タイピング基礎
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パソコンを使う上で、必ず使用するのがキーボードです。ワープロソフトやインターネットなどで文字を入力する場合、キーボードから入力していきます。
最近では、言葉を文章に変換してくれたり、手書きの文字を変換するなどキーボードを使わなくても文字入力ができる仕組みなどもありますが、パソコンでは文字入力の基本はキーボードからのタイピング操作になります。
ここでは、タイピングの基本操作について解説していきたいと思います。
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上記は、日本語キーボードのイメージになります。
キーを見ると、アルファベットとひらがなが書かれています。日本語の入力をする場合には、2通りの方法があります。
「かな入力」と「ローマ字入力」です。
「かな入力」の場合は、キーボードに表示されているひらがなを入力すると、その文字が入力されます。
「ローマ字入力」では、アルファベットを組み合わせて日本語を入力していきます。
どちらを使うにしても、一長一短がありますので、自分にあった入力方法で操作すれば良いと思います。
現状では、ローマ字入力で入力する人の方が、割合としては多いようです。 |
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長所 |
短所 |
ローマ字入力 |
アルファベットの配列を覚えるだけで、日本語の入力ができるようになる。 |
ローマ字入力の場合、アルファベットの組み合わせで入力するため、タイピング数が増える。
ひらがなを表示させるための組み合わせを覚える必要がある。 |
かな入力 |
ひらがなを使うことで、直感的に入力できる。 |
ひらがなの配置を覚える必要がある。
ノートパソコンなどテンキーのないキーボードでは、数字の入力が面倒! |
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では実際にキーボードから入力していきます。キーボードから文字を入力する事をタイピングと言います。
タイピングを行う際にも基本的な取り決めがありますので、まずそれを覚えてください。
基本はホームポジションです。
キーボードを見ると、「F」と「J」のキーに印が付いていると思います。この「F」と「J」のキーに人差し指をおきます。
「F」のキーには左の人差し指、「J」のキーには右の人差し指をおきます。他の指も同じ段にあるキーの上においていきます。 |
小指 |
薬指 |
中指 |
人差し指 |
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|
人差し指 |
中指 |
薬指 |
小指 |
A |
S |
D |
F |
G |
H |
J |
K |
L |
; |
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指とキーの配置を表にしました。それぞれのキーの上に指をおいた状態がホームポジションになります。
ホームポジションがわかったら、次は指と入力するキーの関係をもう少し説明していきたいと思います。
一番上のキーボードのイメージには赤い線が引かれています。この線はこの線が指とキーの関係を表しています。
例えば、左手小指はホームポジションでは「A」のキーになりますが、「Q」、「Z」「1」のキーについても小指で入力します。
人差し指は、それぞれ2列づつ割り当てられています。一番多くキーが割り当てられているのは右の小指ですが、ほとんどが記号であまり入力する頻度が高くないものが割り当てられています。 |
キーボードの配置は、アルファベットや五十音の順番には並んでいないため、配置を覚えるのがタイピングをする上で必須の作業になります。
どこにキーがあるのかがわからないと入力するのにかなりの時間が必要になるため、必ず覚えるようにしてください。 |
キーの配置を覚えて、キーボードを見ずに入力できるように練習してください。
キーボードを見ずにタイピングを行う事をタッチタイピングと言います。
タッチタイピングをマスターするには、日々の練習が必要になりますが、タッチタイピングを覚えると、文字の入力が速くなり、ミスを少なくすることができます。
自己流で入力していると、はやく正確に入力するのは難しいと思いますので、この機会にタイピングの基礎を覚えてください。 |
ローマ字入力一覧
ん
NN
N' |
わ
WA |
ら
RA |
や
YA |
ま
MA |
は
HA |
な
NA |
た
TA |
さ
SA |
か
KA |
あ
A |
|
うぃ
WI |
り
RI |
|
み
MI |
ひ
HI |
に
NI |
ち
TI
CHI |
し
SI
SHI |
き
KI |
い
I |
|
|
る
RU |
ゆ
YU |
む
MU |
ふ
HU
FU |
ぬ
NU |
つ
TU
TSU |
す
SU |
く
KU |
う
U |
|
うぇ
WE |
れ
RE |
|
め
ME |
へ
HE |
ね
NE |
て
TE |
せ
SE |
け
KE |
え
E |
|
を
WO |
ろ
RO |
よ
YO |
も
MO |
ほ
HO |
の
NO |
と
TO |
そ
SO |
こ
KO |
お
O |
りゃ
RYA |
みゃ
MYA |
ふゃ
FYA |
ふぁ
FA |
ひゃ
HYA |
にゃ
NYA |
てゃ
THA |
ちゃ
TYA
CYA
CHA |
しゃ
SYA
SHA |
きゃ
KYA |
りぃ
RYI |
みぃ
MYI |
ふぃ
FYI |
ふぃ
FI |
ひぃ
HYI |
にぃ
NYI |
てぃ
THI |
ちぃ
TYI
CYI |
しぃ
SYI |
きぃ
KYI |
りゅ
RYU |
みゅ
MYU |
ふゅ
FYU |
|
ひゅ
HYU |
にゅ
NYU |
てゅ
THU |
ちゅ
TYU
CYU
CHU |
しゅ
SYU
SHU |
きゅ
KYU |
りぇ
RYE |
みぇ
MYE |
ふぇ
FYE |
ふぇ
FE |
ひぇ
HYE |
にぇ
NYE |
てぇ
THE |
ちぇ
TYE
CYE
CHE |
しぇ
SYE |
きぇ
KYE |
りょ
RYO |
みょ
MYO |
ふょ
FYO |
ふぉ
FO |
ひょ
HYO |
にょ
NYO |
てょ
THO |
ちょ
TYO
CYO
CHO |
しょ
SYO
SHO |
きょ
KYO |
ぴゃ
PYA |
ぱ
PA |
ヴぁ
VA |
びゃ
BYA |
でゃ
DHA |
ぢゃ
DYA |
じゃ
JA
JYA
ZYA |
ぎゃ
GYA |
ば
BA |
だ
DA |
ざ
ZA |
が
GA |
ぴぃ
PYI |
ぴ
PI |
ヴぃ
VI |
びぃ
BYI |
でぃ
DHI |
ぢぃ
DYI |
じぃ
JYI
ZYI |
ぎぃ
GYI |
び
BI |
ぢ
DI |
じ
ZI
JI |
ぎ
GI |
ぴゅ
PYU |
ぷ
PU |
ヴ
VU |
びゅ
BYU |
でゅ
DHU |
ぢゅ
DYU |
じゅ
JU
JYU
ZYU |
ぎゅ
GYU |
ぶ
BU |
づ
DU |
ず
ZU |
ぐ
GU |
ぴぇ
PYE |
ぺ
PE |
ヴぇ
VE |
びぇ
BYE |
でぇ
DHE |
ぢぇ
DYE |
じぇ
JE
JYE
ZYE |
ぎぇ
GYE |
べ
BE |
で
DE |
ぜ
ZE |
げ
GE |
ぴょ
PYO |
ぽ
PO |
ヴぉ
VO |
びょ
BYO |
でょ
DHO |
ぢょ
DYO |
じょ
JO
JYO
ZYO |
ぎょ
GYO |
ぼ
BO |
ど
DO |
ぞ
ZO |
ご
GO |
小文字の入力は「L」キーを入力してから、文字入力
「ぃ」はLI、「っ」は「LTU」となる。
「ちょっと」などは「CHOTTO」となる。 |
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ワンポイント
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タッチタイピングは一日二日でできるものではありません。日々の練習が大切になります。
最初はホームポジションを指に覚えさせる必要がありますので、キーを入力したらホームポジションに戻ると言う癖をつけてください。
最初からはやく入力する事を意識する必要はありません。
最初はミスなく入力できるように、ホームポジションからどれだけ指を動かせば目的のキーがあるのかを指に覚えさせるようにしてください。
キーの配置を覚え、ホームポジションからの入力ができるようになると、自然とはやくなってきます。 |
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用語 |
解説 |
かな入力 |
キーボードのひらがなのキーを使って入力する事。
わかりやすい反面、ひらがなの配置を覚える必要がある。 |
ローマ字入力 |
アルファベットを使って日本語を入力する事。
アルファベットの配置を知っていれば入力できるが、アルファベットを組み合わせて日本語にするため、入力するキーが多くなる。 |
ホームポジション |
キーボードを入力する際に、基本になる指の配置! |
タッチタイピング |
キーボードを見ずに、文字入力をすること。
マスターすると、早く正確に入力できるようになる。 |
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