「まえがき」から引用する。
基礎編では基本的な実験の計画とその解析法を示したが,実際の実験では,そのままの形では適用できない場合も多い。 この応用編では,主に直交表を用いた実験で,実践力をより高めるために有効な方法を示す。(後略)
要再読である。特に、擬因子法や直和法、多方分割法については、永田靖:入門実験計画法で紹介されていることもあり、再度読んでみたい。
p.14 以降にある「1.2 他水準法の解析」の計算過程を追ってみた。
次は p.15 の下段にある、直交表とデータを含む表である。
次は[手順3]の水準ごとの和である。ここで `N` は総データ数である。
次は[手順4]の「データの総計から修正項を得る」の式である。ここで `n` は繰り返し回数で、本書のデータでは `n=1` である。
CT = `T^2/(16n)` =
次は[手順5]の「総平方和を求める」の式である。
`S_T = sum_(i=1)^16 sum_(j=1)^n x_(ij)^2 - "CT" = `
手順6は省略してよい。繰り返しがない`(n=1)` からである。
[手順7]の各列の平方和を求める。これは既に[手順3]で作った表に記載した。
[手順8]の各要因の変動を求める。
`S_A = S_1 + S_2 + S_3 = `
`S_(AtimesB) = S_5 + S_6 + S_7 = `
`S_(AtimesC) = S_12 + S_13 + S_14 = `
[手順9]の誤差変動を求める。
`S_e = S_9 + S_10 = `
ここで力尽きた。
書名 | すぐに役立つ実験の計画と解析 応用編 |
著者 | 谷津進 |
発行日 | 1991 年 10 月 5 日 第1版第1刷 |
発行元 | 日本規格協会 |
定価 | 2718 円(税別) |
サイズ | A5 版 |
ISBN | 4-542-50209-2 |
NDC | |
備考 | 川口市立図書館で借りて読む |
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