活動報告(20年度)

  総 会(6/25) 年度末総会(2/24)
  運営会議 第1回(7/29) 第2回(9/2) 第3回(10/15) 第4回(11/12) 第5回(12/17)
          第6回(1/21) 第7回(2/18)
  専門部会
 
   @ 知的・身体・児童合同専門部会 第1回(9/24) 第2回(1/22)
    A 精神障害者専門部会 第1回(5/28) 第2回(11/7)
  研修会(12/8) 

 

 ■ 第1回 精神障害者専門部会

 1.日 時 : 平成20年 5月28日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 : 守山保健所 会議室
 3.内 容 : 1)施設の現状報告
           作業所「のどか」(作業所型地域活動支援事業)より事業内容等についての報告
           報告者 : 作業所のどか 施設長 山田春日 氏
         2)意見交換
         3)次回開催日の決定
 参加者: 12名
 議 事 : 1)精神障害部門の資源紹介。
        はじめに、お互いの情報を知り、現状を話し合う中から、地域の課題を見つけていきたいとの  
        趣旨説明の確認があった。
        2回目の今回は作業所「のどか」からの現況報告で、地域活動支援センターの概要から開所
        状況、職員体制、活動内容、利用実績等それぞれの紹介と説明があり、それを受けて出席者
        との質疑応答を含めた意見交換を行った。
       2)意見交換
        @作業所に通う目的が年齢層で異なり、高齢の人は居場所を求める傾向があり、若い人たちは
          就労へのステップとして作業所に来ている。また、新規利用希望者の中には発達障害の人も
          いる。
        A退所した人達、またその家族からの相談もあり、内容は、職場での悩み、家族関係、恋愛
          問題等が多い。
        B一般就労を目標に来ている人は3名ほどおり、実習先との調整業務が必要となる。
          これまで一般就労をしたケースの中には前歴を隠して就労する人もいる。その場合は以後の
          経過が分からない。
        C現在、困っていることとしては、アパートの1階部分を使っているため手狭だということ。資金
          捻出のため、工賃を倍増させれば予算措置は多くなるが、頑張らせると逆に体調の悪くなる
          人が多く、ジレンマとなっている。また、実習の受け入れ先の開拓も課題である。        
        D平均工賃は3,000円程度。他作業所の状況は、H作業所(知的)5,000円(皆勤者)程度、
          N授産施設(精神)20,000円〜30,000円。
        E発達障害者の精神障害資源の利用は結構ある。逆に知的障害の作業所に行っている精神
          障害者もいるが、そこではリーダー的な役割を担って成功している事例もある。
        F相互利用に向けては、やはり特性の理解が不可欠。相手との距離のとり方や、グループの
          中での位置づけ、日(時間)によっての変化等を考慮、把握した上で、作業所へ来る目的に
          ついても確認しておくことが必要となる。
       3)次回開催日
        精神の分野は、やはり医療機関との連携が不可欠ということで、次回以降は区内3病院の
        PSWにも声をかけ、その方面からの話題提供をテーマに、9月頃を目途に開催する予定。

 

 ■ 総 会

 1.日 時 : 平成20年6月25日(水) 10:00〜12:00
 2.場 所 : 守山区役所 4階 第2会議室
 3.内 容 : 1) 総会
          @あいさつ
          A事業計画(案)について
          B部会の運営について
          Cその他
         2)研修会「災害から障害者を守る街づくり」
          特定非営利活動法人 レスキューストックヤード
                         事務局長 浦野 愛氏

 参加者 : 29名
 議 事 : 1) @守山区役所区民福祉部福祉課長並びに守山保健所保健予防課長よりあいさつ
         A平成20年度事業計画(案)について説明。原案通り承認。
           今年度より全体会、専門部会に加えて運営会議を設け、運営面の強化を図ることとなった。
         B部会の運営について説明。原案通り承認。
           各部会への参加希望をアンケートで回答してもらうことを依頼した。
         C福祉マップ作成に向けて各事業所に資料提供を依頼した。 

 研修会 2)障害者を支援する立場として災害対策についての研修会を開催
        ○岩手宮城内陸地震における活動報告
         局所的な被害であったためか、障害者の直接的被害の報告は聞かなかった
         在宅よりも施設に入所している障害者が多いのではないか
        ○東海・東南海地震はいつ起こってもおかしくない
         広範囲で被害を受ける可能性が高く、近隣からの支援は望めない
        ○障害者は災害弱者となりやすい
         避難所には障害者の姿は見られない ⇒ どういうことか?
         ・ 情報を入手することが難しい(視覚障害)
         ・ 避難所(集団)生活が送れない(知的・精神障害)
         ・ 移動困難・設備の不備(身体障害)
           ⇒ 障害種別によって困難事項は違う
       
日頃から付き合いのあるご近所や関わりのある福祉関係者が支援の要となる
       
支援者としてできること
         ・ 居住環境の安全化
           ※震災における死因の大半は、家具・家屋の転倒倒壊等による圧死、窒息死
         ・ 地域への貢献
           地域のためにサービスを一日も早く再開すること
           地域の障害者支援の拠点となること
         ・ 職員、利用者、家族への防災教育
           災害時のマニュアルカードを作成
           安否確認方法の検討(避難先の把握、連絡方法等) ※パソコンやコピーは使えない
           地域ぐるみの防災訓練の実施(日頃から地域住民に存在を知ってもらう)
       
災害に対しての準備がどれだけできているかが問われる

 

 ■ 第1回 運営会議

 1.日 時 : 平成20年7月29日(火) 10:00〜11:30
 2.場 所 : 守山区役所 会議室
 3.出席者 : 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容  今後の活動内容と専門部会のテーマについて
       ○個別支援会議が協議会の要と言われるが、それをどのように活かしていくのか、なかなか
         具体的な方向性が見出せない。
       ○事例検討を行う場合は、個人情報保護との関係が重要となる。他区の情報をみると、 かなり
         細かな規定を定めているところもあるが、できるだけ最低限のものに止めて窮屈にならない
         ようにしたい。
       ○協議会への参加者が減りつつある。特にヘルパー事業所は人員不足の影響で出られない
         状態が続いていると思われる。
       ○メーリングリストやホームページを活用し、情報発信を欠かさないようにしていくことは大切。
       ○福祉マップは8月1日からホームページに公開する予定。情報が集まらず、4事業所からの
         スタートになるが、今後、充実させていきたい。
       ○県のアドバイザーからは、どこの市町村も会の運営には悩んでおり、一旦縮小してしまっても
         よいので、あせらず地道な活動を続けていけばいいとの助言をもらった。
       ○また、アドバイザーによる研修会等は無料なので、有効に活用してもらいたいとのことであった。
       ○協議会によって少しずつ互いの顔が見えてきたのも事実。地域資源の見学という企画も
         面白いのではないか。
       ○施設の地域移行の取り組みやケアホームの実践などをテーマに活動報告をしてもらうのもよい。
       ○8月の専門部会開催は時間的な余裕がないので9月に延期し、その間にもう一度、運営会議を
         開いて詳細を詰めてはどうか。
 5.結 論  今後の予定
        9/2(火)10:00〜第2回運営会議
         9/24(水)13:00〜知的・身体・児童合同専門部会
                      もりたかホーム、森孝しぜんかんからの実践報告
                      〜利用者の地域移行と地域生活をどう支えるか〜   

 

 ■ 第2回 運営会議

 1.日 時 : 平成20年9月2日(火) 10:00〜11:30
 2.場 所 : 守山区役所 会議室
 3.出席者 : 青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容 
今後の活動内容と計画について
       
○事例検討について
        ・ 事例検討が協議会の柱になることは理解しているが、個人情報保護との関係が明確でなく、
         区独自で規定を作っているところもある。市の方で統一規定のようなものを出してくれると
         ありがたいが・・・。
        ・ 今後、事例検討は部会での定例テーマとなる。次回の運営会議にたたき台を作成してくるので、
         個人情報の関係も含めて出し方を検討してほしい。
       ○専門部会について
        ・ 9/24予定の知的・身体・児童合同部会の案内を出さなければならないので、担当のもりたか
         ホームさんに内容を教えてもらい、それが分かり次第、案内を送る。
         →9/4に送付済み
        ・ 精神部会は10月末の開催を予定している。
       ○10月以降の予定
        ・ 次回運営会議を10月中に開催する。
         →その後の調整で10/15(水)13時半からと決まる。
        ・ 知的・身体・(児童)部会と研修会を11月と12月のどちらかで開催し、2月の全体会で今年度の
         締めとしたい。
        ・ 精神保健福祉センター(による研修会)は日程が合えばという返事だったので、早目に調整して
         いきたい。
        ・ 県のアドバイザーである谷口先生に研修会を依頼する提案については、しぜんかんの村松さん
         を介してお願いする予定。
         →その後の調整の結果、日にちは12/8(月)10時からと決まる。
       ○その他
        ・ 区内授産施設の製品を紹介する企画があるが、9月中に、そのための打合せ会を行う予定。
         ホームページへの掲載など、本協議会の関わり方についても検討したい。
         →その後の調整で打合せ会の日程は9/26(金)13時半からと決まる。
        ・ 支援センター及び自立支援協議会のホームページを広報なごやでPRし、活用方法を周知する
         予定。

 

 ■ 第1回 知的・身体・児童合同部会

 1.日 時 : 平成20年9月24日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 : 守山区役所 4階 第1会議室
 3.内 容 : 1)実践報告「これからの障害者の地域生活について」
                 〜もりたかホームの実践から〜
          報告者 : もりたかホーム サービス管理責任者 横山志門 氏
         2)意見交換   

 参加者: 19名
 内 容 : 1)実践報告「これからの障害者の地域生活について」〜もりたかホームの実践から〜
        ○もりたかホームの紹介
         利用者さんへの支援
          相談援助、食事の提供、家事援助、健康・安全管理、日中活動の調整、金銭管理
          余暇活動支援−余暇活動は利用者が一番楽しみにしていること。
                    初めは情報を持っていない人もいるので、職員やヘルパーから情報を
                    得ながら、本人のニーズを引き出して余暇活動を調整していく。
       ○地域生活に必要なこと
        住居
         ・安心して生活できる設備
         ・年金と工賃で生活できるような家賃
         ・地域の理解(どのように地域と繋がっていくか)
        資源の開発
         ・利用者のニーズは際限がない。それをかなえるにはフォーマルな資源だけではなく
          インフォーマルな資源が必要。
         ・社会資源は本人のニーズに合わせて選択、変化、作り出すもの。
         ・本人だけのネットワークが作られていくことで、地域生活に自信がもてるようになる。
         ・モニタリングやフィードバックが重要。
       ○今後の課題
         ・グループホーム、ケアホームの運営は事業所の方針が反映される。
         ・リスクマネジメント 地域生活での危険をどう回避していくのか。
                      地域全体で検討していく必要がある。
         ・支援者同士のネットワークをつなげていくことが利用者の支援にも繋がる。
       ○地域生活支援で目指すもの
        @思い通りの生活 A自分らしい生活 B自分だけの空間 C人との出会い 
        これらを実現できるのが地域生活であり、サービスを継続していくことが大切。

      2)意見交換(実践報告を受けて)
       Q:食事の提供方法はどうしているか。
       A:特に時間は決めていない。食事ができたら声をかけている。
         一緒に食べている人たちもいれば、一人、部屋で食べたいと言う人もいる。
       Q:契約パート職員はどんな仕事内容?
       A:人それぞれだが食事作りがメインになることが多い。
         利用者の身の回りの事も柔軟に対応してくれる人もいる。
         パート職員も人数がいれば、いろいろな人がいるので手厚く支援ができる。
         余暇支援、サービス調整は常勤職員で対応している。
       Q:グループホームから単身生活へ移る場合、グループホームの近くで住まいを探すのか。
          また、体験用の部屋をそのまま単身生活の部屋に切り替えるつもりはあるか。
       A:単身生活の場所はグループホームとは違う場所でと考えている。
         場所はグループホームの近くでというこだわりはない。
         本人がどこに住みたいかということが大切。
         ただ、本人が住み慣れた場所というとグループホームや施設から近い場所になる。
         グループホームを単身生活の通過施設として利用した人はまだいない。
       Q:グループホームを一つのまとまりとして捉えているか。
       A:利用者をグループとしてではなく、基本は個々としてみている。
         それぞれホームごとの特色がある。
       Q:地域との関わりは具体的にはどんなことか。
       A:町内会やお祭り、避難訓練にも参加しているが…。
         地域からホームに苦情があると障害特性を理解してもらうための説明をしている。
         そういうことを通じて知っていてもらう。
         地域の人が、身体障害で言語障害のある人の言っている事が聞き取れないのでホームに
         助けを求めに来たことがあった。
         地域に自然な形で溶け込んでいくことが大切。

 

 ■ 第3回 運営会議

 1.日 時 : 平成20年10月15日(金) 13:30〜16:00
 2.場 所 : 守山区役所 会議室
 3.出席者 : 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容 
       ○谷口先生の研修会の依頼内容について
        ・ 派遣元の県の方へ事前に内容を伝えなければならないので、具体的な内容を決めたい。
        ・ 講演の後、質疑応答形式とし、テーマとしては、協議会のあり方や地域生活支援システムの
         作り方をお願いしたい。
              ・ 自立支援法関連の最新情報やスーパーバイザーから訴えたいこと等も盛り込んでほしい。
        ・ 他区にも紹介するなど、幅広く参加を呼びかけてはどうか。
       ○事例検討と今後の扱いについて
        ・ 支援センターから事例検討のたたき台(7事例)の提供があり、模擬報告と個人情報保護に
         照らした視点からの意見交換を行った。
        ・ 内容を掘り下げていくうちに、より具体的な情報が引き出されてしまう傾向と、逆にそうしな
         ければ検討にならない相克性があり、やはり一定のルール作りが必要であることで一致。
        ・ ルールについては福祉課(行政)の方で案を作ってもらうこととなった。
        ・ また、今回のような事例報告によって、地域の中にある障害児者の問題の顕在化と共有化に
         つながることが再認識された。
       ○次回専門部会の内容と日程
        ・ 精神障害者部会を11月7日(金)13:30から守山保健所会議室にて開催の予定。
         テーマは区内3病院のPSWからの現況報告等を予定している。
         知的・身体・児童合同部会については、事例検討の件を含めて、次回の運営会議で内容を
         再検討する。
       ○リスクマネジメント検討会について
        ・ 前回の合同部会の報告者・横山さんから提案があった、地域の中の様々な危険を回避する
         ネットワーク作りについて協議。
        ・ 危険箇所の信号機設置や災害時の一人暮らし障害者対策等も含めてはどうか。
        ・ 提案者の具体的なイメージがあれば、それに沿って進めていくこととし、あらためてその内容に
         ついて聞き取りをする。
       ○授産施設の製品販売を促進する検討会について
        ・
9月26日の初会合にて本件について話し合う場が持たれ、協議会のホームページに紹介
         コーナーを設置することにした。
        ・ 今後、自立支援協議会のテーマとして検討できるように区役所も協力していきたい。
       ○その他
        ・ 次回運営会議は11月12日(水)13:30からで、12/8の講演会の開催方法と合同部会の
         内容等について話し合う。

 

 ■ 第2回 精神障害者専門部会

 1.日 時 : 平成20年 11月7日(金) 13:30〜15:30
 2.場 所 : 守山保健所 会議室
 3.内 容 : 医療機関との連携について意見交換
 参加者: 11名
 議 事 : 今回は、区内にある3ヶ所の精神科医療機関のPSWの方に参加してもらい、福祉と医療の現状と
       連携について意見交換を行った。
      ○ 最近の医療機関の現状については、認知症で受診される方が増えており、入院の数も増えて
        きている。また、アルコールや薬物依存患者も多いが、発達障害で受診されている方はそれほど
        増えていないと感じる。外来の人は家庭基盤等が比較的整っている人が多く、ワーカーとの
        関わりが少ない。実際に福祉サービスが必要な人でワーカーが関わる時は長期入院から退院を
        する時に多く、社会資源等の情報を紹介していく。その後は関わり方の度合いを含めて関係性を
        築いていく必要がある。
      ○ 親子二人きりで生活していた知的障害者で、親が身体的な理由で入院しなければならない時に
        医療機関で受け入れてもらっていたケースがあったが、親はとても助かっていた。そのような場合、
        あくまでも治療目的でないと入院は難しく、受診歴のある人が対象であった。
        知的障害者等で興奮状態や異常行動等で一時的保護が必要な場合で入院の相談もあるが、
        心因反応による異常行動ととらえており、あくまでも一過性のものであったりとして新規の人で
        短期入所的に受け入れることが難しいケースも多い。
      ○ 福祉サービスを利用する際について
        ・ てんかん等を持っている知的の人は医療機関との接点は多いが、逆に生まれてから一度も
         受診したことのない人もいる。そのような人は認定調査の意見書作成時に困ることがある。
        ・ 発達障害で愛護手帳取得が困難なケースは、精神科に受診をしていれば保健所で申請できる
         こともあり、サービス利用が可能になった。
        ・ ボーダーの人は、愛護手帳を取ってもサービス量が少ない可能性が高いが、できることが
         多いがために逆に(社会の中では)危険なことも多い。
        ・ 精神障害者で障害程度区分を取っている人は少ない。そもそも使えるサービスが少ない。
         統合失調症の多くは自閉的傾向にあり、サービスを使わなければいけない状況でも使いたがら
         ない。また、しばらくサービスを利用していても断わってしまう人もいる。
        ・ 福祉をそれほど必要視していない医療関係者もいる。本来の意味でのケアマネジメントが
         なされていないことが原因なのではないか。支援センターが関わることによって問題が整理
         されていくこともあり、その役割は重要。
        ・ ヘルパーの利用は、地域社会に安心を与える意味との理由もある。
      ○ 精神のショートステイはほとんど使われていないと聞く。家族にとっていざと言う時に利用できる
        選択肢として確保してほしい。また最近では、貧困ビジネスを取り上げた番組で、生活保護者や
        低所得者を対象として類似の福祉サービスがあると伝えられていた。利用者がそのようなところで
        飼い殺しになるのではないかと心配している。
        地域生活を支援していく中で、最近 保証人問題があり。家族がいても高齢化等によって保証人に
        なりえないケースも出てきた。居住の場を確保することが困難になっている。

 

 ■ 第4回 運営会議

 1.日 時 平成20年11月12日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 守山区役所 会議室
 3.出席者 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容
       ○谷口先生の研修会(内容、案内、進行等)について
        ・ 先生との講義内容の調整について報告。進行方法と必要物品について確認する。
        ・ 案内については、日程はすでに広報しているので、チラシを作ってあらためて呼びかける
         こととする。
        ・ チラシのタイトル案を検討したが結論は出なかったため、各意見を集約して支援センターで
         案を作り、メンバーに確認後、全構成員に送付することとなった。
       ○事例検討に伴う個人情報保護規程について
        ・ 福祉課に作成してもらった規程案について意見を交換。
        ・ やはり事例検討で使用した資料については当日回収する方向とする。
        ・ 規程はできるだけ簡素化するよう修正していく。時間はあるので規程案をそれぞれ持ち帰って
         検討してもらい、次回あらためて意見を集約する。
        ・ 先行している他市町村の情報を参考にしたり、谷口先生の講演時に質問してみてもよい。
        ・ 最終的な案が出来たら、全体会にはかり運用していく。
       ○次回専門部会の内容と日程
        ・ 知的・身体・児童合同部会については、一粒荘に地域移行を希望している利用者がいるので、
         次回のテーマとしたい。
        ・ 本人自ら専門部会に参加して協力を求めたいとの意向なので、そのような場面を作る。
        ・ 本協議会として関わっていく中で、サービス・資源の利用法や地域の課題等についても考える
         機会としたい。
        ・ 内容を詰め、次回の運営会議で提示して案内を出す方向で進める。
        ・ 開催は1月を予定。
       ○その他
        ・ 以前、要望のあった精神保健分野の研修は、2月の総会時に実施してもらうよう調整(保健所
         から精神保健福祉センターへ依頼)してもらう。         
        ・ 成年後見制度についての必要性が高まりつつあるので、今後、協議会で取り組むテーマとして
         具体的な方策を検討する。
        ・ 次回運営会議は12月17日(水)13:30から開催の予定。

