副題は「回帰モデルから一般化線形モデルまで」。原題は「An Introduction to Generalized Linear Models」。「序文」から引用する。
本書は一般化線形モデルに関するものである.(後略)
要再読である。
情報行列を表す `I` のカリグラフ体があまり見られない書体である。少なくとも下記の MathJax のカリグラフ体の `I` とは異なる。下の `I` の位置にあるのが MathJax のカリグラフ体である。
\( \mathcal{ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ} \)
p.102 以降「7.8 共分散分析」の節と表を一部引用する。
(引用ここから)
表 7.8 のデータにより典型的な例が与えられる.応答 `Y_(jk)` は,3 種類の異なる訓練法を表す 1 因子中の 3 個の水準で測定されたアチーブメントスコアであり,共変量 `x_(jk)` は, 訓練の開始前に測定された適性検査スコアである.3 種類の被験者群間の初期アチーブメントスコアの差を考慮に入れて,訓練法を比較したい.
表 7.8 アチーブメントスコア(Winer, 1971 からのデータ) `A_1` `A_2` `A_3` `y` `x` `y` `x` `y` `x` 応答 6 3 8 4 6 3 4 1 9 5 7 2 5 3 7 5 7 2 3 1 9 4 7 3 4 2 8 3 8 4 3 1 5 1 5 1 6 4 7 2 7 4 計 31 15 53 24 47 19 平方和 147 41 413 96 321 59 `sum xy` 75 191 132 (中略)
初期適性検査の調整後,3種類の訓練法間にアチーブメントスコアの差はないという仮説を検定するために,飽和モデル
`E(Y_(jk)) = mu_j + gamma x_(jk)`を縮小モデル`E(Y_(jk)) = mu + gamma x_(jk)`と比較しよう.ここに `j = 1, 2, 3` および `k = 1, cdots, 7` である.
数式はASCIIMathMLを使って表示している。 表の枠線の表示・消去などはCSSを用いている。
書名 | 統計モデル入門 |
著者 | アネット J.ドブソン |
訳者 | 田中豊・森川敏彦・栗原考次 |
発行日 | 1993 年 2 月 25 日 初版1刷 |
発行元 | 共立出版 |
定価 | 2845 円(本体) |
サイズ | A5 判 ページ |
ISBN | 4-320-01462-6 |
備考 | 川口市立図書館で借りて読む |
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