できるだけ日刊的生活
特別号〜!

「アレッ? 卯的全然更新されてないじゃん!」
とお嘆きのアナタに贈る年末特別編
やっとこさ、スタートぉ〜!

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57 1999.12.30 遂に年末だ〜!

 ジタバタしていたが、もう今年も終わる。実感がない。

 12/28★午前中はモスラの病院に薬をもらいに行く。ここ数日、どうも下痢をしているようなフンが気になっていた。例によって、フンをプリンカップに採取して病院へ。先生はすぐに調べてくれたが、悪いものは出ていないと言う。一応、おなかの薬といつもの薬をもらう。この病院のことを雑誌に書いたら、全国の獣医仲間の方から連絡が入って、と先生は照れたように言う。私の方も驚いてしまう。オールバードは知る人ぞ知る、マニアックな専門誌であるから、読まれているということはあまり実感する機会がないのである。「下手なことは書けないですね〜」と言って思わず先生と笑ってしまった。午後、年賀状を印刷して宛名書き。郵便屋さん、ゴメンナサイ。

 12/29★とりあえずの大掃除。とはいっても真似ごとだけ。しかし、今回は子供たちが結構役に立って大助かり。ぞうきん掛けや整理整頓など、ホントに私の子か?と思うほど素直に熱心にやっている。あ、そうか、オットの子でも、あったのだった。納得。このまま大きくなって、大雑把な母を助けておくれ。
 オットは会社の忘年会に行くが、10時前には帰ってきた。「早い〜! タマにはもっとゆっくり飲んでくればいいのに」と思う。ホント。近所で飲んでいてもなかなか帰れない私としては、こんな時くらいオットにハメをはずして欲しいと願うのだが。こんな二人が夫婦でいることが不思議。来年も頭が上がらないだろうな。

 う〜ん、1999年、実に色々なことがありました、やりました!
 来年はどんなことが起こるのか、実に楽しみであります。Macによって、インターネットによって、私の世界は確実に変わってゆき、広がっていったと思います。それは、今これを読んでくれている皆さんも同じですよね。

 2000年もよろしくお願いいたします! ドキドキ、わくわくな1年でありますように。

 

56 1999.12.27 半分だけおとな

 今日は長男の10回目の誕生日。10年ひと昔と言うけれど、もうそんな? まだそんな? という感じだ。
 子供の誕生日、それは「よく頑張って育てました」という記念日のようで、実は親のための日であると思っている。自己満足。だって育児なんてアタリマエのことすぎて、誰もほめてはくれないのだ。だから自分でほめる! この私が、よくぞここまで育てられたものである。

 長男を妊娠したのは盛岡に来て数か月後。まだ友達もいなかった頃で、妊婦雑誌を友に、のめり込みやすい私はひたすらマニュアルどおりの妊婦になろうとしていたっけ。
 しかし、経過が思わしくなく、毎日バスで点滴に通ったり、入退院を繰り返したり。ちゃっかり同室になったお母さんたちと仲良くなったりして、入院生活もまんざらではなかった。
 臨月で大病院に回されたときは、この世の終わりのように寂しかった。帰りたいと、ベッドで泣いてオットを困らせた。7人部屋の大所帯で、いつの間にかまた友達が増えていた。みんな、長期入院の仲間たち。妊娠5か月からずっと入っている人や、交通事故で腰の手術をしないと出産にのぞめない人、糖尿の疑いできつい食事制限のある人、赤ちゃんの成長が遅く、つわりが7か月になっても続いて点滴だけが命綱という人・・・。「妊娠は病気じゃない」という言葉が当てはまらない、戦う妊婦さんも結構いるのだ。

 みんなで、クリスマスのお祝いに、1日遅いケーキを食べた直後、私は出血が始まり、急きょ翌日、帝王切開での出産が決まってしまった。
 ここに来てすぐに、早産しないように子宮口を縛る手術をしてから、私は帝王切開を覚悟していた。もう、何でも来なさい!という開き直った気持ち。そう、入ったものは、いつか出さないわけにはいかないのだから。
 手術は無事終了。オットは新生児室のガラス越しに、ちゃんと手足の指があるか、思わず数えていたという。そんな心配があるくらい、ずっと病院と縁が切れなかったこの10か月。しかし、これは終わりじゃなくて、始まりであったのだ。

 今ここにいる長男は、沢山の人の手で生かされてきた命なのだと思う。この子がいたから、私は盛岡の地になじむことが出来たような気がする。

 そんな母の思いも知らず、相変わらずの息子よ。まあ、いいか。しっかり大きく育っておくれ。これからも母はひとりで自己満足に浸るから。

55 1999.12.26 10日間

 そう。卯的更新が止まってもう10日!
 そこには血と汗と涙の物語があったのです(ホントか?)。
 まずはちょこっと、『卯的メモ』をのぞいてみましょうか・・・

 12.17★子供の病気騒ぎも一段落、ちょっとのんびりする。昨日行けなかった耳鼻科へ行く。幼稚園の先生が、心配して息子のカバンに「どうですか?」というメモを入れておいてくれたのに、帰宅後気づく。なぜか真っ赤なハート型の色画用紙・・・。すぐに心配なかったことなど、電話する。

 12.18★オットが休みなので幼稚園にお迎えに行く。その前にダイエーでうろうろしていたので、かなり時間に遅れてしまう。玄関前で待っているはずの次男はつまらなそうに教室に一人でいた。「ごめんね〜!」と飛びつくと、嬉しそうに「これ、できたよ」と手編みのマフラーをくれる。先生に教わって、リリアン編みで編んでくれていると言っていたっけ・・・。ふわふわで暖かい!
 マフラーというには短くて、私の首回りちょうどくらいだが、いつもバッグに入れておくことにする。何か感涙!

 12.19★男三人、連れだって床屋へ。子供たちはいつも二人の女性がやってくれるそうだが、同じカット(確か一番初めにイチローカットでお願いしたはず)なのに全く出来が違う。一方はどこどなくオシャレ、もう片方はどことなく坊ちゃん刈り・・・。

 12.20★サンタさんのお手伝いとしてオモチャ屋に行く。この時期になって、近所の手頃な店が閉店してしまい(全国チェーンなのに)、このトイ○らすの混雑と言ったらない。土日は道路がビッチリ詰まって大変だったという話。開店してすぐに入ると、中で幼稚園のお友達のお母さん3人にあいついで会う。みんなサンタさんのお手伝いで大変そうだ。それにしても、この店はプレゼント用ラッピングをしてくれない。かわりにデカイビニール巾着や包装紙を売っている。値段は高い!どうせビリビリやられると思うと手が出なかった。他に何か考えう。ちょうど買ったスヌーピーの袋が予想外に大きかったので、それに入れることにした。めでたし。

 12.21★午後から小学校と幼稚園の個人面談が入って超多忙! 昨日飛び入りした急ぎの仕事を気にしつつも、先生と話し込む。盛岡の小中学校は、親が成績表を取りに行かねばならないのだ。最初は良いな、と思っていたが、4年生にもなるとめんどくさい感じ。ダレたか。夜、急ぎの仕事に手をつけるが、歩き回ったせいかはかどらない。眠い〜。

 12.22★ひたすら仕事する。しかし、子供らはとうに午前授業になっていて昼ごはんを用意せねばならぬ! 許せ!とパンで簡単に済ます。しかし子供は嬉しそうだ。移動図書館の日なので、気分転換もかねて外へ。子供たちが楽しみにしているので、適当に選び、自分用に椎名誠氏のエッセイを借りる。読んでいるヒマはないのだが・・・

 12.23★オットも仕事が忙しいということで、この日にクリスマスパーティ決行。しかし、午前中はひたすらMacに向かう。外出すると糸の切れたタコ状態になる私なので、気が進まないが仕方なくケーキを取りに行く。結局あちこち行って、帰宅後はパーティおひらきの9時過ぎまで仕事できず。

 12.24★深夜2時半、次男が呼吸困難を訴えて起こされる。喘息の発作だ。寝る前もゼイゼイしていたので吸入器をかけていたのだが、かなりひどい。自分から「きゅうにゅう、する〜」と訴えてきた。寝ぼけまなこで吸入し、寝たが、朝まだ発作は続いている。7時半、また吸入し、8時半に病院へ。早速点滴となり、これで午前中がつぶれてしまった・・・。帰宅後、3時にまた発作で吸入。締め切りは明日、なのに仕事はまだやっと半分。この調子では、明日も病院だろう、と腹をくくり、スキを見てはMacに向かう。結局、めどが付いたのは深夜3時。日付が変わるとてきめんに弱い私だが、そんなことも言ってられず。やっと布団に潜り込むと、次男がくっついて離れない。荒い呼吸は眠りながらも響いている。

 12.25★朝、どうにか6時半に起きて朝食を作る。みんなが食べている間に仕事の仕上げ。その後、9時にまた病院へ。また点滴となる。今日は2本。しかし、点滴開始後まもなく、「おかあさん、またゆれてるの」と次男がめまいを訴え、看護婦さんともども大慌て。先生が「たぶん脳貧血のような状態でしょう」と言う。体調が悪いので出たようだが、驚いた。様子を見ながらゆっくり点滴していたら、かなり長くかかった。やっと2本目になるところで、次男が「もうヤダ〜」と泣きだし、暴れ出す。無理もない。可哀相に。でも、仕方ないんだよ、頑張ろうよ、と何度もなだめる。看護婦さんも代わる代わる来てくれるが、かえって逆効果敵に泣き叫んで参った。どうにか12時に終わり、次男が食べたいと言ったクレープを買って帰る。食欲がなくても、こういうものなら食べられるか。帰宅後は元気を取り戻し、やっと安心出来て、私は2時間くらい眠りこけてた。

 12.26★明日は長男の10歳の誕生日だが、日曜日の今日に繰り上げてお祝いすることにした。バタバタしていて誕生日モードではなかったが、ケーキを探し求めて、やっと見つけた店で名前を入れてもらったら、何だかとてもおめでたい気持ちになってきた。10歳と言えば成人の20歳の半分なんです、大切な節目です、と言っていた先生の言葉を思い出す。プレゼントは本4冊と、彼に良く似てつい買ってしまったBeanieのBongoというサルのぬいぐるみ。実は彼はぬいぐるみが大好きなのだ。すっかり元気になった次男ともども、ケーキやピザ、チキンでお祝い。まるでもう一度クリスマスのようなにぎわいだ。興奮さめやらぬ子供たちが10時に寝て、やっと年賀状を作る。印刷は明日にして、卯的を更新・・・おお!もう日付が変わってしまった〜〜〜。