 

 ■ 研修会 「創ろう福祉の街、活かそうネットワーク!」

 1.日 時 平成20年12月8日(月) 10:00〜12:00
 2.場 所 守山区役所 4階 第2会議室
 3.出席者 31名
 4.テーマ 創ろう福祉の街、活かそうネットワーク!
        〜誰もが元気に暮らせる街 守山を目指して〜
        講師 愛知淑徳大学教授 谷口明広氏
            (愛知県障害者相談支援スーパーバイザー

       ○障害者自立支援制度の成功の鍵
       相談支援専門員、サービス管理責任者、地域自立支援協議会がきちんとかみ合うよう市町村が
       調整する。
       現状は相談支援専門員とサービス管理責任者の仕事の範囲が不明確。ルールを自立支援協
       議会で作っていかなければいけない。
     地域自立支援協議会の問題点
       自治体職員や福祉関係者でさえ自立支援協議会のイメージがつかめておらず、必要性や作り方
       がわからない。
       全国的に自立支援協議会を立ち上げただけで、機能していない所が多い。
       地域自立支援協議会への指導を行なう立場の都道府県自立支援協議会が機能していない。
       名古屋市の場合、各区自立支援協議会が設立されたが、名古屋市自立支援協議会は未だに
       設立されていない。
       委託相談支援事業所が進めていかなければいけない。
     秋田県湯沢市の実践報告
       まず、自立支援協議会が必要だということを様々な関係者の共通認識となるよう意見交換会を
       開催した。現状の問題点を徹底的に出し合った。
       【個別】
       @入所系施設 A通所系施設 B企業、商工会・青年会議所 C相談支援事業所
       【組み合わせ】
       @入所+通所 A入所・通所+企業、商工会・青年会議所 B入所・通所+相談支援事業所
       C相談支援事業所+行政 D相談支援事業所+精神障害者・虐待関係者
       話し合いで見えてきたものを自立支援協議会で整理する。
       @事業者情報がわからない
        ⇒毎月、福祉事務所に提出された事業者情報を関係施設、相談支援事業所に配信して、
          情報の一元化を図る。
       A委託相談支援事業者の相談支援専門員の質がバラバラ
        ⇒相談支援専門員は比較や評価をされないので質が上がらない。定例ケースカンファレンスを
          実施。相談支援はサービス調整だけが仕事ではない。
       
B委託相談支援事業者がサービスを誘導している
        ⇒モラルのチェック機能が必要
         所属法人の施設に関するサービス調整は適用しない。
         本人、家族が行なうべきことはやってもらう。
       C社会福祉協議会が地域ネットワーク活動に積極的でない
        ⇒社協に障害者関係にも関心を持ってもらう。
       D事業者間の関係性がないため、それぞれが完結型で情報や刺激がない
         特に入所施設は閉鎖的な所が多い。
         利用者に地域を見せずにニーズがないと言っている。
        ⇒行政が情報交換会を企画。考え方が切り替わるような情報交換を行なう。
       Eサービス管理責任者と相談支援専門員との関連性が見えない
       F精神科病院は退院と地域生活の連携までのラインが全くない
        ⇒精神科病院ケースワーカーと相談支援事業所とのケースカンファレンスを行政が設定。
          共通認識を持つ。地域のことを知ってもらうシステムを自立支援協議会で作る。
       相談支援体制を重点的に整備
       地域の総合的な調整機能を持たす。

        守山区自立支援協議会へのアドバイス
       自立支援協議会の会長を立てて、責任の所在を明らかにする。
       皆がメリットを感じられるような取り組みを行なう。
       福祉関係者だけの集まりにならないようにする。
       専門部会は障害別よりもテーマ別(居住サポート、就労支援、ショートステイ等)の方が良い。
       専門部会は問題が出てきたときに設立していけばよい。
       一度、思い切って今の構成を見直してはどうか。
       地域で一番、困っている人を「皆で助ける、何とかしよう」という取り組みをする。
        ⇒自立支援協議会が活性化していく

 

 ■ 第5回 運営会議

 1.日 時 平成20年12月17日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 守山区役所 会議室
 3.出席者 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容
       ○次回(知的・身体・児童)合同専門部会の内容について
        ・ 日時は1/22(木)13:30から。区役所第2会議室にて開催の予定。
         テーマは「施設に入所している重度障害者の地域移行」を取り上げる。
        ・ 地域移行を希望している一粒荘の利用者本人が出席して協力要請を行う。
        ・ 初回は本人のニーズ整理と施設が立案した支援計画の確認作業を行う。
        ・ 今後の支援経過は順次報告し、新たな課題が挙がった場合は再度対策を協議するなどの
         取り組みを行い、地域移行を後押ししていく。
        ・ できれば今回の部会に、居宅介護事業所や賃貸住宅仲介業者にも参加してもらうよう働き
         かける。
       ○事例検討に伴う個人情報保護規定について
        ・ 前回出された素案を福祉課より市の方に諮ってもらうこととなった。
       ○今後の運営について(研修会と他区視察を受けて)
        ・ 谷口先生の講演会は辛口だったが、今後の運営に向けては良いアドバイスとなった。
        ・ ただ、意外なほど参加者(守山区19名、他区市町村12名)が少なく、構成員の関心の低さが
         浮き彫りとなった。
        ・ 港区自立支援協議会の総会・研修会を視察したが、医療、保健、福祉、教育分野の関係
         機関が幅広く参加していて居宅介護事業所も積極的に協力している状況がうかがえた。
        ・ 今後はテーマによって個別に参加を呼びかけたり、特に事業所のサービス管理責任者宛に
         参加要請を行うなどの取り組みをしていく必要がある。
        ・ 協議会メンバーの構成もこれまでのような自由参加ではなく、集める人を厳選して責任を
         持たせるようにした方がよい。
         協議会会長の人選についても今後検討していく。
       ○年度末総会について
        ・ 日時は2/24(火)10:00から。区役所第2会議室にて開催の予定。
        ・ 内容は前半1時間が総会で、後半1時間に研修会を行う。
        ・ 研修会は名古屋市精神保健福祉センターより「パーソナリティ障害について」というテーマで
         講演会をしてもらい、主に利用者との関わり方について学ぶ。
       ○その他
        
次回運営会議は1月21日(水)13:30から開催の予定。

 

 ■ 第6回 運営会議

 1.日 時 平成21年1月21日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 守山区役所 会議室
 3.出席者 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容
       ○年度末総会の内容について
        
基本構成は前年度と同様、前半総会、後半研修会で1時間ずつの2部構成にする。
        
総会の内容は活動報告と来年度の運営方針に加え、自立支援法見直しに関する行政報告も
         入れたい。
        
活動報告は、@運営会議、A専門部会、B研修会、Cホームページの各報告を行う。
         報告者は運営会議のメンバーがそれぞれ分担し、協働の姿勢を示していく。
        
来年度の運営については、谷口先生からのアドバイスを踏まえ、抜本的な組織構成の
         見直しを進めていく。今回の総会では問題提起をし、来年度初めの総会で具体案を出せる
         ようにする。
        
行政報告は、その時点で内容がどれだけ明らかになっているのか不明だが、自立支援法の
         見直しについて参加者に資料提供ができればと考えている。
        
研修会は名古屋市精神保健福祉センターの新畑所長に依頼済み。内容は「福祉現場の
         メンタルヘルス 〜困った、どうしようを減らそう〜」というテーマで講演していただくこととなった。
       ○今後の運営(前回持ち越し事項)について
        
なぜ自立支援協議会が必要なのかという根本的なところを一人ひとりの構成員に理解して
         もらうことが大切。そして、お客様意識ではなく協働の意識を持って参加してもらうよう働き
         かけていく必要がある。
         自立支援協議会という名称に硬いイメージがあるので、何かもっと分かりやすいスローガン
         的な副題を常に表記して会の趣旨を浸透させていってはどうか。
         運営会議を設置したことにより、徐々にではあるが、協議会の核が出来上がりつつある。
         その輪を少しずつ拡げていきたい。
         皆に関心を持ち続けてもらうようホームページでの活動報告は今後も継続していく。
         組織構成の見直しを進めるにあたっては、やはりある程度、運営側から具体案を示して
         いかなければならない。会長の選出、専門部会の構成、個人情報の保護規程、要項の
         改正等について詰めていきたい。
       ○その他
        
次回運営会議は2月18日(水)13:30から開催の予定。

 

 ■ 第2回 知的・身体・児童合同専門部会

 1.日 時 : 平成21年1月22日(木) 13:30〜15:00
 2.場 所 : 守山区役所 4階 第1会議室
 3.内 容 : 1)施設に入所している重度障害者の地域移行
           〜
障害者支援施設一粒荘利用者の事例を通して〜
            発表者 : 一粒荘 利用者Aさん
                  一粒荘 主任生活支援員 村井辰彦 氏
         2)意見交換   

 参加者: 27名((株)ミニミニさんはじめ住宅関連業者の4名を含む)
 内 容 : 一粒荘の入所利用者で地域生活を目指している人(50歳代 男性、脳性マヒ、障害程度区分6)
       がいる。現在、施設では地域移行計画を作成中だが、施設だけの力ではなかなか解決できない
       問題もある。そこで本人にも出席してもらい、自立支援協議会のテーマとして重度障害者が地域で
       暮らしていくための課題とその解決策について皆で考えることとなった。

      1)「地域移行への取り組み」〜施設入所者の夢を叶えるために・・・〜
       ○本人のプロフィール、現在の生活、地域生活への想い について紹介
       アセスメント(生活基盤、健康、日常生活、コミュニケーション、社会生活技能、社会参加、教育、
        家族支援の各領域について実施)報告

       ニーズの整理
        アセスメント結果に基づき、地域生活を送るためのニーズを8項目に整理
       ○支援計画
        ニーズに対して必要なサービスをコーディネートし、週間ケア計画を立案
       ○想定される課題
        
@生活費のやりくり、A条件に合った住居の確保、Bヘルパーの確保、C生活介護施設の
        継続利用、D
他の日中活動の利用、E移動手段など

      2)意見交換
       ○質疑応答
       Q:現在、金銭管理はどうしているのか?
       A:本人の希望により毎月、施設が代行している。
       Q:現在の収入だけでは一人暮らしは厳しいのではないか?
       A:年金等とは別に、母からの援助もある。(本人より)
       Q:実際に体験事業を行なって一人で生活していく大変さや一度施設を出ると簡単に戻れないと
         いうことは理解していると思う。それでも施設を出て生活をしていく覚悟があるか?
       A:初めは大変だと思うがやっていかなければいけないと思っている。(本人より)

       ○意見・助言
        ・ 公的制度に加えて仲の良い友達やすぐに駆けつけられる人がいれば、手厚いケアが行なえる
         のではないか? あるいは2K程度の部屋で仲の良い友達と暮らすという方法も考えられるの
         ではないか?
        ・ 電話一本で駆けつけられる人がいる等、やはり人的保障は検討していくべき。
        ・ 自立生活の体験を行なっているが、何度か体験してはどうか。
        ・ 実際に暮らしている人との交流や自宅の見学、一粒荘職員の暮らす近くでアパートを借りて
         一人暮らしの体験などはできないか?
        ・ CILやJILなどの団体の協力も得てはどうか?
        ・ いろいろ経験をしていくと知恵がでてくるのではないか。
        ・ 高齢者向けの住宅は増えてきて物件も探せば見つかる可能性はある。ただ、Aさんに合った
         住宅はどのような条件なのか、見極めて探していく必要がある。また、住宅改修を行う時には
         大家さんの了解が必要になる。
        ・ ヘルパーの利用には必要な時に来てもらう巡回型と常時ヘルパーがいる滞在型がある。
        ・ ケア計画で朝の介助は身体的なケアが重点的に行なわれることが予想される。重度訪問介護
         ではなく身体介護を利用してはどうか。
        ・ 入浴は簡易リフトを利用すれば自宅で毎日でも入浴は可能だと思う。
        ・ 移動手段としてAJUのリフトカー運行事業は利用料が安い。
        ・ 特別障害者手当は受給対象になる。住宅改修制度は利用できるが大家さんの了解が必要。
         緊急通報システムとして「あんしん電話」があるが、すぐに駆けつけられる近隣の人の登録、
         消防署の協力も必要。

       ○今後について
        支援計画に従って各サービスの利用調整を進め、対応事業所が確定した段階で、あらためて
        支援会議等を開催し、地域移行を実現させていく。今後の経過についても報告していく。

        ※ 本ケースの個人情報につきましては、本人の了解を得て公開しています。

 

 ■ 第7回 運営会議

 1.日 時 平成21年2月18日(水) 13:30〜15:00
 2.場 所 守山区役所 会議室
 3.出席者 森孝しぜんかん、青空の家、守山区役所福祉課、守山保健所相談員、
         東・守山障害者地域生活支援センター、守山区障害者地域生活支援センター
 4.内 容
       ○年度末総会の内容について
        ・ 前半の総会は45分〜50分を予定。
        ・ 役割分担は以下の通り(敬称略)で、1項目5分程度を目安とする。
         (1) 司会・進行(武中)
         (2) 活動報告
           ・ 運営会議(菅沢)
           ・ 専門部会 @精神(王子田)、A知的・身体・児童(馬渕)
           ・ 研修会 @レスキューストックヤード(馬渕)、A谷口先生(村松)
         (3) ホームページ(馬渕)
         (4) 来年度の運営方針(武田)
         (5) 行政報告(武田)
         ・ 前後半の冒頭に障害福祉課長と保険予防課長のあいさつを入れる。
         ・ 行政報告では、来年度、区役所の玄関にショーケースを設置して福祉の紹介コーナーを作る
         計画があるので、それについても報告できればと考えている。
         ・ 資料の作成は分担し、全体のレジュメと活動報告を守山区支援センター、来年度の活動方針と
         行政報告を区役所福祉課、研修会を東・守山支援センターがそれぞれ担当する。
       ○今後の運営と活動スケジュールについて(意見交換)
        ・ 圏域アドバイザー・谷口先生の提言を受けて、会長の選出、組織構成、専門部会のあり方等、
         見直すべきところを見直していく。
        ・ 核となる運営会議の設置によって、なぜ協議会が必要なのかという根本的な部分が見えて
         きたことを踏まえ、来期はもう少しメンバーを増やしたい。
        ・ 自立支援協議会という名称に硬いイメージがあるので、スローガン的な意味合いを含んだ
         親しみやすいタイトルにしてはどうか。
        ・ 民生委員との連携も必要。連携が取れずに抱え込んでいる事例もあると思われるので、今後、
         周知の機会を作っていきたい。
        ・ ボランティア育成のための学習会や研修会等の開催をこの協議会でできたらと思う。
        ・ 事例の共有が地域ニーズの発掘にもつながるので、どこかで支援のネットワークにつながる
         ような仕組みを作っていかなければならない。
        ・ 「こんなことをしている」ことと、「こんなことをしてほしい」ということの接点が大切。それを生み
         出すしかけを作っていく必要がある。
        ・ 映画会等のイベントを開催して関心を高める方法も有効ではないか。
        ・ 個人保護規定はあまり窮屈にならないよう基本方針にとどめて、運用で細かい部分を作っては
         どうか? また事前に本人の同意書をとるという方法もある。
        ・ 見直しに関する検討事項は、来年度初めの総会(6月)までに具体的な原案を作り、皆に提示
         できるようにしていく。
       ○その他
        ・ 次回運営会議は4月14日(火)13:30から開催の予定。

 

 ■ 総 会

 1.日 時 : 平成21年2月24日(火) 10:00〜12:00
 2.場 所 : 守山区役所 4階 第2会議室
 3.内 容 :1) 総 会 10:00〜10:45
         @ あいさつ 

         A 今年度の活動報告
         B 来年度の運営方針
         C 行政報告

        2) 研修会 11:00〜12:00
         @ あいさつ

         A「福祉現場のメンタルヘルス 〜困った、どうしようを減らそう〜」
           講師 名古屋市精神保健福祉センターここらぼ 所長 新畑 敬子氏

 参加者 : 30名
 議 事 : 1) @守山区役所区民福祉部福祉課長よりあいさつ
         A今年度開催した会議(運営会議7回、専門部会4回)と研修会(2回)について、運営会議委員
          よりそれぞれ報告。また、ホームページでの活動(授産製品紹介コーナーの設置、福祉マップ
          作成状況、メーリングリスト参加の呼びかけ)についても、支援センターより報告
があった。
         B福祉課主査より来年度に向けた運営方針について提案
          <1>自立支援協議会の目指すもの
            個別支援会議によるチーム支援と、それによって明らかになった地域課題を解決(改善、
            開発)していくことの確認
          <2>来年度の課題
            協議会会長の選任、運営会議の構成員の拡充、専門部会のあり方、個人情報保護規定の
            制定、自立支援協議会のスローガンの制定などを提起
         C福祉課主査より自立支援法3年後の見直しの内容と21年度名古屋市予算案の概要について
          それぞれ説明。

 研修会 : 2) @守山保健所保健予防課長よりあいさつ
          A福祉従事者のストレスマネジメントという視点で研修会を開催
          ○こんな時、あなたなら…
           ・相手が急に怒り出す
           ・相手の求めていることがわからない
          ○対応と心構え
           【対応】
           ・オープンクエスチョンから始める(相手が自由に話せるように)
           ・クローズクエスチョンで絞り込む(Yes/Noで答えられるように)
           ・即断が必要かどうか見極める(スキルが必要)
           ・できる/できないは明確に(曖昧⇒トラブルのもと)
           ・「わからない」こそはっきり伝える(勇気がいること)
           ・相手のペースに巻き込まれない(自分のペースを身につける)
           ・怒り出したらそのままに(まずは落ち着いてもらうことが大切)
           【心構え】
           ・相談は円滑にいけばラッキー(うまくいかないから相談に来る⇒円滑にいく方が少ない)
           ・自分だけですべてを解決しようとしない
           ・本当に話したいことは裏にある(考えながら話を聞く)
           ・相手が大変な時の仕事と心得る
           ・一生懸命の押し売りはしない(良かれと思ってやったことが相手にとって、そうではないことも
            ある)
           ・ある意味仕事と割り切る(100人来たときに同じ対応ができるか)
          ○福祉・介護従事者のストレス
           ・仕事そのものが「人間関係」
           ・内容が「生活全般」に関すること
            ⇒日常に密接しているものだから評価は厳しくなる
            「もっと違う方法があったのでは」と不安が募る
            何年やっていてもこれでよしと思えることが少ない
          ○ストレスマネジメント
            自分の性格を知って、ストレスに対処する
            うまくいっていない時は対処方法を変えてみる
           【仕事上のストレスに対して】
           ・ストレスはあるものだと考える
           ・仕事であると割り切る(時間外は仕事を忘れる)
           ・困った時は一人で抱え込まない(情報の共有)
           ・仕事の評価≠人間の評価(仕事で失敗≠だめな人間)
           ※ストレスは病気の大きな誘因であるが原因とは限らない
           ・ストレスだけでは病気にならない
           ・いくつかのものが重なり合ってなるものである

          ○質疑応答
           「ストレスで仕事を休む人が多いが他にはどんな誘因が考えられるか」
           ・環境
           ・本人の資質 
            ストレスに対する耐性は個人差がある。
            いろいろなものが関与しているので先天的、後天的な要素とはっきりと分けることはできな
            い。
            原因は取り除けば消えるものだが、過ぎてしまったことは無くならない。大切なのは原因探し
            ではなく、今 困っていることに対してどう対処していくのか、ということ。