ミュージカルボーカルレッスンmove

move

About move About move

moveでは
演劇として歌うことに
こだわったレッスンを行っています。

どんなにいい声で歌っても、そこに芝居心がなければそれはミュージカルの歌とは言えません。
つまり、演劇的な表現に必要だから多様な声が出るように発声を学ぶ。
演劇的な表現に必要だから作曲者の意図を汲み取るために楽譜を学ぶ。
全てが演劇であることに繋がっているのです。

  • ミュージカルの発声

    vocalization

    ミュージカル歌唱では、感情をしっかりと声に乗せることが重要です。

    録音するときの発声は、マイクにいかに効率よく声を集められるかという歌い方になりますが、舞台上では身体全体を使って響きを作り、観客に直接感情を伝える必要があります。
    感情を乗せやすい声を作るためには、地声や裏声という区別ではなく、ベルティングや力強いミックスボイスを強化することが有効です。
    また、インナーマッスルの活用やアレクサンダーテクニック、ピラティスなどの身体訓練も感情表現の助けとなります。

  • 生のピアノ伴奏

    piano accompaniment

    ミュージカルの楽曲では、1曲の中で感情に合わせてテンポが変わったり、ブレスの強弱が生じます。
    カラオケのように決められたテンポで歌うのではなく、

    生の伴奏に合わせて自由な感情表現で歌えることは、ミュージカルではとても重要です。

    また、歌い手と伴奏者が曲の流れを一緒に感じ、共有する練習にもなります。

  • 音楽の基本レッスン

    Music Basics

    楽譜には作曲家の想いや、表現のヒントがたくさん詰まっています。

    たとえば、転調は役の気持ちが高まったり、新しい展開を迎える場面を表しています。
    しかし、音楽が主導して転調が行われると、演劇的な効果が十分に発揮されません。
    ピアニストのSEITAの協力を得て、楽譜をしっかりと読み取り、表現に生かすことの大切さも学びます。

  • グループレッスン

    Group Lesson

    1曲を4回のレッスンで仕上げます。
    5〜10人のグループレッスンで全員が同じ課題曲に取り組むため

    自分と他者との表現の違いを感じられ、視野が広がります。

    また、他者へのアドバイスが自分の表現を振り返るきっかけにもなります。
    4回目のレッスンでは、暗譜で課題曲を披露するミニ発表会を行うため、オーディション対策にもなります。

オペラは音楽のジャンルですが、ミュージカルは演劇のジャンルです。
一口にミュージカルと言っても、その種類は多様で、歴史を学ぶのも楽しいものです。
ショーに近いレビュー形式の作品や、ダンスミュージカルと言われるような作品もありますが、『回転木馬』や『マイ・フェア・レディ』のような大作ミュージカルからは、文学作品に基づいたしっかりとした台本と、素晴らしい楽曲が融合した作品が誕生しました。この流れは、『レ・ミゼラブル』で一つの頂点を迎えたと言えるでしょう。
また、ミュージカルの歴史とともに、歌い方も変化してきていると思います。45年間にわたりミュージカルの歩みを見続けてきた経験が、レッスンにも反映されているのではないかと感じています。

歌唱指導:小川美也子