五味 文彦、鳥海 靖(編著):もういちど読む山川日本史 |
作成日: 2013-02-03 最終更新日: |
I ページは「ふたたび日本史を学ぶ読者の皆さんへ」という表題である。そこには、 「誰にでも読みやすく、1冊で日本市の全体像を把握できる書物です。」とある。
鎌倉幕府の成立は 1192 年ではない、ということをどこかで知った。 私は歴史が嫌いで不得意だから、よくわからなかった。 それが本当なのかどうか、本書を繰ってみた。p.79 に次の記述があった。
やがて頼朝は,逃亡した義経をかくまったとして奥州藤原氏をほろぼし,全国の軍事支配を達成すると, 1192 (建久 3)年,法皇の死後,征夷大将軍に任命され,ここに鎌倉幕府が名実ともに成立した。
この文章を読むと、1192 年は形式的な成立ということだろう。ということは、実質の成立はもう少し前のことになる。 この文章の前に、1185 年に、源頼朝が東国武士団を守護・地頭に任命したということが書かれている。 なるほど。
それにしても、私の興味はもっと下世話で、征夷大将軍という文字を見て懐かしくなった。某人物が、 「誠意大将軍」と言われていたことを思い出した。
書 名 | もういちど読む山川日本史 |
著 者 | 五味 文彦、鳥海 靖(編著) |
発売日 | 2012 年 10 月 12 日 |
発売元 | 河出書房新社 |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | B6 480ページ |
ISBN | 978-4-309-62450-1 |
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