古典への回帰
協和音が増え、カノン・フーガの要素が随所に取り入れられるなど、古典への回帰が見られる。しかし、難しいソナタ。 第1番と同じか、少し易しいぐらいだろう。
珍しいのは、日本語で添えられた注釈があることだ。
第1楽章、7 ページの下から2段めには
“La descente de la fée céleste sur la terre”“天女降誕”
の表示がある。何のことかはわからない。その下の段は、
“L'atterrissage”“着地”
の表示がある。
第3楽章、最終の22ページには2か所、1小節のみの繰り返し記号があり「回数自由」との表示がある。
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