アネット J.ドブソン:統計モデル入門

作成日 : 2025-03-07
最終更新日 :

概要

副題は「回帰モデルから一般化線形モデルまで」。原題は「An Introduction to Generalized Linear Models」。「序文」から引用する。

本書は一般化線形モデルに関するものである.(後略)

感想

要再読である。

情報行列

情報行列を表す `I` のカリグラフ体があまり見られない書体である。少なくとも下記の MathJax のカリグラフ体の `I` とは異なる。下の `I` の位置にあるのが MathJax のカリグラフ体である。

\( \mathcal{ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ} \)

共分散分析

p.102 以降「7.8 共分散分析」の節と表を一部引用する。

(引用ここから)

表 7.8 のデータにより典型的な例が与えられる.応答 `Y_(jk)` は,3 種類の異なる訓練法を表す 1 因子中の 3 個の水準で測定されたアチーブメントスコアであり,共変量 `x_(jk)` は, 訓練の開始前に測定された適性検査スコアである.3 種類の被験者群間の初期アチーブメントスコアの差を考慮に入れて,訓練法を比較したい.

表 7.8 アチーブメントスコア(Winer, 1971 からのデータ)
`A_1``A_2``A_3`
`y``x``y``x``y``x`
応答638463
419572
537572
319473
428384
315151
647274
311553244719
平方和147414139632159
`sum xy`75191132

(中略)

初期適性検査の調整後,3種類の訓練法間にアチーブメントスコアの差はないという仮説を検定するために,飽和モデル

`E(Y_(jk)) = mu_j + gamma x_(jk)`
を縮小モデル
`E(Y_(jk)) = mu + gamma x_(jk)`
と比較しよう.ここに `j = 1, 2, 3` および `k = 1, cdots, 7` である.

数式の表示など

数式はASCIIMathMLを使って表示している。 表の枠線の表示・消去などはCSSを用いている。

書誌情報

書名 統計モデル入門
著者アネット J.ドブソン
訳者田中豊・森川敏彦・栗原考次
発行日 1993 年 2 月 25 日 初版1刷
発行元 共立出版
定価2845 円(本体)
サイズ A5 判 ページ
ISBN 4-320-01462-6
備考 川口市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi