「鉄道最前線」ベストセレクション なぜ南武線で失くしたスマホがジャカルタにあったのか

2026-02-04

概要

「はじめに」から引用する。

本書のタイトル『なぜ南武線で失くしたスマホがジャカルタにあったのか』は、本書に収録されている記事の1つです。 書籍担当者から「意外性があるので、ぜひ書籍自体のタイトルに使いたい」と提案がありました。(中略)このタイトルはグローバル経済の本質を見事に言い当てています。 自分の身近なものは、意外なところで世界と密接に結び付いている。鉄道も例外ではありません。実は、本書のタイトルとして最もふさわしいのかもしれません。

感想

図書館で宇沢弘文『自動車の社会的費用』を探していると、近くに本書のタイトルがあることに気づいた。そういえば、「日本タイトルだけ大賞」という企画があって、 本書もノミネートされた(www.sinkan.jp)ことがあり、本書のタイトルが頭が残っていたのだった。 早速借りることにした。

銀座線渋谷駅

pp.200-203 では、銀座線の渋谷駅で大工事が行われた全貌についての記事がある。私は、銀座線の渋谷駅と井の頭線の渋谷駅を乗り継ぐ用事が多かったのだが、一時期その用事を断っていたことがあった。 久しぶりに(コロナの猛威が一段落したあたり、2022 年頃だろうか)銀座線の渋谷駅に降り立ったら、まるで違う場所なのに驚いた。その理由を前から知りたかったが、この記事でだいぶ明らかになった。 なお、この記事では触れられていないが、新しい銀座線渋谷駅になったことで、井の頭線との乗り継ぎの利便性は格段に悪化した。何事もいいことばかりではない。

満員電車ゼロ

p.147 からは、「満員電車ゼロ」の実現方法が書かれている。そういえば、「満員電車ゼロ」を公約に掲げて当選した都知事がいた。 ただ私は都民ではないのでこの都知事の当落に関しては何も関与できなかった。私は新宿副都心のはずれにある会社に勤務していたことがあり、 「満員電車ゼロ」になってほしいとは思っていたが、結局満員電車はひどくなるばかりで、私が会社を辞める原因の一つとなった。 本書にはいろいろな手法が書かれているが、これらの方法の一つ一つは非現実的であると思うし、仮に現実になったとしても満員電車は(新型コロナウイルスが蔓延でもしない限り)続くと思う。 私は退職したので満員電車に乗ることはめったにないが、満員電車で働かせる日本の会社に私は絶望している。

書誌情報

書名「鉄道最前線」ベストセレクション なぜ南武線で失くしたスマホがジャカルタにあったのか
編者東洋経済オンライン
発売日2017 年 4 月 10 日(第 1 刷)
発売元集英社
定価1400 円(本体)
サイズ
ISBN978-4-08-781625-9
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