キハ82
  特急形気動車
  「ひだ」・「南紀」
          (JR東海)




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[6両所属] (TOMIX社製) 98774 「編 成」へ
JR-CENTRAL Diesel Cars Series KIHA 82 (Limited Express “Hida”&“Nanki”)


(「ひだ」用編成:名古屋・岐阜~高山)
(「南紀」用編成:名古屋~新宮・紀伊勝浦)

 キハ82系は国鉄が開発した特急形気動車で、1960年(昭和35年)に登場したキハ81系の改良形として1961年(昭和36年)に登場しました。優美な曲面で構成された先頭部を持つ貫通式のキハ82は、6両編成を基本に併結、分割で柔軟な運用が可能で、北海道の「おおぞら」から九州の「かもめ」まで、各地の非電化路線で活躍しました。限られた線区にしか走っていなかった特急列車を、全国へ広めた一番の功労者かもしれません。すでに引退し線路上での活躍を見ることは出来ませんが、今なお、そのスタイルから人気の高い車両です。

 名古屋を起点に高山方面に向かう特急「ひだ」は、1958年(昭和37年)31日に名古屋駅~ 富山駅間を運転する準急列車として運転を開始し、同年9月に高岡駅まで運転区間が延長され、1966年(昭和41年)3月には急行列車に格上げされました。1968年(昭和43年)101日から特急列車に変更され金沢駅まで運転区間を延長されましたが、1985年(昭和60年)314日に飛騨古川駅~金沢駅が廃止されました。1990年(平成2年)310日に急行「のりくら」が廃止されたため、一部列車が富山駅まで運転されるようになりました。また、1989年(平成元年)のキハ85系の導入により入れ替わりました。

 紀伊勝浦方面「南紀」は、1978年(昭和53年)102日に紀勢本線和歌山駅~新宮駅間の電化が完成したことにより、従来天王寺駅~名古屋駅間を紀勢本線経由で運転していた「くろしお」の運転系統を分断することになりました。このため、「くろしお」の新宮駅以東の運転は廃止され、名古屋駅~紀伊勝浦駅間に特急「南紀」を新設したのが始まりで運用され、1992年(平成4年)314日:ダイヤ改正により、「南紀」の使用車両がキハ82系からキハ85系に変更され、キハ82系の定期運用が終了し「南紀」はキハ80系最後の定期運用列車でした。





室内灯:室内照明ユニット0737_LC(6P)
カプラー:TNカプラー(SP)標準装備


編 成


「ひだ」←岐阜    ※「ひだ」は岐阜で方向転換
「南紀」←名古屋
1号車
キハ82-89
2号車
キロ80-60
3号車
キハ80-98(M)
4号車
キハ80-136
5号車
キハ80-101
6号車
キハ82-105
「ひだ」名古屋・高山→
「南紀」紀伊勝浦→

  

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