車検整備の 例


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24ヶ月点検(車検)
エンジンルームや車の下回りを一通り点検してからスチーム洗車しもう一度点検します。

記録簿にしたがっての点検

点検項目は車種によって多少違いますので該当車種の記録簿を参照してください。

エンジンルームの点検

パワーステアリング・ベルトの緩み、損傷  
ベルトに傷や緩み磨耗が無いか点検してください。 
整備記録簿等に点検方法が載っている車が多いのでそれに従ってください
パワーステアリングのオイル漏れ、量     
オイル漏れは、洗車前に点検します。オイルが減ってくると冷間時にエアーを吸い込む異音がします。
パワーステアリングの取り付けの緩み     
各取付けけボルトを締め付けます
スパークプラグの状態                
10万キロ無交換のプラグを使用している車は、エンジンの調子が良ければはずず必要はありません。
ディストリビュータ・キャップの状態        
キャップを開けて目視点検します。
バッテリーターミナル部の緩み、損傷      
バッテリーからは、腐食性の強いガスが出ますので、ターミナル取付けは腐食しやすくなります。取付け部を手で強くひねって取付け状態を確かめましょう。
電気配線の緩み、損傷             
目視点検をします。   オイルプレッシャスイッチ部の配線の修理をしました。
排気ガスの状態                    
ガソリンエンジンの場合、排気ガスの色が透明に近ければ正常です。白いときはオイル下がりまたは、オイル上がり黒いときは空燃費が濃いことが考えられます。
エアクリーナー・エレメントの汚れ、詰まり  
乾式エアクリーナーの場合はエアガンで清掃できます。
燃料漏れ                         
目視点検はもちろんエンジンルームや車の下回りがガソリン臭くないか点検してください。
古くなってかたくなったフューエルホースは交換してください。
燃料装置のリンク機構の状態
スロットルバルブ、チョークバルブの作動 
最近の車は、燃料噴射装置により機械的には、シンプルで点検個所はすくなくなっています。
始動性やアイドリング回転数に問題が無ければ良好と判断してください。
キャブレター式の場合はチョークバルブ付近は、汚れて動きにくくなりやすいので、エアクリーナーをはずして市販のキャブクリーナーで清掃が必要な場合もあります。
ファン・ベルトの緩み、損傷            
ファンを手で揺すって、ウォーターポンプのガタがないかも点検しましょう。。
冷却水の漏れ                     
量や汚れ漏れについて目視点検をします。もしそれらしい漏れを発見した場合に甘い味でLLCである事を確かめることが出来ますが、毒性があるので飲み込まないようにしてください。
メターリングバルブの状態
ブローバイ・ガス還元装置の配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの機能
チャコール・キャニスタの詰まり、損傷    
触媒の等排出ガス現象装置の取付けの緩み、損傷
配管の取り付け状態、特に触媒や配管からのガス漏れがないか点検します。ブローバイガスは、クランクケースからエアクリナーケースへホースで導かれています。チャコールキャニスターは、エンジンルームの隅についている直径15センチくらいの円筒形の部品で蒸発した燃料を吸着します。
二次空気供給装置の機能j
減速時排出ガス現象装置の機能        
減速時にスロットルが急激に閉じないようにすることで空燃費が濃くなりすぎることを防いでいます。EFI車などは、減速時に燃料をカットする構造になっているため、減速時燃料噴射音が止ままります。
排気ガス再循環装置の機能           
排気ガスの一部をエンジンに吸入させる構造になっています。
一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付け状態
上の10項目は、は、おもにガソリンエンジンの排ガス制御装置で、ジーゼルエンジンにはついていないものがほとんどです。各配管の取り付け状態、特に触媒や配管からのガス漏れがないか点検します。ブローバイガスは、クランクケースやカムカバーからエアクリナーケースへホースで導かれています。チャコールキャニスターは、エンジンルームの隅についている直径15センチくらいの円筒形の部品で蒸発した燃料を吸着します。エンジンの運転状態や匂い、目視などで総合的に点検するのが一般的です。

室内点検

ハンドルの操作具合
通常の運転で操作具合に問題が無い事はもちろんハンドルを停止状態ハンドルをゆすったときに異音やガタが出ていないことを点検します。
ブレーキペダルの遊び、踏み込んだときの床板との隙間
パーキングレバーの引きしろ       
リヤブレーキばドラム式で、パーキングブレーキをかねている場合、リヤブレーキの隙間を調整すると、パーキングブレーキの引きしろも変わってきます。
パーキングブレーキのきき具合
ブレーキのきき具合
クラッチペダルの遊び、切れたときの床板との隙間
上の6項目は、普段の運転の中でも点検できます。                            

