阿部誠・近藤文代:マーケティングの科学

作成日 : 2025-04-08
最終更新日:

概要

「まえがき」から引用する。本書では,スキャナーデータの分析で使われる手法を説明し,いくつかの例に基づいてマーケティング上どのような発見があり,どういう知見が得られるかを紹介する.

感想

要再読である。

デシル分析

p.109 ではデシル分析ということばが登場している。これは、顧客を購買額によって人数の等しい 10 のグループに分けて分析することである。 なぜ 10 のグループなのか。このページでは、「80-20 の法則」がよく言われる、と紹介している。そして実際のデータは、日本のスーパーマーケットでは約 60-40 であり、 米国では約 70-30 であること、この差は米国では顧客がより大型チェーンに集中しているからであるとする。

本書は 2005 年に刊行されている。20 年経った現在の日本では、米国のように大型チェーンに集中していると思うのだが、よくわからない。

誤植

p.140 上から1行目、された符合で統計的に有意であるが,とあるが、正しくは《された符号で統計的に有意であるが,》である。

シリーズ《予測と発見の科学》

書誌情報

書名 マーケティングの科学
著者 阿部誠・近藤文代
発行日 2005 年 10 月 25 日 初版第1刷
発行元 朝倉書店
定価 3700 円(税別)
サイズ A5 版
ISBN 978-4-254-12785-0
NDC 675
備考 川口市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi