片山杜秀:大楽必易 わたくしの伊福部昭伝

作成日 : 2025-06-05
最終更新日 :

概要

伊福部昭の評伝。

感想

要再読である。

味噌の話

たびたび味噌の話が出てくる。たとえば、p.72 左から 5 行めから引用する。

伊福部は言った。「釣り針が見えてみるものは駄目なんですね。釣り針が見える作曲をしてはいけない。 味噌くさい味噌はよい味噌ではない。(後略)」

また、p.205 右から 8 行目以降で、こうも言っている。

「(前略)私はよく、コーヒー臭いコーヒーや味噌臭い味噌は駄目だと言うのですが、 コード臭いコードもいけないということですね。(後略)」

ちょうど同じころに読んでいた川崎洋「ごてる いぎる びびる - 言葉のノート」にも似た表現があったのでなぜかおかしくなった。

書誌情報

書名 大楽必易 わたくしの伊福部昭伝
著者 片山杜秀
発行日
発行元 新潮社
定価 2700 円(本体)
サイズ
ISBN 978-4-10-339712-0
備考 川口市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi