レコード愛好家たちのホームページは多いのにレコードの音が聞けるページはめったにない様です。
この理由として、音楽著作権の心配や、JASRACが個人のHPでの使用基準を明確にしていないことがある様に思われます。
しかし、SP、LPには著作権がクリアされている盤がたくさんあります。多くの方に安心してレコードの音を載せていただく為に説明を添えました。
著作権、及び著作隣接権の保護期間は以下の通りです
作曲などの著作権の原則的保護期間は、著作者が創作した時点から
死後50年まで。他に例外的保護期間も合わせると下の表になります。
著作物の種類
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保護期間
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実名(ペンネームなどの
「周知の変名」を含む)の著作物
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死後50年
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無名・変名の著作物
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公表後50年
(死後50年が明らかなら、その時まで)
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団体名義の著作物
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公表後50年
(または、創作後50年)
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演奏家、レコード会社などの著作隣接権の保護期間も同じです。
実演
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実演が行われたときから50年
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レコード
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音を最初に固定したときから50年
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従って、JASRACネットワーク課の回答は以下の通りです。
『死後50年以上経過した作曲家の作品で、50年以上前に演奏、録音
されたSPやLPレコード、演奏、記録されたピアノロール
等は著作権、
著作隣接権ともにフリーです。
ただし、第二次世界大戦の連合国側の
著作者(作曲家、作詞家、編曲者等)の著作権は戦時加算として、
約10年間が加算されますのでご注意ください。』
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