中島 義道:働くのがイヤな人のための本 |
作成日: 2017-06-25 最終更新日: |
働くとはどういうことなのか。4人の仮想相談者に答える形で進む。
この本を読んで即効性を期待してはいけないだろう。哲学者が書いたものだからだ。 哲学者はモノを考えるのが仕事であり、相談への回答を与えることが仕事ではないからだ。 では、なぜこの本を読んだのか。 働くのがイヤなことを誰かと共有したかったからだ。もちろん、本は単に読むだけだから著者は私の思いを共有するわけがない。 でも、少なくとも昔は、著者は働くのがイヤだったようだ。それだけで安心した。
しかし、著者は名声を得ているようにみえる。私はそれを妬む。そんな自分がイヤだ。それでも、働くのがイヤなことを考え続けるしかない。
書 名 | 働くのがイヤな人のための本 |
著 者 | 中島 義道 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | 新潮社(新潮文庫) |
定 価 | |
サイズ | ページ cm |
ISBN | |
NDC | 104 |
その他 | 越谷市立図書館(南部図書室)で借りて読む |
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