§48 不規則複数 |
作成日:2010-05-30 最終更新日: |
これはドイツ語のウムラウトから来ているのだろう。
sheep とか carp は群れとなって行動するから単複を区別する必要がないので、単複同形となった、 という説明で納得しているが、これは本当だろうか。
江川泰一郎の英文法の本によれば、日本の野球球団「広島東洋カープ」はかつて「カープス」と名乗った時期があったそうである。
上のティンパニはイタリア語。クラシックのオーケストラには必ずある。通常は2個以上合わせて使うから複数形で知られている。英語では kettledram である。 下のデータはラテン語。
英語はいろいろなことばの混ざりあいから生まれるので、 こういう難しいことが起こる。 エスペラントは j をつけるだけでいいから簡単だ。 もっとも、形容詞にも複数形を現す j がつく。 エスペラント以外の言語で、形容詞にも複数形を現す接尾辞がつくものがある。
どんなことばでも、 数えられる名詞と数えられない名詞の区別はある。これはやっかいだ。
フィンランド語の本には数えられない名詞ということばの代わりに、 分けられる名詞という説明がされていたものあった。 硬いことばでいえば、離散量が数えられる名詞で、 連続量が分けられる名詞というわけだ。
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