副題は発酵、蒸溜に秘められた日本人の知恵と技
。
本書を読んで、ますます焼酎が飲みたくなった。なお、本書で主に扱っているのは単式蒸溜焼酎(焼酎乙類、本格焼酎)であることに注意しておく。
私が最初に焼酎を飲んだのは大学生のときだ。所属していたサークルに九州出身者がかなりいたからか、芋焼酎や麦焼酎をけっこう飲んでいた。
私が勤め人だったとき、職場に鹿児島出身の同僚がいた。鹿児島だからさぞかし焼酎が好きなのかと思いきや、この同僚はビールしか飲まないと自称していた。事実、ビールばかり何杯でも飲むので驚いたことがある。 鹿児島出身の友人が芋焼酎を好んで飲むので、鹿児島出身者は皆焼酎ばかり飲むという思い込みがあった。
社会人になってからも、楽器練習の後の飲み会で特定の店に入ることが多く、必然的にその店でキープできる酒である焼酎を飲むことが多くなった。
おもしろいのは、風味の評価で用いられる官能評価で、対比効果や順序効果、 記述効果、連想効果などの実例が説明されていることである。
書名 | 焼酎の科学 |
著者 | 鮫島吉廣・髙峯和則 |
発行日 | 2018 年 6 月 20 日 第1刷 |
発売元 | 講談社 |
定価 | 1000 円 (本体) |
サイズ | |
ISBN | 978-4-06-526807-0 |
その他 | 講談社ブルーバックス、草加市立図書館で借りて読む |
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