詩人として出発した吉本隆明による詩史論。
おもしろい。鈴木志郎康の極私的現代詩入門と合わせ、 現代詩をよく読んでいたときにお世話になった書物だ。
なかでも、私が今でも心に残っているのは、谷川俊太郎の「交合」という作品についての解説である。 そして驚くべきことだが、この谷川の詩の評論が、中島みゆきの詩の評論と並行して進んでいる点にある。
書 名 | 増補 戦後詩史論 |
著 者 | 吉本 隆明 |
発行日 | 1984 年 11 月 30 日 新装版第一刷 |
発行元 | 大和書房 |
定 価 | 1800円 |
サイズ | |
その他 | |
ISBN | 4-479-80001-8 |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > 吉本 隆明 :増補 戦後詩史論