初日の失敗


●MAP●
地図を開いてお読み下さい

朝のケンジントン
ケンジントン・ガーデンズの朝である。
清々しい。とても都会の中とは思えない。
毎朝の通勤も、こんな所を通れたら、気持ちがいいだろうなあ。

ケンジントンのりす
リスである。
英国にはどこにでもいる。英国人にとっては、かなり迷惑な存在らしい。 でもやっぱりかわいいと思う。
病気持ちらしいので、野生のリスには触らない方がいいらしい。

セーラームーン
「ロンドンおもちゃ模型博物館」(London Toy andModel Museam)には、日本のおもちゃがいくつか並んでいた。
その中の一つ、セーラームーンである。今だと、キューティーハニーに変わっているかもしれない(^_^;;?

とにかく、これからホテルにチェックインしなければいけない。 今夜だけはホテルを予約しておいた。
旅行社がくれた地図では、どうやらQUEENS WAYにホテルがあるようだ。地下鉄かバスかで悩んだ結果、エア・バスで行くことにした。

バスは丁度QUEENS WAYの真ん前に到着した。
回りは外人さんばかりで(この場合、私の方が外人なのだが)びくびく、こわこわしながら、QUEENS WAYを歩く。娘たちもなにやら大人しい。

・・・・・・? おや、ホテルがない。
気を取り直してもう一度、往復してみる。 ・・・・・ない。
あっれ〜、おかしいなあ〜。あるはずなのに。

困った困ったといくら考えても仕方がない。 ここはどうしても英語で道を聞かないといけない。え〜い、勇気を振り絞るのじゃ。 ・・・で、なるべく親切で優しそうなおばさんに、聞いてみた。
「Excuse me. Could you tell me how to get to this hotel?」
日本で頭にたたき込んできた文章の中の一つだ。
「Hotel?」と言っておばさんは、地図をのぞき込んだ。 「やっやった〜!通じたぞお〜!」・・・・・と喜ぶのはここまでだった。 おばさんの英語は早すぎて理解できなかったのだった・・・うう。 とにかく、おばさんが身ぶり手振りで示してくれた方向へ歩いてみる。
・・・・・しかし・・・・・ない。
もう一人、今度はきれいなお姉さんに聞いてみた。 身ぶりで「あっち」と示してくれる方向に行ってみても、やっぱり無かった。

そんなこんなをしてるうちに、娘達はお腹も空いて、疲れて、眠くなって、泣き出した。当然かあ、日本にいるなら寝ている時間だし。
ハンバーガーショップで一休みし、そこでもう一度地図を広げて、聞いてみる。 だが、わからないと言われてしまった。

とにかく、もう一度出発することにした。しなければ仕方がないし。 QUEENS WAYの周辺の通りを歩いてみても、見つからない。 もうそろそろ、娘たちも限界である。私も疲れ切ってしまった。 え〜い!タクシーに乗ってしまおうっっっ。丁度タクシーが近づいてきたのだ。

いや〜、着いたところは、なんとQUEENS WAYから随分離れたQUEEN'S GARDENという通りにあったのだ。旅行社がくれた地図はあまりにもおおざっぱすぎた。それで誰にも理解ができなかったのか。

チェックインして部屋に入ると、緊張がどっとほぐれて涙がボロボロとこぼれた。 娘たちが「どうしたん、おかあさん」と言って、私の頭を撫でた。

【教訓】
英国は、住所にある通りの名前で場所を探すべし。道という道には必ず名前がついている。英語ができれば人に聞くのも良いが、地図で探した方が早いかも。


ケンジントンのピーターパン.JPG
ピーターパンの像である。(Peter Pan Statue) ケンジントン・ガーデンズと、ハイド・パークの境目にある、ロング・ウォーター湖の近くにある。てっきりディズニーのピーターパンがいるものと思っていた私が馬鹿であった。

ケンジントン宮殿.JPG
「ケンジントン宮殿」。
私もダイアナ元妃のこと
が、大好きだった(T.T)
メリーゴーランド
「ロンドンおもちゃ模型博物館」(London Toy and Model Museum)には、ちょっとした遊園地もある。
その中で驚きは、このメリーゴーランドである。 写真が小さいので見えにくいが、なんと真ん中の男性が「手」で、メリーゴーランドを回しているのだ。う〜ん、英国だ。

previous
top
next