概要
副題は線形代数の応用
。
感想
序章は「非ユークリッド幾何学の誕生」である。この章の最後で、ヒルベルトの著書『幾何学の基礎』が初学者には何回であり読解は難渋
であるとしている。
そして、教育的配慮をしたいろいろの公理系が与えられている
なかで、小平邦彦先生によるものを引用する
としている。
これは小平邦彦:『幾何のおもしろさ』のことである。
第1章は「球面幾何」である。おかしいな、本書は双曲幾何学の本ではなかったかな、と思って「まえがき」を見ると、第1章で球面幾何をベクトルを用いて取扱い,準備的訓練をした後,
とあるので、訓練のための球面幾何だとわかった。見ていくと、球面幾何固有の術語である、大円、大円の極、半大円などが出てきて往生する。言い忘れたが、
本書ではベクトルには `veca, vecb` のように、高校数学のような上矢印が使われている。また、`veca` と `vecb` の内積は `(veca, vecb)` の記法が使われている。
書誌情報
| 書名 | 双曲幾何学入門 |
| 著者 | 中岡稔 |
| 発行日 | 1993 年 3 月 25 日 初版 |
| 発行元 | サイエンス社 |
| 定価 | 2800 円(本体) |
| サイズ | A5 版 224 ページ |
| ISBN | 4-7819-0688-5 |
| その他 | 川口市立図書館にて借りて読む |