全文かどうかは判りません)マアマア良く書けているのではないかと思います。「行動する役場、顔の見える行政を実現する」また「住民と行政の協働のまちづくり」の言葉に「えーっいまごろ?」との感もありますが、新町長の意気込みはうかがえます。

 多分、川口町長は施策のハード面においては前町長と変わらないと思います。それは議員のときに予算も決算も全て賛成してきたことからも明らかです。ああ、今回町長選に出馬を表明してからの予算には、デモンストレーションのためにか?8年間で始めて反対していましたので、正確には「全て」ではありませんが。したがって川口町長には、ソフト面の施策に見るべきものが少しはありそうです。まあハード面には予算が必要ですから、お金のかかる事業をそうそう打ち上げる事は出来ません。

 いずれにしても、施政方針に係わる補正予算は一般会計で約8億8千6百万円です。そのうち財政調整基金に約1億円を積み立て、事業費としてJR新駅の駅舎に約4億4千万円(JRに寄付をする9億円の今年度分)第二小学校校舎建設費等に約2億3千万円を使うと、残りは約1億1千万円です。3月の当初予算で外していたものも今補正で復活させているので、川口町長が新しく組み入れる事が出来る事業費はほんの少しと言うことになってしまいます。

 それでいいのです。お金の掛からない事でやらなければならないことは、無数にあります。私が思うに1億1千万円の中でもいらない事業はあるし、いろんな所にちょっとずついい顔して予算配分しているのはどうかなとも思います。また当初予算のなかにも今回減額しちゃったほうがいいものもあります。そもそも使うお金は元々足りず、2つの基金(町の貯金・・・これがまた乏しくなってきている)から3億5千万円も引き出しているのですから。

 施政方針は町のホームページに、予算書は役場1階文化情報コーナーに早急に置くように、担当課に依頼しておきました。今日も5時30分まで役場にいましたが、なかなか仕事は進みませんでした。あ〜疲れました。

平成17年度一般会計補正予算(第1号)の主な事業
 (単位:千円)
歴史と文化を大切に自然環境を生かした個性と活力のあるまちづくり 37,234
森林保全整備基金積立て 10,000
清掃工場施設整備 17,500
歴史文化資料館管理 400
文化財保護 4,581
町営住宅跡地測量・鑑定等 4,753
住民参加による住民と行政の協働したまちづくり 2,720
駅前行政サービスコーナー設置 2,720
安全で安心して暮らせる豊かな住環境のあるまちづくり 484,587
JR新駅設置 440,500
公園・町道・町営住宅・農業施設整備 24,900
地域通貨事務費補助(島本町商工会) 1,000
AED(自動対外式除細動器)配備 1,534
消防施設整備等 5,884
パトロール実施(メロディパトロール、青色回転灯) 1,509
緊急情報メール配信 1,319
保育所・学童保育室警備 2,941
法定外公共物データベース構築 5,000
保健・医療・福祉の充実した共に支え合うまちづくり 2,685
在宅障害者援護 2,120
母子家庭等日常生活支援 370
地域子育て支援 195
生涯学習の振興と次代をになう子どもたちのふるさと教育の充実したまちづくり 233,453
自学自習力育成 1,000
英語活動推進 112
特別支援教育相談員配置 210
第二小学校旧校舎改築 230,320
生涯学習推進計画策定 1,811


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議員全員協議会・・・やっと出てきたJR西日本

(2005年6月10日 金曜日 晴)

 議員全員協議会(全協)は大きな課題や問題があるとき、理事者がいきなり議場で攻められると困るので、予め因果をふくめておく(?)ために開かれる事が多いです。今回はJR新駅設置事業に係り、駅舎建設費18億円の半分を町が持つことになっていますが、今年の支払い分約4億4千万円の協定書を交わした報告、また地元住民と隣接の第一幼稚園保護者に対して行っている説明会の状況報告、そして駅の東西をつなぐ自由通路のデザインについて説明がありました。

 今日の全協で特筆すべきは、JR西日本がやっと議会に顔を出した事です。福知山線の大事故が起こって少しは思うところあったのかもしれません。住民の皆さんが最も心配している振動・騒音について、その調査費用を町にも負担させるとか、土曜日・祝日にも工事をするとか、夏季は7時まで作業をするとか、どうも厚かましい企業だなーとの印象を受けました。

 私はJR西日本と町が、新駅の周辺住民に行ってきた説明会の記録を情報公開請求で入手していたので、答えのわかっている質問はしなくてすみましたが、いずれにしても既に近隣住民のみなさんには配布されていた工事の資料が、3ヶ月も経てやっと議会に示されたことには大きな疑問を感じました。議会も随分甘く見られたものです。

 さらには、どうも納得できないのが自由通路です。東側と西側から改札口へ行くための橋上通路ですが、JR西日本に何もかも一切を委託し、7億円もの工事費が予定されています。今日そのデザインが明らかにされましたが、通路とは言うものの完全に駅舎のなかに含まれる施設です。駅舎の工事費については既に町が半分を持つ事になっています。したがって自由通路部分の工事費も町とJRで半分ずつ持つのが当たり前だと思います。それはダメと言うなら、町が主体で考えた、もっとコストを下げた自由通路(という名の駅舎)にしてもよいはずです。なーんかJR西日本にうまくやられちゃっている感じがしてなりません。

 


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桜井駅跡発掘調査現地説明会は雨でお流れ

(2005年6月11日 土曜日 雨)

 阪急水無瀬駅から府道(楠公道路)を山に向って行くと青年の家跡はすっかり更地になり、今は発掘調査終了の成果を見る事が出来ます。間もなく再び埋め戻されJR新駅の駅前広場(東側)建設に着手していくことになります。

 今日は現地説明会の日ですが、あいにくの雨降りで中止だろうと思っていました。しかし丁度開始時間の3時ごろには小雨になったので、とりあえず現地に行ってみました。雨の中現場入り口には、教育委員会事務局次長と発掘を担当した社会教育課の嘱託職員がいました。私のように取り敢えず来てみる人に、中止のお知らせを伝えるためです。次長は「雨が止みそうだったので、慌てて高槻から飛んできました」と言っていました。ご苦労様な事です。

 通りかかる人が立ち止まって発掘現場を道路わきから見ていかれます。皆さん割合関心があるようです。担当職員が人びとに説明資料を手渡していました。私ももらいました。資料によると、今回の発掘調査では・道路の側溝・柱列・建物跡・区画を持つすき溝・井戸4基・焼土坑の多様な遺構がで出たことがわかります。これらは鎌倉〜室町時代〜江戸時代のものです。遺物についてはさらに古い時期のものも確認されています。

 私はこれらのことには全く知識がありませんが、地面の下には、いにしえの歴史がそれぞれ隔離された状態で眠っていて、発掘により一挙に今という“時”と繋がる、そのおもしろさ、わくわくする気持ちが湧いてきます。

 少し不満だったのは折角来た人に対して、せめて隣接する町の歴史文化資料館(麗天館という昭和初期の木造建築物)に案内するくらいの臨機応変な対応があってもよかったと思いました。

 後日再びの日程が決まりました。・・・6月15日(水曜日)午後2時30分から

「先月に撮影していた桜井駅跡発掘調査現地」

発掘調査現地

 


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6月議会の会派代表質問は私が行います

(2005年6月12日 日曜日 晴)

 先日の日記でもお伝えしていますが、いよいよ6月議会が21日から始まります。新町長の施政方針に対して、会派ごとに代表質問をします。私たちの会派「人びとの新しい歩み」を代表して私が質問に立ちます。先の5月議会では、全ての議案に対して(と言っても2件しかなかったのですが)質疑をしました。特に第二小学校の解体工事については、独自で入手した様々な資料を使って、多方面に渡り質すことができました。

