明確なルールはない。
これらには、sheep, head, Japanese などが入る。 ここで、head は人間の頭部ではなくて、日本語の助数詞である「頭」に相当する。 「頭」という漢字は、たまたま英語の head と一致するがこれは偶然だろう。
five head of cattle 牛5頭
英語はいろいろなことばの混ざりあいから生まれるので、 こういう難しいことが起こる。 エスペラントは j をつけるだけでいいから簡単だ。 もっとも、形容詞にも j がつく(ほかにも形容詞につくことばがある)。
どんなことばでも、 数えられる名詞と数えられない名詞の区別はある。これはやっかいだ。
フィンランド語の本には数えられない名詞ということばの代わりに、 分けられる名詞という説明がされていたものあった。 硬いことばでいえば、離散量が数えられる名詞で、 連続量が分けられる名詞というわけだ。
助数詞とは、数を表す語の後に付けてどのような事物の数量であるかを表す語要素である。 一般に数え方として扱われる。
さて、なぜ、five head of cattle なのか、cattle ではなくて cow ではいけないのか、 という疑問にぶちあたった。調べてみると、cattle は集合名詞として使われること、 個別の種類をいうときに、牝牛 (cow)や、雄牛 (bull)、去勢牛 (ox) があることがわかった。 私の理解だと、家具の集合名詞として furniture があり、 それぞれの家具として chair, bookshelf, table などがあるようなものだろうか。 そういうことまで書いていてもらいたいなあ。 (2010-06-09)
江川泰一郎の「英文法解説」には、ある野球球団のはじまりが「広島カープス」という名前だったことが明かされている。 これに関して、 「こんにちわ撲滅委員会」撲滅委員会:広島カープス撲滅委員会(torafuzuku.exblog.jp) という面白い考察があったので紹介する。 torafuzuku さんのこのブログはどれをとっても面白い。最近更新されていないのが残念である。
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