ベトナム語

2026-05-01

1. ベトナム語の特徴

ベトナム語はおもにベトナム社会主義共和国で読み書きされることばだ。以下、私が気づいた特徴をまとめる。

2. 人称代名詞

ベトナム語は人称代名詞の使い方が独特だ。

二人称単数形

まずは、二人称の「あなた」の単数形を紹介する。

これは、相手が男か女か、先生か否か、先生でない場合は相手の年齢と自分の年齢との相対差がどうか、という種々の要因で決まる。

先生か否か自分の年齢からみた相手の年齢相手が男性相手が女性
非先生祖父母くらい年上ông
非先生両親と同じくらい、あるいはそれ以上の年上bácbác
非先生両親より若いくらいの年上chú
非先生兄・姉くらい年上anhchị
非先生弟・妹くらい年下emem
非先生子より年下cháucháu
先生thầy

ベトナム人はよく話し相手に対して年齢を聞いてくるという。これは、年上か年下か、差があるとしたらどの程度かによって、人称代名詞が異なってくるからなのだろう。

上記はいちばんやさしい使えるベトナム語入門の p.34 の表をもとにした一例である。他のベトナム語の文献やウェブページでは違う解説もある。

一人称単数形

驚くべきは一人称単数形である。これは、上記の二人称単数形の裏返しとなる。つまり、相手から自分のことを「anh」と呼ばれたら、呼ばれた自分の一人称は「anh」となる、ということだ。

なお、上記表の裏返しとは別に、必ず一人称単数形を表す「tôi」という形がある。しかしこの表現は硬く、他人行儀的で相手に失礼となる場合もあるという。