 しかし5月議会は自席からの質問でした。今度は登壇しての質問です。12年間議員であった時も毎回ドキドキしていましたから(誰も信じてくれないのですが)4年間のブランクはきっと大きいと思います。でもまあ自分自身でも楽しみにしている気持ちもありますし、しゃべりだしたら、任せといて誰にも負けへんでとの自信もあります。施政方針はあれもこれも多岐に渡る項目が並んでいるので、事前準備に結構時間が掛かります。

 以下に私の大綱質疑(代表質問は大綱的な内容にとどめられています。詳細は各常任委員会に付託され審査されます)の項目をお知らせします。本番では質問事項は変えませんが、私なりに調査内容や意見、要望等の「肉付けを」した文章を用意します。

大  綱  質  疑  通  告  書

人びとの新しい歩み(南部 由美子)

* 施政方針作成の留意点および自己採点を伺います。

 川口新町長の劇的誕生から2ヶ月を経ました。僅差ながら住民が川口町長を選んだ現実をどのように理解し施政方針作りに取り組まれたのか、つまり前町長体制のどのような点を是正されようとしたのか、また住民が新町長に何を求めているのかを十分に留意した施政方針になっているのかを伺います。

 いまならまだ住民は町長を核とする町行政を注視していてくれています。住民を十分にひきつける魅力ある施政方針の中身になっているでしょうか。既に示されている事業の大胆な見直し、削減もいまなら可能です。補正予算編成において、留保した或は大幅にカットした事業はありますか。また反対に不要不急の事業を、何らかの力によって予算付けをしたようなものはありませんか。施政方針の出来栄えは自己採点するとすれば何点ぐらいでしょうか。

* 合併問題について伺います。

 「島本が好きだから」と言明されていることから、町長在任中は合併は行わないと理解していいのでしょうか。5月末に告示された「自主的な市町村の合併を推進するための基本的な指針」についての見解を示してください。

* 財政問題について伺います。

 財政の収支見通しによると現状のまま手をこまねいている限り好転は望めません。「もったいない」精神と「入るを図って出るを制す」の具対策を示してください。策に沿ったシミュレーションが必要ですがいかがでしょうか。「地方公共団体における行政改革の推進の為の新たな指針」中のどのメニューを何時選択するのかを示してください。また歳入における取りこぼし、取りすぎの発生はありませんか。16年度における収入未済状況、不納欠損はどうなっていますか。

* 機構改革・事業の統廃合・人事異動・三役を含む給与、退職手当て・互助組織の見直しについて伺います。

 現状の問題点はどこにどんなものがありますか。是正のための具対策を示してください。また町長は職員との面談で何を得ましたか。臨時職員との面談は今後されますか。

* JR新駅設置事業について伺います。

 新駅設置による列車運行上の安全対策は万全ですか。財源の1つである町営住宅跡地は予定している価格で売却が出来ますか。自由通路の建設費は過大ではないですか。JR西日本に負担を求めるべきではありませんか。駅西側の開発は行いませんか。景観保全のためには景観条例が必要ではありませんか。環境基本計画で保全の担保が可能ですか。

* 住基ネットワークシステムについて伺います。

 町の住基カード発行実績から、その費用対効果について示してください。ネットワークシステムからの離脱をもとめますが、見解を示してください。

* 地下水保全について伺います。

 地下水位は復活しているのではありませんか。水道水の地下水100パーセント実現は可能ではありませんか。関連して水道庁舎の指定管理者制度の導入は計画されていますか。

* まちづくり基本条例について伺います。

 まちづくりは住民ひとり一人が自ら考え、行動する事による「自治」が基本です。住民自治のための行政のサポートについてどのように考えますか。検討のためのワーキンググループ作りについては実施しますか。

* 介護保険制度、障害者支援費制度の改正について伺います。

 いずれも改悪が予想されますが、見解を示してください。真の当事者利益になる制度のために行政のなすべき施策はなんですか。

* 保育(含学童保育)・幼児教育についてうかがいます。

 現状課題と課題解決のための施策と将来展望について示してください。

* 鶴が池住宅跡地の利用について伺います。

 町長はかって葬祭場建設を表明していますが、いまも意志は変わらないですか。必要の具体的根拠と構想を示してください。

* 最後に憲法問題について伺います。

 現憲法についての見解を示してください。また、「教育」の名のもと強制される「日の丸・君が代」については、憲法をおかすものと考えますが、明確なお答えをください。

 


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文化推進計画策定に向けスタート

(2005年6月13日 月曜日 晴)

 10時から文化推進委員会を傍聴します。今年の12月ごろの策定を目途に、島本町文化推進計画の検討が始まりました。国分寺市の計画を参考にしたという社会教育課作成の「素案」のたたき台が示されました。

 改めて文化って何?と問われると、なかなか一言では表現出来ないですね。文化祭、文化勲章・・・そう文化鍋だって「文化」なのです。私はモノやコトで表現する文化より、一人ひとりの人間が生きてきたその道筋こそが文化じゃないかしらと思っています。でもまあ、そんな抽象的なものでは自治体が定める計画にはならないわけです。たたき台では歴史文化・芸術文化・環境文化・地域文化の4つの文化活動にうまく分けられていました。

 最初の間、し〜んとしていた委員会でしたが、「島本らしさ」というキーワードをきっかけに、なるほどと拍手しそうな味のある意見がつぎつぎと出てきました。「競い合う文化じゃなくて、誇れる島本の街の文化をみつけよう」「有名じゃなくても、愛着を感じるほうがいい」「お金をかけなくても出来る事がある」「目的の1パーセントでもできればよい。言い続けてコツコツやっていくことが大切」等々の意見に私も頷きました。職員も良い意見を述べていました。

 午後からは、民生部長に会派として説明を再度受けました。今のところ川口町長の最も評価できる点は、説明責任を果たすことに前向きな姿勢がみられる点にあります。随分改善されてきました。以前なら担当職員には再度求める事もありましたが、部長の再登場までは余りなかったように思います。よいことです。

 


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島本町でも「職員厚遇問題」の監査請求出る

(2005年6月14日 火曜日 晴)

 大阪市の「ヤミ退職金」が騒がれ始めて、吹田市に勤めていた夫も定年退職時に「それ」をもらっていた事に初めて気付きました。連綿と全ての退職者が当然のごとく受け取ってきた「退会給付金」。夫も間違いなく、何の違和感もなくもらったと思います。その後しかるべき所から「返して」とも言うてこないし、夫も自分が悪いことをしてもらったお金とは思っていないし、私も自分のお金ではないのでそのままにしています。

 最もこれは我が家に限っての事情であって「ヤミ退職金」を制度や運用の点からみれば、やはり違法性を認めざるを得ないと思われます。法律論争についてはいずれ最高裁の判決が出されますが、自治体職員の福利厚生事業のうち、最速に是正すべき最大の事業である退会給付金を初めとして、時代に見合った福利厚生事業にしていかなければならないことは言うまでもありません。

 「これからはちゃんとするから」と言うたとしても「そんなんあかん、なまぬるい!関係した人間、組織からお金を返させなあきません」と府内数ヶ所の自治体で監査請求が行われています。島本町でもH議員と支援団体のメンバーが「島本町職員措置請求書」(監査請求)を出したことを、Hさんのニュースで初めて知りました。Hさんからは書面をもらっていませんが、町の行政委員会事務局から提共してもらいましたので、末尾にそのまま掲載しました(字体は変えています。資料は省いています)。少し長いですが読んでみてください。60日以内に監査委員が結果を出します。

 茨木市、大東市ではいずれも請求人の請求を退けています。吹田市では訴訟に至り既に最高裁まで行っています。島本でも訴えの性格上当然最高裁までを覚悟しての措置請求でしょうから、本当にご苦労さまなことだと思います。島本町を相手に2つの訴訟を勝利した私です。裁判の長い道のりで、アドバイス等必要な時はいつでもお役に立てると思います。

 「それにしてもHさんも水くさいわ。遠慮せんと一声掛けてくれたらええのに」と私がつぶやいていると、夫が言いました。「退会給付金をもらったボクに気ぃ使うてくれてはんねんで」と。「ああ、そうやね」と納得した私でした。

島 本 町 職 員 措 置 請 求 書
島本町長に関する措置請求の要旨
請求の要旨
 島本町は大阪府内42市町村職員が加入する社団法人大阪府市町村職員互助会(以下 互助会という)に対し、従来から職員福利厚生費として補給金を支出してきた。

 地方公共団体による補助金の支出は、公益上の必要のある場合に限られる(地方自治法232条の2)。

 町長及び支出手続担当者らは、既に、1978年2月には、各報道機関が、大阪府市町村職員互助会の支給する「生業資金」、「退会給付金」が、「第二退職金」、「ヤミ退職金」との批判がされていたにもかかわらず、漫然と、互助会補給金の支出を続け、また、退会給付金等を退会者に支給している。

 2005年3月18日には、「生業資金」につき、「大阪府の市町村で“第3退職金”1人255万を上乗せ」との報道もなされている(資料1)。

 これら、「退会給付金」、「生業資金」の原資は、共済費(職員互助会)名目で計上され、互助会に支出されている補給金であり、住民の税金である。互助会は職員の保健、元気回復その他の厚生に関する事項の実施を定めている地方公務員法42条に基づく厚生制度であると町は説明している。

 互助会は会員の会費(掛け金)と市町村からの公費(補給金)で運営されており、給付事業は多岐にわたるが、その事業の中でも大きなものは給付の8割以上を占める退会給付金である。職員厚遇問題等にも鑑み「今後、公費負担のあり方は社会通念上理解が得られるよう、個人掛け金と事業主負担分が1対1(平成16年度は1対1.6)になるよう補助率を下げる改善要望している。」と島本町議会平成17年度第1回定例会にて理事者は答弁をしてはいるが、公費負担を廃止するまではいたっていない。

 島本町の互助会への公費負担分は平成15年度では3,239万3,032円で1人あたり平均11万円にも及び、これは批判を浴びている。大阪市を上回る額である(資料2)。

 島本町にかかる互助会からの退会給付金及び生業資金の平成15年度から平成16年度までの支給額は以下の通りである。(資料3)

退会給付金
生業資金
平成15年度
78,107,947円
16,040,558円
平成16年度
96,004,585円
19,445,148円
合計
174,112,532円
35,485,706
 退会給付金は平成15年度では1人平均459万4,585円、平成16年度では1人平均480万229円支給されている。1980年3月以前から在職していた退職者全員に「生業資金」が支給されており、平成15年度では1人平均123万3,889円、平成16年度では1人平均108万286円支給されている。退職時に町から支給される約2,000万〜3,000万円の本来の退職金に上乗せして互助会から退職給付金、さらに生業資金を支給されているのである。これらの高額の給付は職員の元気回復の目的を定めた地方公務員法42条の福利厚生事業の趣旨から大きく逸脱しているのは明らかである。

 すでに大阪高等裁判所第13民事部、平成16年2月14日判決において、「大阪府市町村互助会に対する補給金のうち社会的相当性を逸脱した高額の退会給付金の支給に充てることを実質上の目的とした補給金の支出は、相当性を越える部分について、地方自治法204条の2の趣旨を潜脱するものであって、補助金の支給として同法232条の2所定の公益性の要件を欠き、違法である」との判断がなされている(資料4)。

 2005年4月23日には兵庫県町村職員互助会は今年度からヤミ退職金を廃止と報道されている(資料5)。

 2005年5月16日、大阪市監査委員は大阪市の職員互助組合連合会(互助連)のヤミ年金・退職金については「法的に定められた退職金や年金への上乗せで、条例に基づかない給与と同じ」として違法と認定し、互助連などから137億円を市に返還させるよう市長に勧告した(資料6)。

 自治体財政は逼迫し、住民負担は増している状況のなか、このような、互助会への公費負担のあり方は、法的な問題とともに、住民の理解が得られるものではないことを示した判断である。

 新聞報道によると、「退会給付金」「生業資金」の7割以上が、自治体が拠出した「補給金」が原資になっている(前掲 資料1)。

 退会給付金制度自体がおよそ広く知られるようになったといえるきっかけは、昨年末から、本年に至る一連の大阪市ヤミ手当、カラ超過勤務手当事件の報道であり、一連の「大阪市問題」の渦中で報道機関が取り上げたからであると考えられる。

 したがって、監査請求の期間制限の徒過については、正当な理由がある。また、先に述べたように、退会給付金の原資は、そのおおよその7割を補給金に依存しており、互助会が退会する会員に支給する退会給付金等は、実際上の趣旨、金額、給付の時期からみて、その相当性を超える部分については、実質的に、地方公共団体が退職した職員に支給する退職手当の上乗せを図っているといわざるを得ない。地方自治法204条の2は地方公共団体が法律及び条例に基づかないで職員に給与その他の給付を支給することを禁じており退会給付金、生業資金は、その趣旨を潜脱するものであって、補助金の支給として同法232条の2に違反する。

 以上から、請求人は、地方自治法242条1項の規定により、監査委員に対し、下記の内容の措置を求める。

1 平成15年度から16年度までの退会給付金・生業資金の総額2億959万8,238円のうち、町が支出した補給金相当額(同給付の7割にあたる)の1億4,671万8千円を町長、支出手続担当者、受給した職員個人及び大阪府市町村職員互助会に対して連帯して返還を求めること。
2 監査請求日の翌日から起算して、上記期間の退会給付金、生業資金に含まれる公費相当分につき、町長、支出手続担当者、大阪府市町村職員互助会は、連帯して完済にいたるまでの年5分の遅延損害金を町に対し、支払うこと。地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求します。
2005年6月14日
島本町監査委員 様


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今日は晴れた桜井駅跡発掘調査説明会

(2005年6月15日 水曜日 晴)

 すごくたくさんの人が説明会に参加されました。発掘現場に降りることが出来ましたので、遺跡の状況がよくわかりました。柱跡の深さや井戸の規模など、周りから眺めているよりずっと迫力がありました。特に井戸には興味が惹かれました。今も水が湧いている井戸もあり、時代を超えた人びとの営みが一挙に身近なものとして感じられました。

 皆さん口々に自分の思い描く当時の姿を楽しげに語り合ったり、調査員に説明を求めたりしています。遺跡の発掘はしんどくて地道な作業です。よほどの発見がない限り保存される事はなく、ここもまた再び埋め戻されて駅前広場の地下に封印されてしまいます。悠久の時の流れを僅かの間ではありますが覗いてみる事が出来た、この満足感が皆さんの笑顔に現れていたように思います。私もなんだかとてもうれしかったです。

 6月11日の日記にも写真を添えましたが、本日撮れたて(?)の遺跡写真もどうぞご覧下さい。

中世の井戸

江戸時代の井戸

出土品その1

出土品その2

 


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住基ネット裁判傍聴

(2005年6月16日 木曜日 雨のち曇)

 大阪地方裁判所10時開廷の裁判ですが、本日の証人は府内各自治体で住民基本台帳ネットワーク事務に携わっている職員数人が出廷します。傍聴人が多くなる事が予想されるので、早めに出かけることにします。私は個人情報保護と費用対効果の観点から、住基ネットは百害あって一利無しと思い原告の一員となっています。

 午前中の証人は吹田市と柏原市の職員でした。主尋問は打ち合わせが出来ていてスムースに進みますが、原告側の弁護士による反対尋問には、しどろもどろな場面が多く展開しました。重要機能室を設け住基ネットコミュニケーションサーバーを入れて、入退出管理簿を備え付けていても決して万全ではないことがわかりました。ウイルス対策にはタイムラグが生じるし、出入の管理簿は漏れがあるかもしれないとの証言がなされたことからも証明されました。

 また住基ネットによる住民票の発行のメリットは今だ確認できないこと。したがって支出金額はメリットに匹敵しないこと等、被告側の証人でありながら原告有利の証言をしていました。今日は私がよく知っている弁護士さんが2人、弁舌巧みに大活躍で被告(国、府)の弁護士たちはカリカリしていました。

 午前の部が終わるとA弁護士が私に選挙のトップ当選を祝福してくれました。午後からはJR新駅に関し近畿運輸局に訪問の約束をしているので、残念ながら裁判所を後にします。

 


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今年も第三小学校学習田で田植え

(2005年6月17日 金曜日 晴のち曇)

 10時過ぎに役場の文化情報コーナーにいると、高槻ケーブルテレビのカメラマンがやってきて広報担当者と打合せをしています。どうやら三小の5年生が例年取り組んでいる田植えの取材にきたみたいです。私が見にいければよかったのですが、抜けられなかったのとデジカメも持っていなかったので夫に電話してみました。引き受けてくれたのでよかったよかった!

 三小の横からふれあいセンターあたりまで桜井西の田畑が広がっています。島本に残る数少ない貴重な景観です。菜の花、れんげ、コスモス、ひまわり畑が住民に開放されて、みんながホッとする農空間が季節ごとに出現します。これはこの地の桜井実行組合等の方々が、ふるさと島本づくりに汗を流されている成果なのだと思います。

 三小の学習田は、数年前から組合が無償で貸してくださっています。そして毎年この季節、「特色ある学校づくり」の一環として5年生が田植えをしています。折々の観察を経て10月に稲刈りを行い、11月には全校生徒が農家の皆さんや地域の方々と共に、新米を頂くことで総合学習の仕上げとなります。

 夫の話では、ぬるぬるの田んぼにへっぴり腰で入っていく子どもたちが、大先輩たちに教えられながら、腰を折りか弱い苗を大事そうに差し込んでいく様子は、真剣で清々しいものだったといいます。子どもたちの笑っている素敵な写真もあったのですが、個々人の方に了解をもらう事は出来ないので、個人が特定できる顔や体操服の名前が判からないような写真を選びました。山の緑と田んぼの水面(みなも)に映る子どもたちの姿、何時までもこうあり続けて欲しいと皆さんもお感じになりませんか?

「桜井実行組合の皆さんが子供たちにマンツーマンで指導しています」

「緑の中 田植えが始まるぞ!」

「今日は梅雨の晴れ間 体験学習日和」

 


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条件に合う保育サポーターが見つかりましたか?

(2005年6月18日 土曜日 晴)

 10時から社会福祉協議会がセッティングする集まりに出かけます。保育サポートを欲する人とサポートをする人との出会いの場づくりになるようにプランニングされた会合に参加することが目的です。出会いに先だって、保育サポートを起業された方の話を聞きました。

 私は月曜から金曜の毎朝約1時間弱の保育サポートをして1年3ヶ月くらいになります。保護者が出勤してから小学校に送り出すまでの時間を一緒に遊んでいます。学校が休業中は学童保育室までの送りが入ります。この状況の保育だと議会がある日もやっていけるので続けていっています。これ以上新らしいサポートを増やす事は出来ないのですが、今日は会場の手伝いもかねて出席しました。

 保育サポーターは次世代育成支援のメニューとして町の「子育て支援プラン」にもあげられています。また、今議会の補正予算に計上されている「母子家庭等日常生活支援員事業」の支援員としてもあてられると聞いています(ただし、ヘルパー資格も必要)。また個人契約の直接の需要もだんだん増加していっています。需要者の個々のニーズにそう柔軟なサービスと「明日からみて欲しい」のような緊急性に応えるサポートは、今後ますます求められるのではないかと思います。

 ずらーっと(まではいきませんが)サポーターが座っている所に、条件に合うサポーターを探そうと利用者(その予備軍も含めて)が巡回してこられます。私の前にもお母さんと女の子が座りました。お話しを聞いていると、厳しい勤務状況です。月に何度かは土日もサポートが必要のようです。結局同じグループのメンバーと話し合って、なんとかみんなでサポートできないかしらということになりました。私の場合、平日の日中は公務が入る可能性が高いのでもう無理。朝だけで手一杯です。けれど毎週はダメでも、土日の保育ならなんとかいけるかもしれません。とりあえずは近々に、この親子のサポートについてグループミーティングを持つことにしました。7月早々には答えを出してあげなくてはなりません。努力して乗り切る事ができるようにしなければと思います。

 


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あさってから議会なのに、いまだ準備中

(2005年6月19日 日曜日 晴)

 今打っているパソコンの回りも足元も書類だらけです。いつもはたとえ紙切れ一枚でも不必要なものを視野の届く範囲に出しておくのは嫌なのですが、ああ、もうあさっては議会が始まります。この日が来るのはとうにわかっているのに、それに毎日サボっているわけでもないのに、今日に到ってもこのゴミ溜め状態です。会派代表の質問内容と各議案の質疑内容の精査が、まだ出来ていません。この書類の山から、これいる、あれいらない、どれとどれを引っ付けようとかを考えながら取捨選択していかなければなりません。

 自己嫌悪に陥りながら12年間、何時も議会当日を迎えていました。準備万端整えて議会に望む、これだけは改善すると心に誓って今回議員活動を再開したのに、やっぱり体にしみ付いた悪しき習慣からは逃れられませんでした。幸か不幸か、議席に着くと猛スピードで頭が回転し始めるので何とかやってこれたのかなと思っています。傍から見ると、涼しい顔をしているようにとられるのですが、ホンマに頭の中はいつも火の車です。

 溜まっていた日記をやっと打ち終えました。さあ!気持ちを切り替えて、議会に向って遅まきながらのラストスパートです。

6月21日(火曜日)〜22日(水曜日)10時開会  役場3階議場です。

誰でも何時からでも、何時まででも傍聴できます。どうぞお越しください。

今議会からは川口町長も本格的に発言する事と思います。それもお楽しみに。

 


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教科書選定は大事な問題だから、学習会に行きました

(2005年6月20日 月曜日 晴)

 明日から始まる議会お知らせのニュースですが、全町配布が間に合いませんでした。ごめんなさい。せめてもとご近所と支援をしてくださっている方々へはビラをお配りいたしました。(配布の抜け落ちがありますが、これもまたごめんなさい)。ビラには、議会が迫った私のあたふたぶりを記した日記の一部と新町長の施政方針に対する私の質問内容を掲載しました。議会の日程は、近頃は町の広報紙やホームページで知らされるので、皆さん最低限の日時はつかんでくださっていると思いますが、でもやはり次回からは私がちゃんと全町の皆様へお知らせさせていただかなければならないと思っております。

 そんなこんなのバタバタ最中ですが、10時、澤嶋さんが開いた学習会へ駆けつけます。澤嶋さんの事務所で開いた参加者数人のこじんまりした勉強会でしたが、講師のFさんも西宮から出席の旧友0さんも選挙以来の再開でうれしかったです。学習内容は「来年町の中学生が使う教科書はどんなん?」をメーンに、「危ない教科書」の中身を解説してもらいました。とんでもない事実誤認や、ゆがめられた歴史認識や男女不平等や、「えーっ!」と驚く記述が随所に出てきます。何ぼなんでもこんなひどい教科書は採択されへんでと思いますが、安心感の影でジワジワ進んでいる自治体もありますから要注意です。

 そこで、来年使用候補のいろんな教科書を展示している教育センターにぜひ足を伸ばして、実際に手にとって見て欲しいのです。住民のチェックが「危ない教科書」をシャットアウトする一番の力なのですから。7月6日まで見ることが出来ます。

 


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今日のメイン議案はなんたって助役の人事案件です

(2005年6月21日 火曜日 晴)

 何時の場合も人事案件は水面下でお膳立てがきっちりできていて、議会は形だけオッケーを与えてきたのが現実です。しかし今回は土壇場でどうなるかわからないモヤモヤムードが、本会議今日、当日になっても何となく漂っていました。

 それは川口新町長が誕生したからです。川口町長は前村田町長と一騎打ちの選挙戦を戦い勝利しました。したがってもろ手を上げて村田さんを応援した山吹民主クラブと緑風純政会及び公明党の多数派議員たちが、果たして川口町長が押す現乾助役の再任に同意するのかしないのかは、理事者にとってハラハラドキドキだったはずです。最も本日の土壇場までにはそれなりの多数派工作や駆け引き?も行われて、確信を得たからこその議案上程であったことは間違いありませんが。

 理屈から言うと彼らは前村田町政を支えたナンバーワンの乾助役にノーを示すのが当たり前なのですが、そうならなかったのは如何にも“島本らしい”曖昧さなのか、日和見的姿勢なのか、はたまた賢さなのかはよくわかりませんが、結局賛成をしました。もっとも川口町長は自分たちと同じ穴の狢(8年間は川口さんも村田町政を支える“お仲間議員”の一人だったのですから)と踏んでいますから賛成もしたのでしょう。

 その他ではちょっと面白い現象が起こりました。公明党の表決です。“与党”のくくりから抜け出して「政治的な判断から、保留する」との討論をして退席してしまいました。よほど村田さんを応援肩入れしていたのか、乾助役と確執があったのかはわかりませんが、山吹民主クラブや緑風純政会の“大会派”の言いなりにはならなかったのです。今までどんな場面でも追従の姿勢をとってきた公明党が、独自の判断を示したことに「ヘ〜っ」と私は驚きました。

 かたや共産党は、共産党系の職員組合が堂々組合ニュースで川口町長を応援したと表明していましたので賛成するのかなーと思いましたが、乾助役の元「青年の家」譲渡にかかわる法令解釈に関しての答弁内容が許せないと討論し、反対しました。

 さて私の表決です。私はしっかりと討論をおこない賛成しました。私は本議案に対して厳しい質疑をしましたし、もとより両町長候補のいずれも応援していないことを公言していましたから、反対すると思っていた周りの議員たちからはちょっとザワッとした空気が流れました。

 村田町政のもと、役場の内外に行使されてきたある種圧政とも取れる施策展開に住民の過半数が感覚的にノーを突きつけたのが、今回の町長選の結果だと私は思っています。川口町長はそんな住民の思いや願をうけとめる役目を先ず果たさなければなりません。このことは川口町長にとって苦手な役割ではなく、むしろ得意とする分野だと思います。

 しかし、町政は住民へのパフォーマンスで進んでいくわけではありません。むしろ大、大部分は住民が興味も示さない地味な日々の積み重ねの上に成り立っているのです。ここがしっかりしていないと、一時のスタンドプレーなんてアッと言う間に崩壊し、瞬く間に住民サービスに支障をきたす事態になってしまいます。この点において、残念ながら今まだ川口町長では力がありません。好むと好まざるに係わらず、その役割は乾助役において他はないと私は判断しました。

 再びの就任挨拶に立った助役は「お礼を申し上げる」の言葉と同時に「忸怩たる思い」との発言をし、この思いは仕事の中身で払拭していくとの、異例の挨拶をしました。歯の浮くような紋切り型よりも、挨拶を受けた方は少々気分は悪いけれど、私は「その心意気忘れんと意地見せてや」との気持ちになりました。

 


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改悪です!今まで非課税だった人にも町民税が掛かるようになります

(2005年6月22日 水曜日 晴)

 今日は6月議会前半の2日目です。昨日も今日も傍聴をする人は多いです。午後になるとぐっと人数は減るのですが、朝のうちは2日間とも十数人は来ておられました。ありがとうございます。

 昨日の日記は助役の選任に絞って書きましたが、住民の方々から見れば別に誰が助役になろうと殆ど関係ないことでした。皆さんに直接係わる税条例の改正の議案より、助役の人事案件の報告を優先してしまった私でした。申し訳ありません。お許しください。改めて改悪条例の中身をお知らせいたします。

 今までは非課税であったのに、今年の1月1日に65歳の人で、合計所得金額が125万円以下の人にも税金がかかるようになります。所得割り、均等割り共に非課税が段階的に廃止されます。平成18年度分3分の1、19年度3分の2、20年度分からは全額が廃止となります。所得125万円は年金額で言うと245万円に相当します。夫婦で年金245万円の場合、この制度改悪で今まで0円が4千円〜2万5千6百円の税負担となります。また単身者だと同額年金で4千円〜4万1千7百円もの負担となります。

 新たな税負担が生じるだけではありません。この改悪により、今まで減免の対象となっていた生活にかかわる他制度にも様々な負担が加わってくることになります。年金245万円は衣食住にかかわる支出を差し引くと、決して豊かな生活を営むに足る金額ではありません。このような階層から更なる支出負担を求める国の税制改正を、そのまま町の条例改正とする議案には反対しました。(賛成・・・山吹民主クラブ、緑風純政会、公明党。反対・・・人びとの新しい歩み、共産党)

 さて、本日は町長の施政方針に対する各会派の代表質問がおこなわれました。会派「人びとの新しい歩み」は5会派の真ん中3番目に、私が行いました。(このあと委員会審査が控えているので質問は大綱質疑とします)内容は末尾に掲載しました。出来はまあまあかな?と思いましたが・・・。新人ではただ一人、野村議員が緑風純政会を代表して質問しましたが、なかなか立派な出来栄えで感心しました。尚、委員会及び後半の本会議の日程は次の通りです。

* 総務文教常任委員会・・・6月27日(月曜日)

* 民生消防常任委員会・・・6月29日(水曜日)

* 建設水道常任委員会・・・7月1日(金曜日)私が所属する委員会です

* 後半本会議・・・・・・・7月11日(月曜日)、12日(火曜日)私は一般質問します

 時間はいずれも10時開会です。場所は役場3階。傍聴何時でも可能です。

大  綱  質  疑  通  告  書

人びとの新しい歩み(南部 由美子)

* 施政方針作成の留意点および自己採点を伺います。

 川口新町長の劇的誕生から2ヶ月を経ました。僅か411票の僅差ながら住民が川口町長を選んだ現実をどのように理解し施政方針作りに取り組まれたのか、つまり前町長体制のどのような点を是正すべきとされたのでしょうか。また住民が新町長に何を求めているのかを十分に留意した施政方針になっているのかを伺います。

 いまならまだ住民は町長を核とする町行政を注視していてくれています。住民を十分にひきつける魅力ある施政方針の中身になっているでしょうか。既に示されている事業の大胆な見直し、削減もいまなら可能です。補正予算編成において、留保した或は大幅にカットした事業はありますか。また反対に不要不急の事業を、何らかの力によって予算付けをしたようなものはありませんか。施政方針の出来栄えは自己採点するとすれば何点ぐらいでしょうか。

* 合併問題について伺います。

 町長は選挙公約において「島本が好きだから」と明言されています。そして施政方針の中でも「島本が好きだから」と誰もが言えるような島本町にするため、全力を傾注すると宣言してもおられます。この様な熱い言葉から町長在任中は合併は行わないと理解していいのでしょうか。しかし総務省は5月末に告示された「自主的な市町村の合併を推進するための基本的な指針」のなかで、まだまだ市町村合併を推進しなければならないと、都道府県において「自主的な市町村の合併の推進に関する構想」を作成せよと定めました。基本指針についての見解を示してください。

