2007/07/14
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参考書
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参考書 PART2 をご紹介いたします。
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・ラジオ技術
全書第5巻
OTLアンプ
の設計と製作
★★★
武末数馬
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前頁のオーディオ用真空管マニュアル(旧 全日本真空管マニュアル 一木吉典)が 昭和30年代に出版されたラジオ技術全書第2巻です。これが第5巻で,次の百瀬氏著作が7巻目です。
他の巻はTVやトランジスタ用です。
OPTなどの記述もあり,また設計手法は現在でも高度な所があります。OTL用としての資料とは別にして手に入れたい1冊です。
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・ラジオ技術
全書第7巻
ハイファイアンプ
の設計
★
百瀬了介
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試作したアンプごとの解説よりブロックごとの解説が多く,他の技術書とは趣が異なります。
武末氏は疑問があれば試作した上で実証していますが,百瀬氏はメーカー資料の提示や解説が多く,推測での記載も見受けられます。 情報量の少なかった当時の参考文献的な感じです。
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昭和57年
ラジオ技術6月号
別冊 集大成
真空管パワー・アンプ
★★★★
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上記ラジオ技術全書から約20年後の昭和57年刊行です。
表記どおり【管球アンプの集大成】と言ってよく,著名機種の解説などが掲載されています。現在でも極めて重要な文献と思われます。 土屋氏の解説,武末氏の回顧録など読み応えがあります。入手した後,初めて重要性に気がつきました。
この文献,是非手に入れたいものです。
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平成2年 ラジオ技術別冊
復刻版 24種
やさしいアンプ製作集
★★★
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’79〜85 ラジオ技術誌掲載24種の管球アンプ製作集です。
上記 「 集大成真空管パワーアンプ 」 の後編ともいえる位置付けです。 那須氏など現在も常連執筆者で活躍されている方20人ほどの作品集で構成されており,大変読み応えがあります。 「やさしい...」という題名ですがなかなかレベルの高い製作集です。この本も入手をお勧めいたします。
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初めての
真空管アンプ 300B ステレオアンプ 完全製作 ★★ 黒川達雄
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かって300Bは入手難から別格扱いされていましたが,プレート損失がある程度大きく,適切なμで,直熱3極管のなかでも扱いやすい真空管です。
黒川氏によって部品レベルから懇切丁寧に書かれており,とてもわかり易い内容です。
憧れの300Bアンプを作りたい入門用ビギナー向け,お勧めの1冊です。
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昭和62年
タマアンプ ステレオHi-Fi名機の再現を ★★★ 金田幸之助
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すべての設計がミュラード型アンプだけでなされています。
完成された回路で著名な管球を使用する際の標準設計のような製作集です。奇をてらわずビギナーの方でも着実に高性能アンプを作れる教科書のような本で大変重宝いたします。
ミュラード型がお好きな方は入手をお勧めします。
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昭和63年
FETアンプ製作集
★★ 窪田登司
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お約束の
「上下対称カスコード接続差動回路」 です。MOSFETで作る半導体アンプも悪くありません。
半導体の場合,ビギナーが最も困るのは,時代が変わりますと同一種類のトランジスタが入手困難となり互換品の判断がつかないことでしょう。
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ナショナル
真空管ハンドブック
★
昭和37年
復刻版
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復刻版で入手しました。
..が,1962年版なので,最終期のTV関係,特に水平出力管の掲載がありません。特性図はプレート静特性くらいでちょっと不満の残るところです。
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実用真空管 ハンドブック
昭和41年
復刻版
★★★★
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復刻版(平成11年)で入手しました。 実は意外に重宝しています。 下記の「真空管活用...」とともに入手をお勧めいたします。 各球の解説が詳しく読み物としても楽しいものです。
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真空管 活用自由自在
昭和41年
復刻版
★★★★★
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復刻版(平成11年)で入手しました。 TV用真空管が詳細されており,これなくしてTV用真空管の活用ができないくらいです。 特に水平出力管のデーターは出色で,各管ごとに詳細されたTV用真空管の資料が掲載されています。 東芝電子管技術部によって執筆されており,現在においてはメーカー側から書かれた正確な情報が入手できる大変貴重な文献となっています。
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昭和63年
米国系
真空管アンプの全て ☆ 渡辺直樹
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米国系真空管で構成したアンプの回路,定数と実測値が紹介されています。アンプ製作の紹介記事に近く,設計手法が書かれているわけではありません。全体としてモノラ−ル構成が多いようです。
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オ-ディオ
DCアンプ製作の全て
☆
金田明彦
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大半が半導体差動増幅回路の解説です。一部ハイブリッドになっています。 「金田流」独断と偏見で情熱的に書かれています。 下巻は入手していません。
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