三大幸福論としてしたしまれているアランの幸福論。帯にはこうある。笑うのは幸福だからではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
原題は、Propos sur le bonheur。
私は自分から進んでこの手の真面目な本を買うことはない。進んで買うのは「怠ける方法」とかそういうものだ。 真面目な本は、人からの勧めや書評の推薦で買う。私の覚えでは、「成毛 眞(監修) : この古典が仕事に効く! 」 にこの本があったからだ。と思ってよくみたら、幸福論はアランのではなくヒルティのだった。私の勘違いだから金返せ、と言おうにも言えない。
帯には「もっとも読みやすい『幸福論』」とある。ほかの幸福論を読んだことがないので平気で言うのだが、 この本はけっこう苦い。また、ある文と次の文の意味の関連がよくわからず、途方に暮れる。そこを考えるのが幸福論だ、 と言われれればそれまでである。
これは本当かどうかはわからないが、試しにやってみることにしている時がある。「チコちゃんに叱られる」という番組がある。 そこで、番組の中ほどになると、何か笑いのもとになる言動もなしに、いきなりチコちゃんが笑いだすのである。だから私も、 笑うことにしている。
書 名 | 幸福論 |
著 者 | アラン |
訳 者 | 串田 孫一,中村 雄二郎 |
発行日 | 2012 年 2 月 10 日 第6刷 |
発行元 | 白水社 |
その他 | 白水 U ブックス 1098,古本屋で買う |
定 価 | |
サイズ | 新書版 |