できるだけ日刊的生活
日々思うこと、いろいろを思いつくまま・・・

←前のページへ つぎへ                      

54 1999.12.16 信頼

 今日は次男の詳しい検査の結果を電話で聞く日だ。
 つい、調子も悪くないのでそのまま忘れてしまいそうだったが、考えてみれば前回、しっかり『電話再診料』なるものを取られていたのだ。時間も今日の12時と指定されている。もしかしたら、時間が違ったり忘れて翌日になってしまったら、再び請求されるかも・・・
 検査の結果よりも、とんでもないことが気になる母であった。

 時間を見計らって電話をかける。しばらく待たされ、この前、診察してくれたM先生が電話口に出た。結果のみを知らされるのかと思ったが、きちんと先生と話が出来るようである。

 実は前に様子がおかしかったのは、次男が「お母さん、地震だよ」とめまいを訴えたことであった。初めてのことに驚き、色々な病名が頭の中をかけめぐる。とにかく大きな病院!と、翌日駆け込んでさんざん検査してもらったところ、どこも悪いところはなかった。しかし、何となく顔にむくみがあり、最近いつもと様子が違う、と訴えていたのである。

 結局、喘息の薬と耳鼻科の薬で、同じ様なものが出ていて、たぶんそのせいであろう、という診断で薬を一種類切ることになった。そしてもし、他に何か嫌な病気が隠れていてはいけないからと、さらに詳しい尿検査をしていたというわけだった。

「むくみはどうですか?」M先生の声に、薬を切って1週間ほどしたらむくみが治ったことを告げる。先生は「それは良かった! これで腎臓から来ていたのではないということがわかりましたね」と喜んでくれた。
 しかし、薬が減ってからちょっとしたことでゼイゼイするようになった、と不安に思っていたことを話すと
「それは飲まなくなった薬のせいではなくて、他の薬の量の問題かも知れませんよ。しばらく様子をみて、ひどくなるようならいらっしゃい」
と、何だか胸にしみいるような優しい答えが返ってきた。

 いつもの主治医の先生なら、「ちょっと体調が悪かったんでしょう」くらいにしか取り合ってくれないし、具体的な薬の量の話など出たこともなかった。
 2週間に一度の受診日も、これといった話はなく、ただ記録ノートをパラパラ見ていつもの薬を出すだけである。
 薬のだぶりも、以前、薬局で指摘されて主治医に聞いてあったのだが、この程度の量なら大丈夫、と言われて飲み続けていたのだ。不信感が無いと言えば、嘘になる。
 
 幸い、大きな発作はないので、こんなものだろうな、と諦めていたところがあったのだが、M先生に親身になって話を聞いてもらえたことが、自分でも意外なほど嬉しかった。患者の心、子供の場合は親の心までをも、支えて一緒に考えてもらったような。
 本来、主治医とはこうあるべきなのであろうが・・・。

 もしかしたら、思い切って病院変えるかも知れない。信頼できる先生との出逢いが、どれほど大切なことか、少し感じ始めている。

53 1999.12.15 クリスマス会6回目

 あれよあれよと言う間に幼稚園のクリスマス会である。
 このところバタバタしていたせいか、行事が来るのが早いこと! 練習期間中、2日も休んでしまったので(次男は皆勤賞ものの出席率)余計にそう感じるのか。それより、ちゃんと練習は出来ているのか?

 幼稚園では毎年恒例の全園児出演のキリスト生誕劇が行われる。年長児の次男の役は宿屋の主人。マリアとヨセフが一晩の宿を求めて訪ねて来て、「今夜はお客がいっぱいで、お泊めすることは出来ません」と断るのがセリフだ。
 実は長男が年長のときも偶然同じ役で、3軒ある宿屋の内、最初であるところも一緒。
「どうして宿屋になりたかったの?」と次男に聞いたら、「一番ラクそうだったから」という答え。男の子たちに一番人気はキリスト誕生をお祝いする博士の役で、激しいジャンケンによる争奪戦がくりひろげられたらしいというのに。ま、いいけどね。

 しかし、長男のときからもう6回も同じ生誕劇を見せられている身としては、言っちゃ悪いが少々飽きてきた。一応ビデオは持っていったが、撮るのは息子の出番のみ。これだけではあまりに寂しいので、フィナーレに全員が登場したところを撮る。レンズ越しに次男の顔を見ていると、かなり飽き飽きしたような、面白くなさそうな顔で合唱の歌も歌わない。あ〜あ、とこのときはワケも知らずに思っていたのだが。

 劇が終わるとサンタクロースが現れ、子供たちの質問に答えたりプレゼントを渡したりしてやっと終わった。父母は、音楽専攻の園長先生の指導のもと、「あわてんぼうのサンタクロース」1番から4番までを練習も含めて5回くらい歌わせられ、いい加減、口が開かなくなってしまった。

 教室でケーキとクリスマスの工作を受け取って、サヨウナラとなる。せっかく充電したバッテリーを使い切ろうと、そんな場面まで私はビデオに撮っていた。ケーキを受け取って私の方に歩いてくる息子。次第に顔がアップで迫る。
「ヨコハラがいたい〜〜」次男は半べそで訴えた。
 えっ、何? どうやら、生誕劇のときからおなかが痛かったらしいのである。そうか、あのつまらなそうな顔、実は苦痛を我慢していた顔だったんだね。

 夜、短いビデオを家族で見ながら、いかにもつらそうな次男の顔に「ほら、このときね」などと話している母であった。
 6回目のクリスマス会の裏には、子供ながらに頑張った次男の小さなドラマがあった。飽き飽きなんて言って、ごめんね。

52 1999.12.14 ひさびさアナログ

 今日の仕事は久しぶりの手書きレイアウト。
 特にこれと言った特別なデザインもない医師会報であるが、思えばかなり長い年月のおつきあいである。
 決してレイアウトが得意でも好きでもないのだが、この仕事だけはどんなときもほぼ毎月やってきた。どんなにバブルなときも、不景気の風が吹きすさぶときも。とにかくありがたい仕事であるし、私のレイアウトの仕事の原点とも言えるかも知れない。

 ほとんどがデジタル化してしまい、Mac無くては仕事にならない昨今、貴重なアナログ仕事である。
 しかし、私がなぜか一番抵抗あるのは、写真のトレペかけである。

 使用する写真の1枚1枚にトレーシングペーパーをかけ、サイズを書き込む、ただそれだけのことなのであるが、嫌いなのだ。
 写真の大きさに合わせて定規を使ってピーッとトレペを切る。上の方にセロテープを貼る。あらかじめ、計算して出した使用サイズを書き込む。
 たったこれだけのことなのだが、たまらなくイヤ。前回は、夜、オットがいるときに仕事していたので、頼み込んでやってもらった。そのとき、あまりの開放感に「私、とにかくこの作業がイヤでたまらないのだ」と再確認してしまったのであった。

 今回は、昼間の仕事だったので観念して自分でかける。写真の枚数が少なくてホッとする。
 毎回、ページの決まっていない会報である。今月は少な目で早く終わった。

 さあ、Macの電源を入れてお待ちかねの卯的の更新に取りかかる。
 忙しいとどうしても溜まってしまうが、書かないでいると逆にストレスがたまってしまうことに気づいていた。
 一応、手帳に書いておいたその日の出来事を思い返しながら書き進める。
 おかしなもので、たった数文字しかないメモであるが、結構思い出す糸口になるものだな、と思う。

 お友達のうなぎさんが、HPの日記で『とにかく何でもいいからメモする習慣をつけたい、その日の野菜の値段などでも』というようなニュアンスのことを書いていたのだが、全くそのとおりだと思った。

 自慢じゃないが、メモが苦手である。日記など、3日も続けば良い方だ。家計簿もつけなくなってかなりになる。重要な学校のお知らせとかも、きちっとファイルするより、Mac回りの書類立てにはさんでおく方が忘れない。整理整頓すると、かえってどこかに無くしてしまう、困ったタイプである。
 だから、自分にとって一番負担にならないような方法は何かな、と思ったら、カレンダーや手帳に簡単に走り書きすることであると気がついた。
 困るのは、カレンダーは次の月になったらはがして捨ててしまうし、手帳は翌年にはどこかにしまい込んで忘れ去っていることなのであるのだが。

 とにかく今回は、メモがとても役立った。1行なんてもんじゃない、ホントに数文字。それでもその文字を目にした途端、よみがえり滑り出す指・・・!

 夜、子供とお風呂に入ったら、どうも右肩から首筋が寝違えたように痛む。おかしいな、と考えてみたら、どうも久々のアナログ仕事で右手を使い、その後Macのキーボードを激しく叩き続けたせいのようだった。

 いかにペンで書く、ということをやらなくなったか、思い知ると共に、トシかなあ、とちょっと黄昏ている。

 

51 1999.12.13 がんばれオアシス!

 入力の仕事の直しが来ていた。さらに、縦組み、40字で出力してくれという。どうも校正している編集者が、実際の文字の感じからレイアウトを考えたいから、ということなのだが困った。

 私が使用したのはMacおなじみのシンプルテキスト。これは横にだらだら〜っとしか入力できず、これをレイアウトソフトなどに流し込んで横だとか縦だとか、字数などを調節するわけだ。ワープロなら入力時点でそこらへんを設定できるのだが、シンプルテキストではたぶん無理(もしかして、出来るのに知らないだけ?)。みんな、入力などはどんなソフトを使っているのだろうか。

 悩んだ末、旧友オアシスを引っぱり出す。とはいえ、そんなに使いこなせていたわけではない。せいぜい原稿をコレで書いていた程度で、表組だとかなんだとか、技術的なことはさっぱりわからない。

 マニュアル片手にまず、DOS化したフロッピーに文字データを入れ、オアシスに読み出そうとする。しかし、ファイル名を指定せよというからしようとしたら、いきなりオアシスが固まってしまったのである!

 え? ワープロもフリーズする???
 マニュアルをひっくり返すがどこにも載っていない。仕方がないので電源を切る。再びスイッチを入れると、不機嫌そうなオアシスが「作業の途中で電源を切ったため、データは全て消失されました」と言っている。データもなにも、まだ読み込んでもいないのに消せるモノもなにもない。ましてや、作業中だなんて大ウソだ! と思いながら再度チャレンジ。そしてまた固まる。電源OFF。

 そんなことを5回くらい繰り返したら、ついに「システムが消失しました」とのメッセージ! しかしワープロなのでシステムフロッピーを入れてやれば元に戻る。・・・ああ、もうイヤになってきた!

 担当者に電話して「Quarkで出しちゃってもイイですか?」となげやりに聞く。
「縦組みで出れば何でもイイです。でも、紙はありますか? 持っていきましょうか?」「紙はありますから大丈夫です〜」「そうですか。あんまりお金かけないように、ね。それから、それは急ぎませんから」

 ぐわぁ〜〜ん! 急がないって? 私はコレで貴重な半日をつぶしたっていうのに! 何を今さら・・・

 脇に転がっていたもう一つの仕事(結構急ぎ)の袋を見ながら、気が遠くなる私だった。

50 1999.12.12 ガメラ・・・?

 雪模様の空なので、いつもより早く、昼食後においとまして盛岡に帰ることにした。案の定、峠は吹雪。
 今度は眠らず、眠そうなオットにコーラを差し入れし、子供たちとギャアギャアうるさく雪道を進む。
 電光掲示板の気温はマイナス5度! おお〜、やっぱり冬である。途中、掲示板の表示が盛岡に近づくに連れ1度ずつ上がっていった。
 さて、盛岡市内一歩前、というところで掲示板は終わりなのだが、予想通り、零度であった。ということは、市内もそのくらいの冷え込みということか。

 帰宅するとヒーターをつけ、部屋を暖めるが何だか寒くて仕方ない。
 秋田の家ではガンガンに大型ヒーター&ホットカーペットで室温30度以上だったのが、いきなり帰って冷え切った部屋、暖房しても23度前後ではやはり寒くてかなわない。

 鳥達にはケージに1台ずつペットヒーターをつけ、ビニールクロスで回りを囲っている。部屋にはいると元気な声がかえってきた。
 カメの方は、水中ヒーターにへばりついて暖をとっていた。すぐにスポットライトをつけたら、早速上陸して体を暖め始めた。
 しかし、どうも水の汚れが気になるので、夕方、外が暗くて寒いにもかかわらず水換え決行! どうにか水を入れ替え、陸場のブロックと石を組み立てると、おや?っと思う。何だかカメの体が石からはみ出て、手足の先っぽが水につかっているではないか。
 この前の体重測定で70gも増えてしまって驚いていたが、体全体が大きくなっていたようで、石が小さくなってきているのだ。
 本ではこのくらいの大きさがクサガメのベストだと出ていたが、まさか、超巨大ガメにはならない・・・よね?

 マジに石と水槽の大きさを心配する私に、あきれるオットの視線があった。

49 1999.12.11 大雪!

 オットの実家である秋田県・ヤマオクに行った。
 いつもスタートが遅くなるので、着くのは午後。おじいちゃんは「昼前に来ない」とご機嫌斜めだったりもするのだが、今回はにこやかに迎えてくれた。

 しか〜し! こんな日に限って雪である。それも岩手県と秋田県をつなぐ峠道は大雪で、ものすごい吹雪。
 吹雪だからといって「じゃあ、帰ろう」とはならないのが北国の底力である。
 前は雪で全く見えないが、前方の車のテールランプを頼りに進むのだ。たまに前の車が滑って大ききお尻を振ったりすると焦るが、とにかく進まねばならないのである。 

 こんな大変な事態の中、実は私は助手席で寝ていた。昨夜の疲れもあったし、とにかく降りしきる雪を見ていると眠くなってしまうのだ。

 いつもは絶対に眠らない!・・・ようにしているのだが、今回ばかりは気がついたら寝ていた。オットよ、ごめん。あなたの運転、信頼しているから・・・

 着いたら晴れてきていた。子供たちは、持参したスキーウェアを着込んで、早速雪まみれになって遊びまわっていた。

48 1999.12.10 忘年会にて

 3か月おきくらいに、女ばかりの飲み会を開いている。
 メンバーは一昨年、子供会役員をしたときの6人。打ち合わせで集会所が取れなかったときに近所のお店でしてから、結構みんなで飲むと楽しいことに気づいた。
 大きな行事の打ち上げをメンバーの一人が勤めるお寿司屋さんでしたことで恒例化した。顔見知りと言うこともあって、かなりサービスしてもらってお気に入りの店となった。
 やっぱり女性は食べ物に弱い。お鍋に寿司、刺し盛にビールでガンガン食べて一人3000円台は嬉しい。お座敷を取ってもらって、いつまでも話し込める。飲めなくなれば、今度はあがりをもらって、またしゃべる。

 メンバーの年齢は60代から30代までと幅広いから、色々な話が聞けて楽しいのだ。子供たちの年齢もバラバラで、私も先輩の男の子のお母さんに経験談を聞いて参考にしている。

 みんな仕事を持っていて、実は私が入力のプロと頼りにしている人もこのメンバーの一人。ちょっとした話のキッカケから、仕事をお願いできるようになってお互いに助かっているというわけだ。

 ナゼかいつも幹事は私なのであるが、電話連絡で都合を聞き、原則としてはとにかく全員出席!を合言葉にしている。
 だって、いくら働いているからと言っても、外で飲む機会なんて主婦には限られてしまうから。みんな同じ団地なので、一緒にフラフラ帰れるのもいい。店の前の道路を渡れば、もうそこは我が家である。

 今回、全員出席の鉄則のため、この日に決まったのであるが、私は翌日オットの実家でヨメしなければならなかったのであった。
 そのことをブウたれ、「こんなんじゃ、ゆっくり飲めないよね〜」なんて言いながらもしっかり楽しんでしまった。明日のことはどこへやら。ホント刹那的。

 翌日はどうにか二日酔いもなく実家へ行き、ヨメを勤めることが出来た。
 これも楽しいお酒のおかげかもしれない。
 次回は桜の頃だろうか。

47 1999.12.9 通販

 少し仕事も落ち着いて、さあ、普段の生活に戻らなくては、とやり残しておいたことを思い出してみる。

 衣料品の通販で、子供たちのパジャマを買おうと思っていたんだった!
 定期的に『今なら全品10パーセントOFF!』というお知らせが来るのだが、まだ大丈夫、と思っているウチにいつも締切が過ぎてしまい、また数か月後のお知らせを待つ、というパターン。
 今回こそは、とカタログをめくる。前はカタログを見るのが大好きだったのだが、今はのんびり商品をながめている時間もなくなってしまった。何だかあれこれと気ぜわしくて、カタログ片手に何時間も過ごしていた頃がなつかしい。

 私はここの会社の便座カバーが気に入っている。
 市販のモノは、どうもパイルが薄くて座り心地が冷たい。そう、我が家にはウォシュレットなどという洒落たモノがないから便座が温かくなく、冬場は特に冷たいのだ。ここの会社の8ミリパイルというものを使ったら、もう他が使えなくなってしまった。鋭い方はどこの通販か、もうおわかりだろう。
 しかし! なぜか私のお気に入りのネイビーブルーが無くなってしまって、ライト系の色だけになってしまったのが残念である。仕方なくライトブルーを2枚注文。

 次に冬場の定番、婦人用パイルソックスを3枚。こちらも足の冷えやすい私には欠かせないアイテムで、カラフルな色のバリエーションと見た目のシンプルさがいい。かかとが荒れてカサカサになり、繊維が引っかかりやすい私でも安心して履ける(うわぁ〜〜! オバサンだぁ)。

 そして子供たちの厚手パジャマ。これも、トレーナータイプで綿100パーセントにこだわって注文。この時期、化繊のトレーナーは安くて乾きやすいのだが、どっこい、すぐに毛玉だらけになるし、静電気バチバチでとても着ていられないのである。

 あとは子供の下着、半袖Tシャツタイプを頼むことにして完了。いつもは在庫が気になって電話注文するのだが、初めてFAXを使ってみた。ホントに先方に届いているのか? ちょっと不安だが(FAXを買ったばかりの頃、心配で「ねえ、届いた?」なんてよく確認の電話をしたものだが)機械を信頼して待つことにした。  

 この後、次男用に通信教育(赤ペン先生という、アレ)の1年生コースを申し込む。入学準備セットのプレゼントの締切を過ぎていてひやりとしたが、敵もさるモノ、新キャンペーンとかで新たに締切が延びていた。
 1か月前にDMが来たとき、次男が楽しみにしていたのを「まーだまだ、大丈夫!」とずっと放っておいたのだ。ああ、気をつけねば。
 面倒くさがりな私は、メモを取るのが苦手なのであった。

46 1999.12.8 出掛けた病

 そろそろ冬休みも近づいて、来週あたりから給食もなくなって遠出が出来なくなるな・・・と思っていたら、無性に出掛けたくなってきてしまった。
 いつもその日の気分で、何と計画性のないこと!

 さて、また大通りにでも行くか? しかし、今はコレと言って見たいものもないし、ただアテもなくふらふらする気のもむなしい。どうしようか?
 仕事のこととか子供のこととか、色々あって誰かに話したい気分だったので(もうかなり話したり書いたりしているハズなのだが、まだ足りないようで)、バスで15分ほどの場所に住む友人の家に押し掛けることにした。
 
 いきなりの訪問とはいえ、お昼くらいは持ち込むのがいつものことになっている。そんな大げさなモノではなく、コンビニのおにぎりやデザート、おだんごなどで十分。あとは止めどないおしゃべりと、お茶さえあれば。

 しかし、近所のコンビニが最近閉店してしまった。噂によると、どうも学生の万引きが多くてやってられなくなったのだということだ。全国チェーンの○ーソンで、結構気に入っていたのだが仕方がない。

 出がけに、地元の食料品店をのぞくが、やっぱりコレといったモノがない。ここは昔ながらの、野菜や魚、とうふからお菓子、生花ととにかく何でも置いている店で、ツケで買っているお得意さまもいるようだが、どうも私は相性が悪い。あまり良い品物を買った覚えがない。店を切り盛りする女主人も、客がレジに並んでいるのになかなか出てこなかったり、おなじみさんと話し込んで他のお客は無視したりして、ちっとも商売っけが感じられないのだ。
 一回のぞくと買わずには出づらいのだが、思い切って何も買わずに店を出た。
 今度はお弁当屋さんへ。おいしそうな「海の幸スパゲティ」というのを2つ頼む。しかし考えが甘かった。普段、この手の店をあまり利用しないので気付かなかったのだが、注文を受けてから料理に取りかかっているではないか!
 スパゲティはなかなか出来上がらない。バスの時間を気にしながら、イライラと待つ。やっと出来てきた湯気の上がるスパの上に、追加で頼んだコーヒーゼリーを直に乗せられてムッとする。それも袋はギュウギュウで、ゼリーははみ出ているではないか! 
「袋、もう1枚いただけますか?」とあくまでにこやかにお願いし、店員(パートであろう中年女性)の目の前でサササと詰め替えた。別にイヤミではない。店を出て外でなんか入れ替えられないのだから。この人は、外で買い物したとき、温かいモノも冷たいモノも一緒くたに袋に放り込んでいるのだろうか。

 やっとバス停にたどり着くが、バスがこれまた遅れていて来ない! この路線は時刻表があってないようなものだと知ってはいるのだが、それにしても遅すぎる! 後から来た人たちが他のバスに乗るのを2台も見送り、さすがにイヤになってきた。25分後、やっと来たバスに乗り込み、友人宅へとたどり着いた。こんな時ほど車があったら、と思うことはない。

 気を取り直して、友人と他愛もないおしゃべりを楽しんだ。子供のこと、オットのこと、仕事のこと、その他、ありとあらゆる話題が次々飛び出す。男同士でも、シラフでこんなにしゃべったりすることがあるのかな?

