vi は UNIX の標準エディタである。私の知っている同僚は学生時代に emacs をマスターしたが vi は知らなかった。 社会人となって入社したてのころ、先輩社員にこう言われ、やむなく vi を習得したという。
emacs ではなく、vi を使え。お客様のところに emacs が入っていなかったらどうするんだ?
私は WSL を使っているとき、vi を使うとほとんど文字が見えずに困った。
理由は、ウィンドウの背景が濃い紺色なのに文字も濃い色だからである。
色付けをなくす方法を探していたら、色付けをなくすのでなく、
背景色が暗い場合に文字の色を自動的に背景色とのコントラストがつくようにする方法があるのを知った。
次は背景色が暗い場合の方法である。
vi に入って
:set background=dark
とすれば、背景色に合わせた色を自動的に設定できる。
上記設定は、ホームディレクトリの .vimrc ファイルに書き込んでおけば、
vi 起動時に適用される。なお、私の使っているのは正確には vim である。
昔からの正統 vi であれば、.exrc ファイルに書き込むことになる。
(2020-09-05)
vi にはモードがある。入力モードとコマンドモードである。私が emacs を好むのは、 vi の2つのモードの切り替えがどうもうまくできないからである。
ある画面を編集しているときに、別のファイルのテキストを読み込んで挿入するには、
: 行番号 r ファイル名
とすればよい。行番号が省略されているときは、カーソル行に読み込まれる。