「まえがき」から引用する。本書では,スキャナーデータの分析で使われる手法を説明し,いくつかの例に基づいてマーケティング上どのような発見があり,どういう知見が得られるかを紹介する.
要再読である。
p.109 ではデシル分析ということばが登場している。これは、顧客を購買額によって人数の等しい 10 のグループに分けて分析することである。 なぜ 10 のグループなのか。このページでは、「80-20 の法則」がよく言われる、と紹介している。そして実際のデータは、日本のスーパーマーケットでは約 60-40 であり、 米国では約 70-30 であること、この差は米国では顧客がより大型チェーンに集中しているからであるとする。
本書は 2005 年に刊行されている。20 年経った現在の日本では、米国のように大型チェーンに集中していると思うのだが、よくわからない。
p.140 上から1行目、された符合で統計的に有意であるが,
とあるが、正しくは《された符号で統計的に有意であるが,》である。
書名 | マーケティングの科学 |
著者 | 阿部誠・近藤文代 |
発行日 | 2005 年 10 月 25 日 初版第1刷 |
発行元 | 朝倉書店 |
定価 | 3700 円(税別) |
サイズ | A5 版 |
ISBN | 978-4-254-12785-0 |
NDC | 675 |
備考 | 川口市立図書館で借りて読む |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > 阿部誠・近藤文代:マーケティングの科学