 午後2時過ぎ、すっかりご機嫌で家路についた。さあ、これからまた、日常生活ガンバルぞ〜!
 

45 1999.12.7 大病院

 ちょっと子供のことで気がかりなことがあったので、いつもの個人病院ではなく、総合病院に行った。ここに書けるくらいだから実は大したことではなかったのだが、一応、念のためということで行って来た。

 すでに友人からの情報は入手済みで、かなり待つことを覚悟して行ったのだがやはり昼過ぎまでかかってしまった。
 まず、総合案内で症状を話して、どの科にかかったらいいか教えてもらった方がよい、と聞いていたので、正面玄関を入ってから「総合案内って・・・?」とキョロキョロ。すかさず、ささっと若い女性が現れて、にこやかに書類を書き込んでくれたり、ソファーまで案内してくれたりとかなりの好感度。しばらくして、当然と言えば当然だが、小児科の窓口へ行くようにと教えられ、出来たての診察券とカルテを持たされて小児科へ。
 
 さあ、これからが長丁場。子供用のリュックにお絵かき用のノートと鉛筆、カラーペン、ポケモンの雑誌、星のカービィの単行本、そしておやつと準備万端で挑んだのだが、やはり独特の雰囲気のせいか、すぐに飽きてしまってなだめたり、すかしたりと相手をする方も参ってしまった。
 私も自分用に本を持って行ったのだが、これがたまらなくつまらない! 子供の相手をしていた方が、よっぽど楽しかった。

 帰宅後、買って来たパンで簡単な昼食を済ませると、気疲れなのかたまらなくなって、ヒーターの前でそのまま転がってダウンしてしまった。うとうとすると、電話が鳴ったが、もうつらくって居留守を決め込む。よっぽどの用事なら留守電に吹き込むだろう、と思っているとそのまま切れた。
 よく、忙しいときに限って頭に来るような通販の電話だったりしてがっかりするので、きっとそれだろうと思って眠り込む。
 30分後、また電話。うるさいなあ、寝かせてよ〜と思っていたらまた切れた。しばらく経って、またもやベルが鳴る。すっかり元気で遊びまくっていた次男が「電話だよ〜、ボク、出てもイイ?」と聞くので「いいよー、出て〜」と観念して様子をうかがっていた。
「おとーさん、だって〜」なんだ! 今までずっとかけ続けていたのは、オットだったのだ。病院の様子を聞いてきたのだ。
「何度か電話したんだよー」「もう、疲れちゃってダウンしてたあ。留守電入れてくれれば途中で出たのに」「やだ。嫌いなんだ」

 オットは営業マンのくせに留守電に向かってしゃべるなんて絶対に嫌だと言い張った。それでよく仕事になるねえ。

 その電話を待っていたかのように、次々友人から電話が入ってきた。
 実はオーバーな私は、昨日の夕方、近所の友達に電話をかけまくって、家庭の医学を借りたり、幼稚園をお休みする連絡をしたりと次男のことを相談しまくっていたのだった。
「どうだった? 何か気になっちゃって〜」「ねえねえ、行って来た〜?」
 今までの疲れもどこへやら、今度は長電話しまくっている私がそこにいた。

 何となく、心配半分、興味半分なのだろうけれど、こんなに気にしてもらってありがたいことだ。私自身、心配しながらも、この状態を楽しんでいるような気がしている。
 しょうもない母親なのだ。息子よ、たくましく育っておくれ。

44 1999.12.6 育ち盛り・・・?

 かなり水槽の水が濁ってきていたので、次男を幼稚園バスに乗せて家に帰るやいなや、水換え態勢に入った。早いとこ終わらせて、色々片付けたりしなくちゃ〜と思って(何しろ仕事を言い訳にかなり部屋が散乱してしまったから)。

 まず、灯油用ポンプでフンを吸い上げ、だいたい取れたところで電動ポンプにして一気にベランダの排水溝へ水を流す。
 その間、やかんと大なべにお湯をぐらぐら沸かしておく。カメの水の適温はだいたい26度前後というから、いきなり水道の冷たい水をぶち込むわけにはいかないのだ。もう、かなり水は冷たくて、湯沸かし器を使わないと皿洗いが困難なほどなのだ。
 湯沸かし器のお湯を直接水槽に、という人も多いようだが、私は抵抗がある。我が家の湯沸かし器が11年モノと古いことと、長男が赤ちゃんの時にほ乳瓶の消毒用の薬を銅製のなべに入れて湯沸かし器のお湯を入れたら、なべが変質してしまったのだ。銅なべの説明書には、水質が悪いと、なべが変質することがある、とあって、それ以来あまり信用おけないと思っている。

 今日はレンガも水槽の側面も、たわしでゴシゴシ洗っちゃおう〜!と張りきって洗う。キーの甲羅も失礼してゴシゴシ。持ち上げられて、ジタバタしている足の爪が私の手を元気良く蹴る、蹴る〜〜!
 一通り洗い終え、レンガを中に戻して中和剤を溶かした水を入れ、水道からホースで水を入れる。と同時に沸いたお湯を投入。少しは水温が上がるはずだ。

 さて、キーを戻す前に、久しぶりに体重を計ろうとキッチンスケールをゴソゴソ取り出す。自慢じゃないけど、まだ体重測定意外に使ったことがない。いつも料理は目分量・・・(-_-;)
 さてさて、どんなモンでしょ、とのぞいて驚いた〜〜〜! 体重478g! えっ、えっ、この前はどうだったっけ?とHPのデータを見てみると、407g。更新日から考えると、だいたい1か月前の体重である。ということは、70g も増えちゃったの? だいたいカック1羽分は増えたことになるではないか〜!
 そういえば、何となくデカくなったような気が。甲羅もどことなく厚みを増して、こんもりした感じ・・・ダイジョブ、だよね?

 カメってどこまで大きくなるのだろうか。それに、このクサガメ嬢は一体何歳なのだろう〜? こんな粗食っぽいカメの餌で、ここまで育つなんてかなりの燃費の良さ! なんて感心してちゃ、いけないんだろうなあ・・・

43 1999.12.5 お仕事完了!

 ドタバタの1週間もどうにか過ぎ、約束の締切どおり、宅配便を出すことが出来た。

 送ってもらった資料と、結局はデータまで作ってしまったのでそれをMOに入れ、プリントアウトしたものを詰め込んで、荷造り終了!と思ってふと見ると、大事な大事なイラストを入れるのを忘れているではないか〜!
 荷造りがナゼか上手いオットにあきれられながら、もう一回開いて梱包しなおしてもらう。「コレで大丈夫!」と言われても何となく不安で、結局ダンボールをビニールの袋に入れてさらにガードしてしまった。だって、もし雨に濡れたりしたら大変だもん。

 私は結構気にする方だが、実家の両親は驚くような簡単な包装で子供たちにおもちゃを送ってくれたりする。箱にも入れず、買ってきた紙袋をビニールテープでグルグル巻きにしたものなんか、本当によくやって来たと感心するほどだ。

 色々と贈り物のやり取りをすることも多い友人は、これは逆の意味で感心するほど、いつも丁寧に梱包されている。プチプチのエアキャップはもちろんのこと、空気が入った梱包用ミニクッション?のようなものや、発泡スチロールで出来た可愛いお菓子のような梱包材、箱もガムテープもイラスト入りでとってもおしゃれなのだ。

 そうかと思えば、今回仕事をくれたとある編集部では、箱の隙間を埋めるのに、いかにもごみ箱から出してきたというようなコピー用紙を丸めたものが何枚も入っていた。しわを伸ばしてよく見ると、それは今月号の雑誌の台割り表だったり、デザイナーとのやりとりに使ったレイアウト用紙のコピーだったり。おいおい、これ、企業秘密じゃないの?というような感じのものがワンサカ入っていて、編集部経験者としては現場の空気を感じ取れて面白くはあるのだが。

 とにかく発送が済んで一安心。しかし、こんなに急いでやったにもかかわらず、実はかなり余裕がある仕事だったようでちょっとガックリ。まあ、いいか。とりあえず、自分の出来ることはやったんだから。

 午後からやっとたまってしまった卯的を書き始め、夕方、長男の靴を買い忘れていたことに気付いて大慌てで買いに行く。
 スノトレなのだが、サイズによってかなり値段に差があるのには驚いた。
 22.5センチまでは3000円以内で買えるのだが、23センチからはいきなり倍近く値段が跳ね上がっている。たった5ミリの差でこの違い! 幸い、今年は22.5センチで済みそうでホッとした。
 夕方買い物にかり出されてブウブウ言っていたオットにも、山積みになっていた大人用スノトレを買ってやる。こちらは1500円というバカ安!子供の靴に6000円出すかもしれなかったことを思えば、このくらいどってことないような気がしてくるからお金が貯まらないのかも。これで少しはオットの機嫌もなおるだろう(をいをい・・・)。

 北国の冬は、ホントに何かとモノイリである。

42 1999.12.4 新幹線の切符

 恒例の新年の里帰りはいつにしようかなあ、と悩んでいる。いつも新幹線の切符が発売される1か月前に合わせてダッシュで買いに行っている。何回も、ボーッとしてたらいつの間にか切符が取れなくなっていた、というマヌケな経験をしてきていた

 次男が赤ちゃんの時は、新幹線の一人用個室を必死で取って帰っていた。長男は幼稚園児でまだ料金がかからないし、普通の座席でウロウロされてはたまらない、と1本の新幹線にひとつしかない個室にとにかくこだわっていたのだ。個室のある電車は限られているので、それを逃したら次!また次!と、とにかく大変であった。同じ列車に要人が乗っていたらしいこともしばしばで、ホームで見送るオットの横でスーツ姿のいかにもという人たちが、ペコペコ頭を下げて列車を見送る、という光景も何度かあった。

 長男が小学生になった今、一人用の個室は使えなくなり、次男と三人でぎゅうぎゅうになりながら2人がけの座席に座って新幹線に乗っている。次男がタダで乗れるのも今回が最後、次は夏になるから、しっかり子供2人分の料金を払わねばならないのか。まあ、その分ゆったりと座れるようにはなるけどね。

 で、考えている。遊び相手の妹の子供たちは3学期が1月11日から始まってしまうというし、あまり長くいても今度は家の鳥やカメが気がかりになる。オットの方は、前にも書いたが一人暮らしには慣れているのでほっておいても何の心配もないのだ(当然ながら、会社勤めの彼は毎回お留守番。この機会にネットを覚えてもらって、HPの管理でもしてもらおうかな)。

 子供たちの冬休みは1月20日までと長いのだが、だからといって雪が降らないわけでも寒くないわけでもなく、いよいよこれからが冬本番!という時期のような気がするのだが。

 インターネットの空席状況を調べてみても、空席の目立つこと。2000年問題のせいか、なんだかガラガラ。これなら間際まで切符は取れそうである。

 無事帰れることを祈って・・・。その前に、クリスマスも大晦日もお正月もある! 主婦にとって乗り越えなければならない問題は今年に限ったことではないのだった、ね、皆さん!

41 1999.12.3 きっかけは突然に

 原稿が上がり、レイアウトへと入っている。しかし、はっきり言って自分にはデザイナーの素質は皆無ではないか、と思い、悩む。ただ文字がきっちり入ればいいってもんじゃ、ない。でも、この限られたスペースに十分な文書とデザイン可能なスペースをとなると、かなり厳しい。はっきり言って、味も素っ気もない感じ。でも、それをどうにかするのがデザインだし。悩む!ここまで来て、足踏み状態!デザインの基礎でもみっちりやっていれば、こんなことに悩んだりしないのだろうか?

 昨日、深夜までかかってイラストを描き上げてくれた友人に申し訳なく思う。そう、落ち込んでいるヒマはないのだ。
 しかし、友人も油絵からアクリルまでこなすだけあって、やっぱり基礎が違うな、と思う。私もたまにイタズラ書きをするが、デッサン力が違う。彼女は初めて描く動物の絵でも、しっかりとした骨組みで安定感がある。こんな才能を眠らせておくのはホントにもったいないと思う。この機会に、どんどん仕事が入ればいいな、お互いに。

 悩みながらもどうにか仕事を進めていると、この前入力の仕事をくれた会社の担当さんから「月曜日までの仕事があるんだけど」と電話が入った。何もないときなら喜んで引き受けるのだが、今の状態ではかけもちは無理。すぐそこに住む入力のプロもめいっぱい仕事が入っているという。
 とにかく誰かワープロの出来る人にあたってみます、ということでお節介がまた始まった。ちょっとした会話の片隅でも、「ワープロ出来る、持ってる」と言っていた人に電話してみようとアドレス帳をめくる。
 最初は、初期のパソコン(ワープロがちょっと立派になった感じの)を持っていて、私の仕事の話を聞いて「入力くらいなら自分にも出来る」と言っていたYさん。彼女なら近所だしちょうどいいかな、と思い電話してみたが、あの時の雄弁はどこへやら、何だか逃げ腰で色々理由をつけて自信のなさそうな様子。
 とりあえず、またの機会に!ということで次〜!私も向こうも急いでいるのだ。Yさんの体裁を繕う長々した言い訳にはつきあえない。でも相手の面子もつぶさないように、一応は気をつけて電話を切る。
 次は、ちょっと遠いが最近ワープロを習い始めて燃えている友人。そう、例の「ホームポジション」の存在を私に教えてくれた彼女だ。いきなりの電話に少し戸惑っていたようだが、すぐに「やらせていただきます!」という決意した言葉が返ってきた。嬉しい! 彼女は以前にも私の仕事の校正を頼んだことがあるのだが、真面目にきっちりとこなしてくれた経歴の持ち主(実はその時が校正初体験だったのであるが)で、信頼できる存在。
「わからなくなったら、電話してもいい?いい?」と何回も念を押し、彼女は引き受けてくれた。良かった!電話でも何でも、お安いご用である。

「仕事したいけど全然なくて」という主婦の話はしょっちゅう耳にする。彼女たちは子供がまだ小学生くらいで長時間のパートには無理があったり、ちょっとした年齢制限で引っかかって断念したりで、まだまだやれるにもかかわらず、細々と家で1つ何銭の内職をこなしているのだ。
 初めてそれを知ったときは信じられなかった。もったいない!まだまだバリバリやれるのに。結婚して出産という経過の中で、いつの間にか女性はそうやって家庭に閉じこもってしまうのだろうか。

 とにかく、誰でもいい、どんな時でもいいから、自分のこと、やりたいことをどんどん話してみるべきだと思う。どこにキッカケがあるかも知れない。そしてチャンスは逃さないこと! それは私もおんなじ、である。まず自分が動かなければ、なんにも始まらないんだよね。頑張れ自分!ガンバレ主婦〜!

40 1999.12.2 幸せなカメの冬って・・・

 昨日、雪かきで腕がおかしくなるほど頑張ったっていうのに、何と本日は雨。かなりの大雨。そう、あんなに苦労した凍った雪も、雨と一緒に溶けて流れていくのだった。
 雪かきなんかしたから雨になったのか?それは誰にもわからないけれど、とにかくお疲れさま〜という感じ。あーあ。

 それにしてもこの気候の妙なこと。
 ついこの間まで気温が一桁!なんて想像できなかったけれど、今は8度もあれば「今日は暖かいねー」などと話している。最低もマイナスがつくかどうかで全く感じが違うのだからおかしなものだ。

 カメが水中ヒーターにもたれかかって眠っている。やっぱり爬虫類には室温23度では寒いのか。
 水温は26度くらいに設定されている。前は水温計を入れていつでも確認出来たのだが、カメが水温計に異常に興味を持ち、ガブガブ噛みついているうちに遂に壊されてしまった。先端を保護するために鉛のような細かい粒々が埋め込まれていたのだが、無惨に水底に沈んで取り除くのに苦労した。それ以来、水温計は入れられなくなった。ちょっと計ってすぐ出そうとしても、目ざとく見つけてガブガブされてしまうので参ってしまう。
 私達がプールに入っていたとして、水温26度から上がったら23度だったのでは、やっぱり寒くてトリハダものだろうな。カメにトリハダが存在するかは別として・・・

 スポットライトで陸場を照らしてやると、わかるらしくてモゾモゾと上陸してくる。陸場の温度は一気に30度近くなっている。そして手足を伸ばし、先端をそり返して「のべ〜っ」という感じで眠ってしまった。たまにシャッシャッと爪で伸ばしたノドをひっかいたりしながらも夢の中。

 やっぱり冬眠させるのがカメにとって幸せなのだろうか?と最近悩む。しかし、夏の終わりに拾ったこのカメが、一体どんな暮らしをしていたのかわからないことには、それは危険だ。十分にエサを食べて、病気もせずに元気にしていたのだったら冬眠に耐える体力は十分であろうが、弱っていた場合、眠らせたが最後、春が来ても目覚めないかもしれないらしい。それもこのカメの運命だったのだ、と諦めるべきなのかも知れない。しかし私は悪あがきをしたいのだ。

  頑張れ!一緒に春の陽だまりの中、またひなたぼっこをしようね。

39 1999.12.1 雪の次の日

 すっかり積もった雪が、朝の気温で今度は凍る。
 メインストリートは陽当たりも良く、交通量が多いのですぐに溶けてしまうのだが、住宅地の日陰になる入り組んだ道はカチカチに凍ってしまう。車のタイヤが凍った道に磨きをかけて、つるつるテカテカのアイスリンク状態。これがかなり恐いのだが、子供は上手にその上を走ったりしている。転んでも、さほど体重がないのでダメージも少ない。
 私はこの手の道路でかなり転び、イヤと言うほどダメージを受けてきている。
駐車場のほんの5段ほどの階段をオシリから落ちて尾てい骨を打ち、痛くてしばらく立ち上がれなかったこともあった。
(こちらの方は、冬の積雪に備えて、駐車場も電話ボックスも、少し高い場所に造られていて、ステップが付けられていたりするのだ)

 今朝もつるつる。ちょうど幼稚園バスが来る道路に出ていく道が少し坂になっていて、気をつけないと思わず滑る。まだ赤ちゃんだった次男を抱いて、長男をバスに乗せようとして滑り、次男をつぶしてはならじ、ととっさに放り出し、私は膝と手を派手に擦りむき、次男は頭をぶつけて大泣きしたことなども、なつかしく思い出す(さすがに今朝はすべらなかったぞ!)。

 送り出してから、Macに向かう前に水槽の水を換えることにした。10メートルのホースを購入したので、排水は洗濯用の風呂の残り湯をくみ上げる電動ポンプ(もちろんカメ専用にしている)を使ってそのままベランダの排水溝に流すことが出来て便利!

 それまでは、灯油用ポンプでしゅぽしゅぽくみ上げ、バケツに取って何回もベランダまで往復していたのだ。お隣のベランダに汚水が流れ込まないようにと気も使った。残ったエサなどが流れ着いたらえらいことだ。

 今回はホースから排水溝に直接水が排出されるのでその心配はない。しかし、中に入れてあるブロックを取り出したり、濾過装置を洗ったりとあれこれやっているとやっぱり30分は時間がかかってしまった。

 さあ、Macを立ち上げて仕事、仕事!
 今日は昨日メモしたノートを読みながら原稿を書いた。
 書き始めると時間が飛ぶように流れ、いつの間にかお昼になってしまった。食事をするのももどかしいが、気分転換も必要だし、おなかの虫も鳴いている。忙しいときの必殺お助けカップめんで昼食をすませる。
 最近は、ラーメンよりもうどんやそば系の和風ものが美味しいと思う。だしのきいたツユがなかなかの味。こんなことに詳しいようでは、またもや主婦失格と言われそう。でも、私はあまりこだわらない。食べられれば良いと思ってしまう。特に忙しい時は箸一本でも洗い物を少なくしたいと考えている。

 あっという間に幼稚園バスの時間が来た。また友人にイラストを頼むため、大急ぎで材料をかき集め、袋に詰め込み、お迎えに出ていた友人に渡して依頼完了。

 別の友人が団地前の雪かきをしていたので、それに加わる。仕事も一段落していたし、気分転換と運動不足解消にはもってこい。しかし、すでに凍りついてかなり固まった場所が多く、意地になってやっていたら腕が笑ってしまって(足を使いすぎてガクガクになることの、腕版・・・って、こんな言い方あった?)今、卯的を書くのに一苦労しているのであった・・・