足回りの点検

ホイールアライメントの点検       
 記録簿では、走行距離によって省略できる項目となっていますが、新車でも狂っていることも考えられますので、ハンドルの流れや、タイヤの偏磨耗がある車は、販売店で点検してもらってください。もしホイールアライメントが狂っていたためにタイヤが偏磨耗したのであれば、通常保証の対象にならないタイヤでもその対象になるかもしれませんので、交渉してみて下さい。
ブレーキのマスターシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャりパーの機能、磨耗、損傷
目視や、ブレーキのきき具合や音、匂いなど五感を使って、点検してください。
ブレーキマスタシリンダ・ホイールシリンダー、ディスクキャりパーの液漏れブレーキフルードの液面は、パットやライニングが減ると下がってきますが、これは、液漏れではありません  また車検毎にブレーキフルードの交換をお勧めします
ブレーキドラムとライニングとの隙間
ブレーキドラムの裏側の穴から、マイナスドライバーでラッチを回して、軽くドラムとライニンが触る程度に調整します。ツーリーディングタイプは、一度ロックするまで閉めたところから戻しなから調整します。自動調整のものもあります。
ブレーキシューのしゅう動部分ライニングの磨耗
 ライニングは、新品で5mmぐらいのものが多いようです。今までの走行距離とライニングの減り具合から交換時期を予想してください。リーデングトレーディング式の場合リーディング側が早く減りますが,異常ではありません。交換の際には、リーデングシューキットを使うと経済的です。
ブレーキドラムの磨耗損傷      
通常は、余り磨耗しませんがライニングが無くなったまま走行したりすることにより磨耗が進みます
ブレーキディスクとパットの隙間   
自動的に調整される構造になっていますので、引きずりがないか点検してください。
ブレーキパットの磨耗          
パットの厚みは新品で10mmくらいのものが多いようです。
ブレーキディスクの磨耗損傷     
ディスクの厚みを測定して磨耗限度を超えていないか点検しますが、国産車の場合にはあまり磨耗しません。
パットが磨耗して裏鉄でディスクに傷をつけてしまった場合にはディスクの研磨か交換が必要です。
タイヤの溝の深さ、異常な磨耗  
 乗用車場合残り溝の深さの限度は1.6mmですが、残り溝が少なくなるとタイヤの性能は落ちてきます
ホイールのボルトナットの緩み  
 脱着したホイールナットは、走行後増し締めしてください。
締め付けトルクはホイールの材質によっても違うのでマニュアルを参照してください。
フロントホイルベアリングのガタ
リヤホイールベアリングのガタ  
フロントリアとも駆動輪でなけりば調整できるものが多いようです。タイヤの上下手で揺すって点検します
サスペンションの取付け部の緩み、ガタ、損傷
ブッシュの磨耗などを点検します
ショックアブソーバーの損傷、オイル漏れ

下回りの点検

ステアリングギアボックスの取付けの緩み
取り付け部を増し締めします。
ロッド・アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂損傷
ブーツのひび割れや破れが無いか点検します。
スレアリングのロッド、アーム類の緩み、ガタ、損傷
今回車検を行なった車は、異常ありませんでしたが、もう一台の軽トラックのステアリングリンクの修理をしました
ブレーキのロッド、アーム類の緩み
ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷取付け状態
特にキャリパ付近のブレーキホースのひび割れがないか点検します。ホース交換の際には、フレアナットレンチが必要です
トランスミッション、トランスファーのオイル漏れ油量
プロペラシャフト、ドライブシャフトの連結部の緩み                  連結部を手で揺すってガタがないことを確認します。連結部を増し締めします
ドライブシャフトのユニバサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷
フロント外側のブーツが最も早く傷みます。
デファレンシャルのオイル漏れ、量
 リアホーシングタイプ、(独立懸架でないもの)はブレーキドラム内にオイル漏れする場合もあります
エンジンオイルの漏れ
熱害防止装置の遮熱板の取付けの緩み損傷
遮熱板が無いと、何らかの原因で赤くなるほど熱くなる触媒などから火災になりやすくなります
エキゾースト・パイプ、マフラーの取付けの緩み、損傷
排気ガスに漏れがあると車内にそれが入りやすくなり死亡事故にも成りかねませんので良く点検しましょう
マフラーの機能

外回りの点検

フレーム、ボデーの緩み損傷



その他灯火装置や、ワイパー、ホーン、フロントガラスや、窓ガラスなどの点検が必要です
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