筒井 康隆:本の森の狩人 |
作成日:2021-06-17 最終更新日: |
筒井康隆が読売新聞に連載した書評の単行本化。
私は本書を買って、取り上げられていた本を何冊か買ったことがある。
他にも読みたい本がいくつも並べられているが、私には金がない。
ところで、著者は、架空の作者による架空の作品「人がみな狼だった時」の書評を新聞連載時におこなっている。 その顛末と弁明を本書で明らかにした上で、このように述べている。
とは言うものの、おれの嘘は文学好き、またはわが愛読者に対してのみ被害を与えてしまったのであり、 その意味で申し訳なさは倍となる。 これをお詫びするため小生、「人がみな狼だった時」を、 自らが批評した通りの作品として今後五年以内に必ず書くことをお約束する。
この作品は書かれたのだろうか。見てみたい。
書名 | 本の森の狩人 |
著者 | 筒井 康隆 |
発行日 | 1993 年 4 月 20 日 第1刷 |
発行所 | 岩波書店 |
定価 | 563 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 4-00-430275-7 |
その他 | 岩波新書 |
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