p.4 から引用する。
電気技術を学ぶには,その基礎となる,次に示すような事項を十分理解することが大切である。
- 基本的な電気現象
- 電気現象を量的に取り扱う方法
- 電気的な諸量の相互関係
- 電気エネルギーを合理的に活用する方法
本書は,以上のような点を念頭において,学習をすすめていく。
本書は2冊構成であり、電気理論入門2がある。
要再読である。
p.135 にけい素鋼板が出ている。けい素鋼板とは電気機器類の鉄心としてよく使われている鋼板で、鉄損が低いという特徴がある。 けい素鋼板の名称は、その名の通り鉄にシリコン(ケイ素)を使っていることによる。 私が昔会社員だった頃、日本で鉄心用の鋼板を作っている会社は2つあって、1つは「電磁鋼板」、もう1つは「珪素鋼板」と違う名前を使っていた。 それだけライバル意識がむき出しであったとともいえる。その後、「珪素鋼板」を使っていた会社はいつのころか「電磁鋼板」という、ライバル会社の呼称を使うようになった。
書名 | 電気理論入門1 |
監修者 | 片岡昭雄 |
発行日 | 2000 年 4 月 10 日 (第2刷) |
発行元 | 実教出版 |
定価 | 2300 円(本体) |
サイズ | A5 |
ISBN | 4-407-03149-2 |
NDC(6) | 540 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > 片岡昭雄:電気理論入門1