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last update 05/06/08

 

 

 
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4.

シャシ−、デザイン

4.1




























回路設計と平行しながらアンプのデザインの構想をたてますが、始める前にシャーシー上に真空管やトランスを並べておき、1Wから1ヶ月ほど眺めながら長期間使っても飽きのこないデザインにします.
どうしてもデザインのバランスがあわない時は回路を変更します.外観デザインは最も大事で、よいデザインのアンプは不思議とよく聞こえるものです.

大体下記の2系統に分かれます。

@オープンシャシー(シャーシにそのまま組み上げ、真空管もデザインの一部とする)
Aクローズドシャシー(シャーシをケースに入れてメーター等をデザインする)
特に@のオープンシャシーの場合、LUXは大変秀逸で、あらゆるバリエ−ションのデザインが見られます.

LUX A3500 A3550 A2500系、KMQ60 KMQ80系でシングル、ペントードPP、トライオードPP、双三極管単管PP等、主要な構成を網羅しており、配置と密接な関係にある布線の引き回しからみた真空管やブロックコンデンサの配置も参考にしながらデザインを決めていきます.

近年は管球王国に連載されている上杉氏のシャーシデザインも、正方形のシャーシが使える場合はコピーされてもよいと思います。電源トランスとチョーク入力側の電解コンデンサからのリップル電流の返し方、シグナルのグランドの電流方向を確認してみてください。
m(xx)m 目カラ 鱗ガ落オチタ。 ...コンタクト レンズ ヲ 探シテイルノダ

使用する真空管にあったデザインを考えながら、

@信号グランドと電源電流グランドの布線方法を大まかにつかみます。

A電源トランスの巻き線方向で、初段の球や出力トランスには磁気的影響はないか? シールドされている高級なものばかりを使っていると忘れているものです。

Bブロックコンデンサの熱的な配置は?(10℃あがるごとに耐用時間は半分になります)なるべく筐体内には置かないようにします。.85℃と書いてあるものは85℃で2000時間です。 85℃なら2000H÷8H(1日)=250日が耐用時間です。

C真空管の間隔もできればその直径以上はとりたいものです。業務用はBともくっついていますが、定期交換が許され、また当然だった古きよき時代のものです。(^^)vマネシナイデネ

4.2




















@だいたいの穴をあけて          Aないものは代替品で主要部品を並べてみる

BOKなら、タップ等も立てて、クレンザーで全面に細かな傷をつけたあと、2、3回重ね塗りします。アクリル系のメタリック色も以外にもちます。できれば3日ほど乾かして、急ぐ時はガスレンジで....やめたほうがいいですう。
ここまで終われば、もう完成真近です。キットの場合はここからなんですね。^^v ラクチン