田口 政義 : 微分方程式

作成日 : 2022-01-15
最終更新日 :

概要

本書の前半で常微分方程式を、後半で複素関数論を講じる。

感想

常微分方程式と複素関数論は関係の深い分野であるが、本書では両者の関係を意識せず、 割り切って個別に論じている。 常微分方程式の部では、ラプラス変換を表に出さずに、記号操作による微分方程式の解を求める方法、 いわゆる演算子法を紹介していて、 これは珍しい。ヘビサイド演算子法と思えばいいだろうか。 複素関数論では応用を重視する立場であるから、留数定理を利用した実積分の計算方法が紹介される。 複素関数論の本でも留数定理を扱わない本がある。

複素関数論では、留数定理による実積分の計算方法の一部の結果は、 複素関数のページにまとめた。

書誌情報

書名微分方程式
著者田口 政義
発行日1999 年 10 月 25 日 初版 第 1 刷
発行元朝倉書店
定価YYYY 円(本体)
サイズA5 判 PPP ページ
ISBN978-4-254-11542-0
備考草加市立図書館にて借りて読む

まりんきょ学問所数学の部屋数学の本 > 田口 政義 : 微分方程式


MARUYAMA Satosi