「本書の利用法」から引用する。
はしがきでも述べたとおり,この本は英文解釈・英作文・英文法の三位一体を意図して書かれた参考書である。 したがって,読者諸君もそのつもりで読んでいただきたい。(後略)
「第 1 章 名詞」では、p.15 の解説欄にある、次のエピソードが特に気に入っている。以下引用する。
A. (1) 日本のプロ野球球団の広島カープは名前が単数形である。球団設立の当初「広島カープス」としたそうであるが, だれか物知りが「carp は常に単数形である」と注意したので改名したという話があった。
「第 18 章 特殊構文の研究」では、p.492 の次の例文が気になった。以下引用する。
There is practically as much water in stale (bread) as in new bread.
(ぱさぱさの古いパンでも新しいパンとほとんど同じくらいの水分がある)
なぜ引用したかというと、英文法が面白かったからではなく、事実だとしたらそれが面白いと思ったからである。
p.498 から別の文を引用する。
Most fish, I always think, taste better when they are grilled than when fried.
(私はいつも思うのだが,たいていの魚はフライにするよりも焼いたほうがおいしい)
私もそう思う。
p.376 上から4行目トランペットは持って来たが,楽符を家に忘れてしまった
とあるが、
ただしくは《楽譜》だろう。楽譜には「音符」が書いてあるのでややこしい。
書名 | 英文法解説 |
編者 | 江川泰一郎 |
発行日 | 1995 年 7 月 31 日(改訂三版第 9 刷) |
発行元 | 金子書房 |
定価 | 1699 円(本体) |
サイズ | 548 ページ |
ISBN | 4-7608-2009-4 |
NDC | 835 |
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