* 行財政問題について伺います。

 財政の収支見通しによると現状のまま手をこまねいている限り好転は望めません。「もったいない」精神を発揮し「入るを図って出るを制す」の施策が求められます。その具体策を示してください。「もったいない」の言葉は、ノーベル平和賞受賞者のケニア副環境相ワンガリー・マータイさんが提唱した「もったいない運動」により世界に広がりつつありますが、かっては私たちにとって身近に馴染んだ美しい日本語です。もとより環境に配慮した循環型社会の構築を実践するキーワードとして再登場してきた言葉ですが、その精神を全ての施策展開のバックボーンに据えるべきではないでしょうか。財政状況改善の具体策に沿ったシミュレーションが必要ですがいかがでしょうか。施政方針に示された「地方公共団体における行政改革の推進の為の新たな指針」は昨年12月に策定、3月末に通知された新地方行革指針です。当町の第三次行政改革実施計画との整合性はどうでしょうか。何時どのようなメニューを選択するのかを示してください。

 さて、財源確保は徴収事務の完結が基本です。額のいかんを問わず徴収もれ、また反対に過剰徴収の発生はありませんか。また2004年度における収入未済状況、不納欠損はどうなっていますか。

* 機構改革・事業の統廃合・人事異動・三役を含む給与、退職手当て・互助組織の見直しについて伺います。

 長い間町長は行政職員から選ばれてきました。業務に精通しているとの安心感よりも、今選挙で住民が町長に求めたのは、未知数であっても新しさや期待感に対する信託だったと思います。2000年12月議会において、当時の川口議員は次のような決算討論をしています。「〜リーダーシップ、求心力を発揮し、地域に内在する可能性を引き出し、地域の基礎体力を高めつつ、大胆に、緻密に、勇気と自身を持って想像力に満ちた、創造性あふれる行財政運営を要望する。」。随分盛りだくさんの要望ですが、4年半後川口町長となった今、そっくりそのまま自分自身に求められる要望事項となりました。これらの事を達成する為には、役場の機構、人事の活性化適正化が不可欠です。標記の点について現状の問題点をどのように認識し、どう改革していかれますか。具体的に示してください。

 また町長は職員との面談を行ったようですが、得るものはありましたか。臨時職員との面談はどうだったのですか。今後実施されますか。

 互助会等における職員厚遇問題についての認識と、早急なる改革の実施を求めます。尚、職員の厚生にかかわる町の法令整備が必要と考えますが、いかがでしょうか。

* JR新駅設置事業について伺います。

 JR福知山線における悲惨な事故は憤りと悲しみの極みです。同じJR西日本による当町内の新駅となりますが、列車運行上の安全対策はなにをもって万全と言えますか。財源の1つである町営住宅跡地は予定している価格で売却が出来ますか。自由通路の建設費は過大ではないでしようか。JR西日本に負担を求めるべきではありませんか。駅西側の開発は行いませんか。景観保全のためには景観条例が必要ではありませんか。環境基本計画で保全の担保が可能ですか。

* 住民基本台帳ネットワークシステムについて伺います。

 住基ネットにかかわり相反する司法の判断が出ました。国が進める施策に対して個人の尊重、つまりプライバシーの保護を保障することも含んで定められた憲法13条に違反すると明言した金沢地裁の判決は、住基ネットの根幹を揺るがす大きな意味を持っています。私は個人情報保護と費用対効果の観点から、百害あって一利無しと考え「住基ネット差止め訴訟」の原告となっています。私たちは先日町長に対し、申し入れを行いました。その回答には「〜将来に渡って絶対安心であると油断するのは禁物であります〜」とありました。

 また6月16日に行われた私たちの裁判においても、自治体職員の証言はセキュリティの不完全さと費用対効果からは、住基ネットによるメリットは確認できないとの証言がありました。当町における住基カード発行の実績と、その費用対効果について示してください。またネットワークシステムからの離脱をもとめますが、見解を示してください。

* 地下水保全について伺います。

 3月末日に出された「地下水検証報告書」(最近の観測井戸の水位について))によりますと「浅層地下水観測井の3井戸においては、水位の低下は見られない。藤ノ木深井戸深層地下水は水位の上昇が続いており、1988年時点の水位に近づきつつある。」との報告がされています。地下水位は復活しており、水道水の地下水100パーセント再現は可能ではありませんか。民間事業者のくみ上げ量抑制、雨水の涵養、節水への取り組みによって、より現実的に考えられるのではないでしょうか。関連して水道庁舎の指定管理者制度の導入は計画されているのかを伺います。

* 「まちづくり基本条例について」は質問を取り消します。

* 介護保険制度、障害者支援費制度の改正について伺います。

 あと3ヶ月と少しで介護保健施設の居住費と食費については保険給付の対象外となります。また来年の4月からは軽度の高齢者に介護予防事業いわゆる「筋トレ」等を地域支援事業として創設し、ヘルパーの家事援助を削減していきます。一方認知症、一人暮らしの高齢者を地域で支える地域密着型サービスを創設します。これらのサービスは介護保険が将来に渡り国民生活の安心を支えると言うのですが、納得がいきません。

 また障害者の支援費制度の改革が障害者の声を聞く事無しにグランドデザイン案(障害者自立支援法)となります。支援費は介護給付へと変更、移動介護は支援費からはずれます。「支援費制度が出来て、さあやっといろんな所へ行ける」と社会参加を始めた障害者が再び行動を制限されてしまいます。いずれも市町村の負担増になるため、改悪が予想されますが、見解を伺います。両制度が真の当事者利益になるために、行政のなすべき施策をどのようにお考えでしょうか。

* 保育(含学童保育)・幼児教育についてうかがいます。

 少子化に歯止めが掛かりません。晩婚化、未婚化が主な原因と言われますが、女性が働きながら安心して子どもを育てる環境整備が十分でないことも少子化の大きな要因となっています。2003年7月に制定された次世代育成支援対策推進法により、自治体は子育て支援に関する行動計画を策定しています。「島本町子育て支援プラン」は一人の子どもが誕生して成長していく過程を、総合的に支援していくための計画となっていると思われますが、子どもの保育・教育についての現状課題と課題解決のための施策を示してください。

* 鶴が池住宅跡地の利用について伺います。

 町長はかって、住宅跡地に葬祭場建設を表明していますが、今も意志は変わらないですか。必要の具体的根拠と構想を示してください。

* 最後に憲法問題について伺います。

 現憲法についての見解を示してください。また、「教育」の名のもと強制される「日の丸・君が代」については、憲法をおかすものと考えますが、明確なお答えをください。

以   上


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新駅近隣のみなさんから「議会も町行政も住民を無視している」との怒りの声が・・・

(2005年6月23日 木曜日 晴)

 JR新駅設置に係わり、軌道(線路)移設等の工事着手に先立つ近隣住民の皆さん(第一幼稚園保護者も含む)への説明会が行われています。3月23日が1回目なのでもう3ヶ月を経ていますが、JR西日本及び島本町の説明には納得をされておられません。さらには議会に対しても「町議会でこの問題(軌道移設工事)が取り上げられたことも無くまた議員からも何の質問も出されていないと認識している」との厳しい声を頂いています。JR西日本はもとより「町や議会の住民無視の」姿勢に怒っておられるのです。

 6月13日付の上記内容を記した青葉ハイツ、コーポ水無瀬の両自治会・管理組合からの文書を私たち議員は20日に入手しました。私は駅設置に係わる工事は、工事中も工事後も何より安全・安心が保障され、近隣住民の生活環境が前より悪くならない、このことが保障されなければ進めることは出来ないと思います。住民の皆さんは駅を作るなとは言っていません。工事中の不便さも騒音、振動も我慢するとも言っています。ただただ駅完成後の環境の悪化を心配しておられるのです。至極真っ当なことだと思います。

