P.H.リンゼイ、D.A.ノーマン:情報処理心理学入門Ⅱ 注意と記憶

作成日:2006-12-23
最終更新日:

買物リストの「にわとり」

第9章は、記憶の運用について述べている。 ものごとを学習するにはどうしたらよいだろうか? という問いかけの後で、次の買物リストが提示されている。

このリストのうち、「にわとり」に違和感がある。 普通、「にわとり」といえば、生きている、とさかのあるニワトリを連想し、 買う対象としては「鶏肉」あるいは単に「トリ(鶏)」というだろう。 なぜ、「にわとり」と訳したのだろうか。気になる。

新しい情報を覚えるコツ

同じく第9章で、記憶術について紹介されている。 パーティーで人に紹介された場合、その人の名前をどうやって覚えるか。 著者は「会話の中で,すぐに来た名前を 2,3 回使ってみなさい。 おもしろいことに,こうした簡単な原理がけっこう役に立つのである。」 といっている。私も試してみるつもりだ。 ただ、日本語で、日本人相手に名前を繰り返すのは、 失礼に思われるかもしれない。ここが心配だ。

この間失敗してしまった。名前を覚えようと一生懸命ナカタさんと呼びかけたが、正しい名前はナカガワさんだった。 恥ずかしい。(2016-07-08)

情報処理心理学入門

書誌情報

書名情報処理心理学入門Ⅱ 注意と記憶
著者P.H.リンゼイ、D.A.ノーマン
発行日1984年10月25日
発行元株式会社サイエンス社
定価2800円(本体)
サイズA5判282ページ
ISBN4-7819-0377-0

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MARUYAMA Satosi