河本修 : 身近に学ぶ電磁気学

作成日 : 2024-05-03
最終更新日 :

概要

「はじがき」から引用する :

本書は,大学における1・2年生の教育,いわゆる一般教育(教養教育)において, 理科系学部を想定した標準的な電磁気学の教科書として書いたものであり,同じ主旨で書いた『身近に学ぶ力学』の姉妹編である.

感想

磁性体

索引を見てみると「佐川」p.55 という行が目に入った。この佐川とは誰だろうか。気になって p.55 を調べてみると、そこには次の記述があった(一部 p.56 にまたがっている)。

現在,最強の強さをもつ永久磁石は,1983 年に佐川(1943~)とクロートらによってほぼ同時に,独立に発見された ND2Fe14B である(図3.7).

佐川については 小谷岳生:ゼロから学ぶ物理数学でも触れられている。 しかし、クロートという人物もほぼ同時に発見していたとは知らなかった。そういえば、少し前に見たテレビで、最も強い永久磁石を発見・実用化した人たちを取材していて、 そこには当然佐川眞人や俵好夫の名前も出てきたのだった。ちなみに、本書にあるクロートとは、ジョン・J・クロートのことである。

数式記述

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書誌情報

書名 身近に学ぶ電磁気学
著者 河本修
発行日 2000 年 12 月 15 日 初版第 1 刷
発行元 共立出版
定価 1600 円(本体)
サイズ A5 版 ページ
ISBN 4-320-03399-X
その他 越谷市立図書館にて借りて読む

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MARUYAMA Satosi