土屋 賢二:われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う

作成日: 2018-02-03
最終更新日:

概要

常識の垣根を取り払い、森羅万象をユーモアと諧謔で解きあかした、お笑い哲学エッセイ集。

時間の効率的活用法

「時間の効率的活用法」というエッセイで、土屋先生は次のように述べている。

仕事をスピードアップしても、「お前、やればできるじゃないか」といわれて仕事の量を増やされるだけである。

まったくその通りだ。いつまでたっても労働者は楽にはならない。

それはともかく、先生は言う。複数のことを同時に行なうという方法もあるが、これも限度がある。 同時にできない組み合わせを先生は挙げているが、その中のこれには笑った。

全力疾走しながら針に糸を通す

こんなオリンピックがあってもいいのではないかな。

人間の性

p.159 で土屋先生は次のように書いている。

腹を立てる人は、(中略)最初から「おれの気に入らないことが起こったら絶対許さんからな」 という険しい態度でことに臨み、 「けしからん」と考える理由は後からつけるのだ。

これと似たようなことを数学者の小平先生が書いていた。 Z 教授の言のところだ。

書誌情報

国立国会図書館サーチによれば 2019/01/25 現在で104.9 : 論文集.評論集.講演集に分類されている。 同じ著者の「純粋ツチヤ批判」は、国立国会図書館サーチによれば 2019/01/25 現在で 914.6 : 評論.エッセイ.随筆に分類されている。両者の違いは何だろうか?

書 名われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う
著 者土屋 賢二
発売日1999 年 4 月 10 日第1刷
発売元文藝春秋
定 価448 円(税別)
サイズp ; 15cm
ISBN4-16-758802-1
その他文春文庫 つ-11-2
NDC104.9 : 論文集.評論集.講演集

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MARUYAMA Satosi