卯的生活・緊急短期(であってほしい)連載

ぺーどら日記
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2000.7.4(火)


今日の講習は1時間目の9時から〜。
実は昨日、11時の講習までほぼ1時間、何も手につかずソワソワウロウロ状態だったので、性格上、「どうせやるなら早く終わらせたい!」と思い切って朝一に申し込んだのだ。

しかし、この日は小学生の陸上記録会で、5年生で出場する長男はもちろん、1年生で関係のない次男までもがお弁当持参の日。朝から大騒ぎでどうにか送迎バスに乗る。バスは思いの外混んでいた。どうも、早くから教習所に行って、一日キャンセル待ちをする人が多いようだ。

今日の先生は、ちょっとお年を召した風のベテランといった感じ。後で教官一覧(壁に貼ってあった)を見たら、副管理者となっていたから偉いヒトだったようだ。「よろしくお願いします」と挨拶をして乗り込むと、まず教習簿に貼られた私の免許証のコピーをじ〜っと見て、本籍地のことについて「ここへは、よく釣りに行くんです」と話が始まった。
私の本籍地、現在はオットの実家。「スゴイところですよね」と言ったら「いいところですよ」と返ってきた。そうか、行楽気分で渓流釣りを楽しむ人達にとっては、あそこはまさに願ってもない場所かも。私はいつもヨメ気分で、胃をきしませながら行くからそんな風に見たことなかったな。

今回は、コースの内側を小回りする。カーブもやや小さくなって、ハンドルの切り方も昨日とはまた違ってくる。しきりに「ブレーキが遅い」とか「スピードが速すぎる」「この車は黙ってても進むから、アクセル踏まないで!」と注意を受ける。「???」速いったって、今の時速は10km? ブレーキ踏むと、5km になるけど、そのくらいで十分なんだという。後で考えたら、教習所内コースを走る教習車に乗っているのはほとんど仮免前の人達。今まさに、運転を習っているというわけで、当然ながら超低速なのだ。私のように、ちょっと運転かじっているからって、いきなりスピード出してはイケナイのだ。

でも、この状態から路上で一般車といきなり時速50kmでやりあうことになるワケだ。皆さん、教習車にあたたかい眼差しを〜。

あとは、坂道発進と踏切の渡り方をおさらい。ハンドブレーキ引いてアクセルをふかし、ソロソロとクラッチを上げていって、エンジンの音が変わったらハンドブレーキを下ろしてGo! なつかしいこの感触、とにかくクリア。


2000.7.5(水)


今日は中を走る3回目。
またもや早い時間にバスに飛び乗って行く。配車用パソコンが調子が悪いらしく、なかなか受付が始まらない。やっと乗車5分前に手続き。頑張れ、Winクン。私はMac派ながら心配しながら様子を見守ってしまった。

さて、教習メニューはお待ちかねのクランク&S字クランク、バックで車庫入れである。またもや「ここにはよく釣りに行きますよ〜」と本籍地をうらやましがられ、当たり障り無い会話から教習スタート。

「もしかして、クランクとかもやるのかな?」入学手続きに行くとき、オットに心配になって聞いたことが現実になってきた。「あったりまえじゃん」「ね、今でも出来る?」「出来なきゃ、運転出来ないよ!」あきれられながらも、苦手だった過去の記憶がよみがえる。まさか、ここで何時間も引っかかるワケにはいかないのだ〜!

「普段、一番必要なのはこういうクランクのような道を上手に走ることです。狭い道なんか沢山ありますからね」先生のお手本を見ながら、生返事の私。「じゃ、やってみましょう」ソロソロと半クラッチをきかせながらコースへ入っていく。一生懸命にハンドルを切る。「そうそう、上手じゃないですか〜」「?」意外なことに、一度も脱輪することなくクランクから脱出成功。S字もしかり。どうなってんの〜?

この後、車庫入れも難なくクリア。まるで狐につままれた気分。これが私の運転なワケないよぉ〜! 心の中で悲鳴が響く。

バックの仕方も、昔より理解しやすかった。
後部座席の三角窓の真下に後輪があるということを意識して(反対側では後部ドアの取っ手の下)そこに駐車場所のポールが見えたら思い切りハンドルを切る。下がっていって、車体がまっすぐになったら2回ハンドルを戻し、そのままソロソロとバック、駐車完了。
(以上、今後のための覚え書き、卯乃メモでした。知ってるヒトには当然過ぎる簡単なことかもしれないけど、バックというだけで感覚狂ってしまう私には重要事項であります〜〜)

「じゃ、明日は路上行ってみましょうか」修了検定コースだという本日のメニューをどうにか合格して、またもや気が引き締まる言葉。ついに、ついに路上だぁ〜〜!何とかなるさぁぁぁ・・・。