165
  直流急行形電車
  「内房」
          (国鉄)




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[7所属]MICRO ACE社製)A-0904
J.N.R Express Train Series 165 “Uchibo


新潟地区、松本地区、房総線、東海道本線、中央本線、紀勢本線など)

 165系は1963年(昭和38年)に153系急行電車をベースに出力・ブレーキを増強、台車も空気バネ付きの新形式としデビューした耐寒耐雪使用・勾配線区対応の急行形直流電車で1970年(昭和45年)までにグループ全体で701両が製造されました。新潟地区、松本地区、東海道本線、中央本線、紀勢本線などで急行、快速、普通列車などに幅広く使用されましたが、2003年(平成15年)928日のリバイバル急行電車が運転されその日をもって、JR所属車は全車引退しました。

 急行「内房」は、165系電車を使用して新宿・両国~館山を結ぶ急行列車として、東京駅発着の特急さざなみ号を補完する形で活躍しましたが1982年(昭和57年)1115日ダイヤ改正で静かに姿を消しました。


室内灯:MICRO ACE-G0001/G0002広幅・電球色LED
カプラー:TOMIX TNカプラー0334


165系直流急行形電車 房総線「内房」 197810月頃第52編成
←新宿・両国 館山→
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車
クハ
165-199
サロ
165-131
モハ
164-857
クモハ
165-134
クハ
165-191
モハ
164-849
クモハ
165-126
クハ
165-127
モハ
164-850
クモハ
165-192
普通車 グリーン 普通車 普通車 普通車 普通車 普通車 普通車 普通車 普通車
● (M) - - -


 身延線・飯田線での運用
 両線とも1972年(昭和47年)315日のダイヤ改正に本系列が投入されました。それまで80系電車で運転されていた身延線の急行「富士川」、飯田線「伊那」を本系列で置換えられました


「富士川」では以下の5両編成が組成されました。

165系直流急行形電車 「富士川」
←静岡・甲府 富士・三島→
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車
クハ165
0
番台
モハ164
800番台
モハ165
0
番台
サハ153
200番台
クハ164
0
番台

 急行「富士川」は、1995年(平成7年)101日に特急「(ワイドビュー)ふじかわ」に格上げ。373系電車に置換えられました。
 「伊那」は1983年(昭和58年)75日に全廃しました。しかし1992年(平成4年)に神領電車区の本系列を投入して臨時急行「伊那路」が運転を開始。1996年(平成8年)には373系電車による定期特急列車となり、現在も特急「(ワイドビュー)伊那路」として運転されています。

 編成は1968年(昭和43年)2等車からは新造時から冷房装置を搭載するようになり、新製冷房車最終グループとして登場したもので、中央本線の狭断面トンネル通過対応のモハ164-800を組み込んだ7両編成です


  

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