ステアリングリンク(センターアーム)の修理

軽トラのステアリングリンクのガタの修理をした。
症状は、60キロくらいで走行するとフロントタイヤ付近から振動が発生してその振動がハンドルに伝わり更に車体全体に伝わった。。
下回りを点検したところ左右タイロッドとステアリングギヤからつながるロッドをつなぐリンクにガタがあり、タイヤ先端で1cm位のガタが出ていていた。
修理するにはリンクアッシィーを交換する方法とブッシュだけを交換する方法があるが今回は本来プレスが必要なブッシュだけを交換する方法にプレスを使用しないで行った。。
写真中央が問題のセンターアーム。
ロッド連結部をはずすときは、SSTを使用しますが、ないときは、リンクの横っ面をハンマーでたたいて外します。それでも外れないときは、ナットを裏向きにつけてナットを下からたたくが、部品を壊さないように注意が必要。
車体から取り外したセンターアーム。
まだスリーブがついている。
圧入されたスリーブを外すために特殊工具を自作した。
本来プレスを使用しなければならないところだが特殊工具を上下にかませ、上からハンマーで叩いてスリーブを抜き取った。
抜き取ったスリーブ。
新品のスリーブにはブッシュが付いているのでブッシュを痛めないように注意しながらセンターアームに圧入する。

センターアームアッシーはブッシュとスリーブがついてくるのでセンターアーム着脱だけで作業が済みます。
部品代はブッシュが1900円くらい。
センターアームアッシーが7000円くらい。