 議会からのアプローチについては少し言い訳めきますが、私たちが近隣のみなさんへの説明内容を知らされたのは6月10日の議員全員協議会でありました。(6月10日の日記で報告しています)その場では私も含めて、騒音・振動をはじめ環境悪化に対する懸念が複数の議員から出されました。私は初めて出席をしたJR西日本に対して苦言を呈しましたし、町には議会への説明、資料提供の遅さを指摘しました。

 それにしてもつくづく思うのは、選挙前の議会においてやはりJR新駅設置に係わる議会特別委員会の設置を行っておくべきだったと言うことです。私は一住民として請願も行いましたが、叶いませんでした。法令に基づく特別委員会では、議会は自ら調査を行いJR西日本も大阪府も近隣住民の皆さんも招致して話を聞くことが可能だったのです。今回住民の皆さんから文書をいただきながら、即実効ある動きが取れないことにもどかしく、申し訳ない思いで一杯です。

 今日は住民の皆さんの気持ちに思いを馳せながら、4月28日と5月13日に行われた青葉ハイツ、コーポ水無瀬の自治会・管理組合と町、JR西日本等との話し合いの記録を読ませてもらいました。ついでに次の話し合いが行われた6月7日分を請求しておきました。私は新駅について継続的に情報公開請求で情報収集をしていますが、皆さんからのお声を直接聞かせていただくのが一番ありがたいです。どうぞ何なりとお話しください。待っています。

 


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今週も、はや金曜日です。週末にいい講演を聴きました

(2005年6月24日 金曜日 晴)

 空梅雨で毎日暑いです。役場までは歩いていくのを基本にしています。到着するとドッと汗が吹き出ますが、午前中は冷房が入っていない時もあります。省エネ対策ですから仕方ありません。鞄の中の扇子を捜しますが、あぁ、見あたらなーい!我慢できなくて自治推進課の職員さんに思わず「ウチワ貸してください」。自席で扇ぎながら仕事をしている職員さんを時々見かけますが、いいと思いますよ。お客さんの為にも窓口や待合椅子にウチワが置かれているといいんじゃないでしょうか。暑がりの私からの提案ですが・・・どうです?

 午前中は情報公開請求した文書の閲覧をします。今回委員になった都市計画審議会のファイルも見ておきます。頼んでいた全町の道路、水路の位置図ももらいます。議会事務局に一昨日終わった議会の録音テープを求めておきます。金曜日は手に入れておきたいもの、聞いておきたい事が何となくこまごまとあります。

 2時からはふれあいセンターで健康教室の講演に参加しました。学校保健会が主催です。「心・からだの健康と食生活」がテーマで、京都府立大学の大谷貴美子助教授のお話でした。子どもたちに調査したデータが示す食事内容と家族の関係に、心と体の危うさはもうここまで来ているの?とビックリしました。

 大谷先生はマザーテレサが記録映画「母なることの由来」で教えてくれたこととして「抱きしめること」を話されました。飢餓や病気の子どもに何とかして、せめてスプーン一杯の水やスープを与えたい時、マザーテレサは先ず抱きしめることの大切さを説いたと言います。十分に安心して愛されていることを確認して、初めてスプーンからの一滴が命をつなぐ力となりうるとテレサは説いたのだと思います。

 大谷先生は私と同じくらいか、少し下の年齢だと思いますが、とてもパワフルで話を聞いていると元気が伝わってきました。私は学校保健会にはもう遠うに縁がありませんが、広報に「どなたでも自由に」とありましたので参加しました。いい話が聴けて本当によかったです。

 


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夫の極秘エジプト旅行計画

(2005年6月25日 土曜日 晴)

 そういえば大分前に夫が「エジプト行こかな」とつぶやいていたのです。私は「ええやん、ええやんエジプトでもブラジルでも、遠い所へ行くのは今しかないかも」と本気にしないで、煽っていました。ところが、7月のカレンダーを見ると5日の所に「関空出発」と打ち込んであります。「エーッ!ほんまや」と驚きました。と同時に「遠いでー」「暑いっでー」「騙されるでー」「言葉通じへんでー」等々マイナスパワーが噴出します。

 夫は着々準備を進めていたようで、そういえば体力づくりも・・・。暑い最中散歩に行かなくてもと不思議に思っていたのですが、炎天下の砂漠でピラミッドの周りをウロウロする為の備えだったのです。今日も、歩きで高槻まで行ってくるとつばの広い帽子で出かけました。そう、あの見慣れないつばのある帽子もおかしいなとは感じていたのです。

 マアおなじ行くなら元気で楽しんでこないとね。厳しい気候だし、周りは知らない人ばかりだしと心配し出したらキリがありません。しっかりとガイドさんにくっついて、迷子にだけはならないようにすれば大丈夫、大丈夫。70歳でも大海原をヨットで一人ぼっちの航海してはる人もいてます。エジプトぐらいへっちゃらだよね?帰国の7月中旬までは何となく落ち着かない日々になりそうです。ところでエジプトのお土産って、何があるんだろう?

 


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6月の報酬をいただきました

(2005年6月26日 日曜日 晴)

 毎月の報酬24万8千5百円が振り込まれていました、月末には期末手当の15万9千7百8円も支払われることになっています。4月の末に議員の任期が始まってまだ僅かの日数ですが、はやくもボーナスを頂くのは決まりとはいえ何となく申し訳ないような気がします。

 ヘルパーとして働いていた頃に比べると、なんと多くのお金を手にしていることでしょう。もちろん仕事の性格は違いますが、労働条件・環境の厳しさは介護職のほうが比較にならないくらい強いです。一日中独楽鼠のように働いて、夜勤もして、お年寄りひとり一人に優しく接して(これが一番大切)、夏場は汗ずくずくの入浴・トイレ介助、冬場は山のような洗濯物を干しながら屋上で凍えていましたっけ。

 それでも臨時職員の私のお給料は今の半分にも満たなかったです。入居の皆さんの笑顔と、ヘルパー仲間の支えあいと、何よりも介護の仕事の必要性を自覚していたからやってこられたと思います。議員の報酬を頂いて今月で2回目ですが、そのたびに介護の現場のひとコマひとコマが浮かんできて、今日の反省と明日への奮起に繋がっていきます。

 さあ!気持ちを引き締めて5日後に迫る建設常任委員会(私の所属委員会です)の準備に取り掛かりましょう。明日の総務文教と水曜日の民生消防常任委員会は傍聴をしなければならないので、実質2日間の調査日しかありません。厳しいヘルパーの仕事と同時に市民活動もしていたあの頃に比べればどんなしんどいことも乗り超えられるはずなんだから・・・と自分自身に言い聞かせています。

 


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総務文教常任委員会の委員表決は今までと逆転

(2005年6月27日 月曜日 晴)

 オーッ!サプライズでーす。各委員の姿勢は今までとは全く異なる形となりました。それぞれ賛成と反対が入れ替わってしまった状況です。まあ結局は可否同数なので千頭委員長の裁決により委員会としては可決しましたが・・・。

賛 成・・・人びとの新しい歩み(平野議員)私の会派

 〃 ・・・共産党      (河野議員)

反 対・・・公明党      (杉本議員)

 〃 ・・・山吹民主クラブ  (山口議員)

 この結果から見ると、やっぱり選挙で前町長を押した公明党と山吹民主クラブは、相当根に持っているように思います。両会派は川口町長が打ち出した目玉施策の駅前住民サービスコーナーについて徹底的な攻撃をかけてきました。町長はどんな質疑に対してでも答えて、納得してもらわなければならないのですが、今回反対派の議員の質問が随分しつこくて意地悪めいていたように感じたのは、私ひとりだけだったのかなー?

