片岡昭雄(監修):電気理論入門1

作成日 : 2025-07-24
最終更新日 :

概要

p.4 から引用する。

電気技術を学ぶには,その基礎となる,次に示すような事項を十分理解することが大切である。

  1. 基本的な電気現象
  2. 電気現象を量的に取り扱う方法
  3. 電気的な諸量の相互関係
  4. 電気エネルギーを合理的に活用する方法

本書は,以上のような点を念頭において,学習をすすめていく。

本書は2冊構成であり、電気理論入門2がある。

感想

要再読である。

p.135 にけい素鋼板が出ている。けい素鋼板とは電気機器類の鉄心としてよく使われている鋼板で、鉄損が低いという特徴がある。 けい素鋼板の名称は、その名の通り鉄にシリコン(ケイ素)を使っていることによる。 私が昔会社員だった頃、日本で鉄心用の鋼板を作っている会社は2つあって、1つは「電磁鋼板」、もう1つは「珪素鋼板」と違う名前を使っていた。 それだけライバル意識がむき出しであったとともいえる。その後、「珪素鋼板」を使っていた会社はいつのころか「電磁鋼板」という、ライバル会社の呼称を使うようになった。

書誌情報

書名電気理論入門1
監修者片岡昭雄
発行日2000 年 4 月 10 日 (第2刷)
発行元実教出版
定価2300 円(本体)
サイズA5
ISBN4-407-03149-2
NDC(6)540
その他越谷市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi