信号処理の概略を解説するとともに、C言語のプログラムを付す。
C言語で書かれた信号処理のプログラムで書かれた本は当時わずかだったので、 貴重に思い購入した。 現在は必要なくなったので廃棄した。 第1章はC言語の入門であるが、後に使わない部分も多く、あらずもがなの感が強い。 第2章がディジタル信号処理の基礎である。 当初、自己回帰モデルを学んだときは、Levinson-Durbin のアルゴリズムしか知らなかった。 Burg 法や前向き後向き共分散法などは、この本ではじめて知った。
その後、この本のページをデジタルカメラで写していて、 最近そのページが見つかったので、わかる範囲で書くことにした。(2021-05-11)
どのようにして本書で書かれていることを検証すればいいのだろうか。 一つ考えたのは、統計処理言語 R のパッケージを利用することである。 時系列解析や信号処理では R のライブラリを利用できるはずだが、具体的には何だろうか。 私の調べた限りだと、どうも "forecast" というパッケージらしい。
p.71 の式 (2.113) と式 (2.114) の間、《したがって,相関関数の指定値として》、 とあるが、正しくは《したがって,相関関数の推定値として》だろう。
書名 | C言語ディジタル信号処理 |
著者 | 秋月影雄・松山泰男・吉江修 |
発行日 | 1989 年 7 月 20 日 初版 |
発行元 | 培風館 |
ISBN | 4-563-01339-0 |
定価 | 円(本体) |
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