上野健爾:代数入門

2026-03-28

概要

「まえがき」より引用する。

本書は代数を通した現代数学への入門書である.

「まえがき」の末尾にも書かれているとおり、本書は岩波講座『現代数学への入門』の「代数入門1」と 「代数入門2」を単行本化したものである.

感想

左剰余類と右剰余類

p.200 にある演習問題から引用する。

5.4 群 `G` とその部分群 `H` を考える.`G` の元 `g` に対して,`G` の部分集合 `Hg` を \[ Hg = \{ hg | h \in H\} \] とおき,`g` を含む `H` に関する左剰余類(left coset) という.(後略)

この左剰余類には脚注 *3 がついている。この脚注を引用しよう。『岩波数学辞典』では,`Hg` を右剰余類と呼んでいるが,これは群論の伝統的な呼び方に反している.

p.201 にある演習問題から引用する。

5.5 群 `G` とその部分群 `H` および `g in G` に対して `G` の部分集合 \[ gH = \{ gh | h \in H\} \] を,`g` の属する `H` に関する右剰余類(right coset) という.(後略)

この右剰余類には脚注 *4 がついている。この脚注を引用しよう。『岩波数学辞典』では,これを左剰余類と呼んでいるが,群論の伝統的用法に反している.

この定義は、少数派の定義といえる。左剰余類と右剰余類を参照のこと。

数式記述

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書誌情報

書名代数入門
著者上野健爾
発行日2004 年 5 月 7 日
発行元岩波書店
定価3900 円(本体)
サイズA5版 367 ページ
ISBN4-00-006877-6
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