 新しく議員になった杉本議員も山口議員も会派の意向、つまり先輩議員のお尻たたきにあってか、一生懸命の異議申立に奮闘していました(これはこれで十分に効果的でしたが)。私は町長選挙のしがらみから生じるねじれ現象は、当然起こってくると思っていましたから「来ました来ました!」と冷静になおかつ公平に質疑応答を聞き分けていました。それでもやはり前述の思いは拭い去ることは出来ませんでした。

 うーん、そもそもどちらもが“住民の方にちゃんと向いてないんとちゃう?”と思います。町長側は公約の1つで多分住民受けするであろう「駅前行政サービスコーナー」を精査不足も承知の上でとにかく形にしたいからと10月開所で打ち上げてきた、もしかして空き店舗を貸す側の思惑も働いたのかもしれないですが・・・。しかし今の中身だったら、年間700万円余りを掛けながら住民の満足度はきわめて低いという事になりかねません。

 でもだからといって反対する両会派は選挙の仇を返すような事で拒否してしまうのではなく、住民が前町長よりも新町長に期待感を持っている、この事実を素直に認めていくべきだと思うのです。互いに相手の意図を認め合って、今一度大きな視点で「役場以外の場での住民サービス」のあり方を、遅ればせながら住民と共に探っていけばいいのではないですか?これこそ、駅前の青空タウンミーティングで語り合う格好の案件です。みんな、みんなちょっと一呼吸おいてはいかがですか?

 ちなみに、町長提案の「駅前行政サービスコーナー」の中身は次のようなものです。

場 所は ・・・ 多分島本センター内の空き店舗

開 所は ・・・ 10月1日から、月〜金曜日、朝7時30分〜夜7時30分

業 務は ・・・ 住民票発行(朝申請し夕方受取り)、図書館の本の返却(ブックポスト設置)、情報コーナー、住民ギャラリー等今年度は取り次ぎ業務のみで次年度からはファックス申請が可能になる。

* 印鑑証明はとれません

職 員は ・・・ 2人体制(再任用職員2人と臨時職員2人で交代)

経 費は ・・・ 年間約700万円

 他にも大事な予算はありましたが、殆ど「サービスコーナー」に質疑は費やされました。ちょっとうれしかったのは、先日の本会議場で私が指摘した職員互助会の条例改正について「南部議員の指摘もあったので、今後適切な時期に改正を行う」との答弁があったことです。

 


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昨日の疲れを持ち越しつつ、終日役場で過ごします

(2005年6月28日 火曜日 晴)

 昨日は夕方に総務文教常任委員会が終わって、その足で大阪のA弁護士さんを訪ねました。弁護士事務所は普通敷居が高いと言われますが、どうしても書物等で確認できなかったり、自分の考え方が正しいのかどうか自信がもてないときは、私は気軽に相談する事にしています。A弁護士さんには公私共に力になってもらってきました。今回も、役場の仕事に係わり訊きたいことが出てきました。

 相談は必ず訪問して面談します。スケジュールを空けてもらうのは一苦労ですが、単なる連絡以外は電話やファックスやメールで済ませることはありません。なぜかというと、A弁護士が私の相談に費やす時間に対して、私はお金を支払わなければならないからです。表現はどうかとも思いますが、どんなに努力しても増やす事ができない時間を、弁護士のような職業の人は“切り売り”しているわけです。“商品”をタダで頂くほど私は厚かましくはありません。したがって昨日もちゃんと相談料を支払ってきました。例え10分でも20分でも、それは当たり前のことですから。

 この辺を曖昧にしているというか甘えているというか、良いことのためにはタダで協力して当たり前の主張が、なんとなくいろんな運動の中に根付いているような気がしてなりません。自戒していかなければと思います。(もちろん運動の仲間であれば何も問題はありませんが)

 さて何で昨夜のことを今日の日記で言っているかというと、委員会後弁護士事務所に行ってその後、本屋に立ち寄って、要するに昨日は疲れましたということです。そして今日は一日役場をウロウロしたり、先日の会派代表質問の録音テープを全部随分時間をかけて聴き直しメモしてと、あーあ疲れは一向に解消しませんでした。これは蒸し蒸しと暑い毎日のせいなのか、それとも年齢のせいなのか・・・。

 


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民生消防常任委員会は全員賛成

(2005年6月29日 水曜日 雨、雷、晴)

 私が所属する建設水道常任委員会があさってに迫っているので、午前中はその調査に当てます。工事の予算が付いている現地見分は雷混じりの激しい雨で、数箇所で中止し明日にまわすことにします。それでも、役場に着いたのはもうお昼になっていました。午後からの傍聴でしたが、委員会はなんと2時半には早くも終了しましたので、僅かの質疑しか聞くことが出来なかったです。後日委員会の録音テープも全部聴きますから、内容の把握は出来るはずです。

 民生費最後の質問者は山吹民主クラブのH議員でした。ここでは川口町長が施政方針で打ち出した年長者バスの利用者拡大に対して、クレームがつきました。現在バスは年長者がふれあいセンターを利用するための送迎に使われています。バスは町内を巡回していますが、未運行地域もあります。以前より障害をもつ人、妊産婦、乳幼児を連れた保護者からの乗車要望はたくさんありました。いいことやん!と歓迎したいのですが「乗りこぼしが出たらどうすんねん?」と言うのがH議員の質問です。

 確かにその可能性はあります。しかし乗れない人が出ると困るので、空席もありながら今のままでいいと言うのはあまりにも消極的です。そして本当にバスを必要としている人の希望までも切ってしまうのはよくないです。有料バスなら乗りこぼしは許されませんが、今は無料バスです。多少の運不運は仕方が無いかもしれません。町に無料のバスを2台用意するお金はありません。運行回数を少しでも増やす工夫を行政はすべきです。バス運行の委託料が上がることになるでしょうが。いずれにしても当面は、町の丁寧な説明とお客さん同士の譲り合いしか仕方が無いのではないかしら。私は島本の人びとにはその心が育っていると思っています。

 いつかそう遠くない日に、地域での助け合いNPO「乗ってってマイカー」事業なんかが生まれて“ご近所の底力”が発揮されるようになるかもしれません。行政は住民の潜在能力の開発に、仕掛けと援助を具体的に示さなければならない事に早く気付いて欲しいと思います。

 消防費はあっと言う間に終わりました。あと介護保険特別会計の審査がありました。制度の改正が目の前に迫ってきています。市町村が担う新しい事業「地域包括支援センター」の漠然とした像が示されました。また地方税の改正により非課税でなくなった人の保険料増額に対する対策は、国からの指示待ちと答弁があったのみでした。野村、藤原、伊集院、平井の全議員が賛成で議案は全て可決しました。

 


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次男が車を出してくれ、工事予定地をスムースに見分

(2005年6月30日 木曜日 曇のち晴)

 仕事が休みの次男が「お母さん、見に行くとこあるんやったら乗せていくで」と言ってくれました。若山台のバスロータリー、桜井台の竹林の道、島本高校横越谷池付近の道、名神側道、広瀬桜井幹線、広瀬の水路2箇所を見て回りました。昨日は雨の中町営住宅跡地、緑地公園住宅、水無瀬山崎幹線、長田第一公園を見ました。これで後は高浜8号線のみとなります。

 これらの場所は今回の補正予算で、工事費として計上されている所です。私は、町に無駄使いをさせないことを公約の1つにしています。従って大きな事業だけでなく小さい事業にも目を向けて、不要不急の工事が無いか地道にチェックしていきたいと思っています。(小さいと言っても100万、200万円の工事です)

 それには先ず現地を見なければ話になりません。本当のところ私は土木工事のイロハも解かっていませんが、それでも現場に立てば、何か感じる所があるのです。今回予定されている工事は、いくら地元自治会等の要望とはいっても首をかしげたくなる工事もあります。金曜日の委員会では、しっかり質したいと思います。役場からの帰りに商工会に行って「地域通貨」事業の資料を求めました。(本事業に対し町が100万円の補助をする予算があがっています)わかる人がいなかったので、明日の委員会までに議会に届けてもらうようお願いしておきました。

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