第9章は、記憶の運用について述べている。 ものごとを学習するにはどうしたらよいだろうか? という問いかけの後で、次の買物リストが提示されている。
このリストのうち、「にわとり」に違和感がある。 普通、「にわとり」といえば、生きている、とさかのあるニワトリを連想し、 買う対象としては「鶏肉」あるいは単に「トリ(鶏)」というだろう。 なぜ、「にわとり」と訳したのだろうか。気になる。
同じく第9章で、記憶術について紹介されている。 パーティーで人に紹介された場合、その人の名前をどうやって覚えるか。 著者は「会話の中で,すぐに来た名前を 2,3 回使ってみなさい。 おもしろいことに,こうした簡単な原理がけっこう役に立つのである。」 といっている。私も試してみるつもりだ。 ただ、日本語で、日本人相手に名前を繰り返すのは、 失礼に思われるかもしれない。ここが心配だ。
この間失敗してしまった。名前を覚えようと一生懸命ナカタさんと呼びかけたが、正しい名前はナカガワさんだった。 恥ずかしい。(2016-07-08)
書名 | 情報処理心理学入門Ⅱ 注意と記憶 |
著者 | P.H.リンゼイ、D.A.ノーマン |
発行日 | 1984年10月25日 |
発行元 | 株式会社サイエンス社 |
定価 | 2800円(本体) |
サイズ | A5判282ページ |
ISBN | 4-7819-0377-0 |
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