システム管理 |
作成日: 2007-04-14 最終更新日: |
システム管理とは、共通で使われている稼働中の設備を円滑に運用するために行なう仕事である。 管理というよりは、世話という気がする。事実、このページのエスペラント名には、 zorgo という「世話」を意味する単語を当てている。
情報処理技術者試験では、システム管理担当者をテクニカルスペシャリスト「システム管理」として、 役割と業務を次のように規定している。
情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)を企画・構築・運用する業務に従事し、 次の役割を果たす。
以下、内容を考えよう。
構成管理とは、情報システム基盤を構成する各種コンピュータのハードウェア、 ソフトウェア、ネットワーク、設備の「もの」とその連係を明らかにすることである。
そんなの当り前じゃないか、と思うでしょう。なかなかその当り前ができないのだ。 みなさんは、自分の持ち物をすべて列挙できますか。どこにあるかわかりますか。 買ってから何年立っているかわかりますか。 私は、胸を張って「わかりません」と言える。 しかし、システム管理の世界では、そのような開き直りは許されない。
こんな例があった。あるシステムは、コンピュータA、コンピュータB、コンピュータC の 3つからなっている。コンピュータA はバックアップ装置P に、 コンピュータB とコンピュータC はバックアップ装置Q につながれている。
+------------+ +----------+
| Computer A +---+ Backup P |
+------------+ +----------+
+------------+
| Computer B +-+
+------------+ | +----------+
+-+ Backup Q |
+------------+ | +----------+
| Computer C +-+
+------------+
あるとき、システム管理者がコンピュータAのバックアップが取れない、 といって悩んでいた。結局構築時の業者に来てもらったら、あっけなく原因がわかった。
コンピュータAのバックアップは取れていた。ただ、システム管理者が気づいていなかった。 気づかなかった理由は、 システム管理者はコンピュータAのシステムはバックアップ装置Qが取るものとばかり、 思い込んでいた。なぜそういう誤った思い込みがあったかというと、次の理由があった。 バックアップ装置Qは、以前はコンピュータAのバックアップ装置であり、 システム更新時に新たにバックアップ装置Pを購入し、コンピュータAに付け替えた。 そして、付け替え担当者は構成管理情報にこの付け替えを記していなかったのである。 システム管理者は、この事情を知らずに引き継いだ。そこで、先の事件が起こった。
ということでシステム管理の試験を受けたのだけれど、不合格だった。 また出直そう。
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