鮫島吉廣・髙峯和則:焼酎の科学

作成日:2025-04-27
最終更新日:

概要

副題は発酵、蒸溜に秘められた日本人の知恵と技

感想

本書を読んで、ますます焼酎が飲みたくなった。なお、本書で主に扱っているのは単式蒸溜焼酎(焼酎乙類、本格焼酎)であることに注意しておく。

私が最初に焼酎を飲んだのは大学生のときだ。所属していたサークルに九州出身者がかなりいたからか、芋焼酎や麦焼酎をけっこう飲んでいた。

私が勤め人だったとき、職場に鹿児島出身の同僚がいた。鹿児島だからさぞかし焼酎が好きなのかと思いきや、この同僚はビールしか飲まないと自称していた。事実、ビールばかり何杯でも飲むので驚いたことがある。 鹿児島出身の友人が芋焼酎を好んで飲むので、鹿児島出身者は皆焼酎ばかり飲むという思い込みがあった。

社会人になってからも、楽器練習の後の飲み会で特定の店に入ることが多く、必然的にその店でキープできる酒である焼酎を飲むことが多くなった。

おもしろいのは、風味の評価で用いられる官能評価で、対比効果順序効果、 記述効果、連想効果などの実例が説明されていることである。

書誌情報

書名 焼酎の科学
著者 鮫島吉廣・髙峯和則
発行日 2018 年 6 月 20 日 第1刷
発売元 講談社
定価 1000 円 (本体)
サイズ
ISBN 978-4-06-526807-0
その他 講談社ブルーバックス、草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi