クモニ83100・クモハ54110 直流近郊形電車 「スカ色 飯田線」 (国鉄) |
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[5両所属](MICRO ACE社製)A-3995 | 「編 成」へ | |
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飯田線
(豊橋~辰野・上諏訪)
1932年(昭和7年)から国電初の20m級電動車として製造されたのが3扉ロングシートの40系電車です。モハ41の電動機出力を増強したものはモハ60と呼ばれ、1938年(昭和13年)より製造が開始されました。
クモニ83-103(国鉄80系)直流用荷物制御電動車
戦後、1950年から登場した湘南電車の80系用に製造された郵便荷物電車のクモユニ81の改造形式です。東海道線、山陽線を経て飯田線へ転属しました。途中、郵便設備が撤去されてクモニ83-100番台へ改造されています。(1963年に浜松工場で施工)
クハニ67-903(国鉄40系)三等荷物合造制御車
1936年(昭和11年)および1939年(昭和14年)に8両(67-001 – 67-008)が製造された片運転台式です。1951年(昭和26年)11月および1952年(昭和27年)4月、豊川分工場で、飯田線の郵便・荷物輸送のためクハニ67形4両に、郵便室設置、座席のクロスシート化、便所の取り付けを実施して、クハユニ56形に改造されています。
クモハ54-112・クモハ54-111(国鉄51系)三等制御電動車
モハ54形がクモハ54形に改称されました。モハ54形は、1937年(昭和12年)から1941年(昭和16年)に9両が製造された片運転台式の3扉セミクロスシート車です。
クハ68-414(国鉄51系)三等制御車
クハ68形は、1937年(昭和12年)から1938年(昭和13年)に20両が製造された3扉セミクロスシート車です。全車が偶数(下り)向きです。
飯田線では都市圏の新性能化によって捻出された、バラエティに富んだ旧形国電が投入されました。これらの国電はトイレ増設改造を受け、1970年代以降には車体色が青地にクリームの「スカ色」に塗装されて長らく活躍を続けましたが、1983年(昭和58年)までに惜しまれながら全車引退しました。
<編成例>
←豊橋
辰野・上諏訪→
クモニ83103 + クハニ67903 + クモハ54112
クモハ54111 + クハ68414
2両編成での単独運行のほかに、2編成併結の4両や5両編成での運行も見られました。
カプラー:密連クロMICRO_ACE_F0001 |
←豊橋 | 3両編成 |
クモニ83103(M) | |
クハニ67903 | |
クモハ54112 | |
2両編成 | |
クモハ54111(M) | |
クハ68414 | |
辰野・上諏訪→ |