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アクティブサイレンサー
騒音対策について

アクティブサイレンサーの基礎
自動車排気系アクティブサイレンサー
アクティブサイレンサー  ルーツブロアへの適応

自動車排気系用アクティブサイレンサー

 乗用車では燃料消費効率向上を図る上で、自動車用排気系の圧力損失が、内燃機関のガス交換過程に直接影響するため、その低減要求が高まっている。また車両の静粛性確保の観点から、排気騒音レベルの低減も望まれている。しかしながら排気系における圧力損失の低減と排気騒音レベルの低減とは特性的に相反する性質を持ち、従来両立させることが困難であった。
 我々は構造が簡単で応答性に優れたアクティブ素子で構成された音響素子であるAAC(Active Acoustic Conductance)の自動車用エンジン排気消音器への適用を試みた。 AACの自動車エンジン排気系への適用に関し解決すべき技術課題を克服するため、数車種の乗用車に搭載して走行試験を行った。その結果を述べる
ルーツブロア排気アクティブサイレンサー

 ブロアは220kw×1台と200kw×2台であり同時には2台稼働する。
 ブロア排気は消音器を介して集合チャンバに集められ壁面フードより排気されている。
 ルーツブロア排気口からはの60Hz近傍の音が主体で放射されている。
 ブロアの発生周波数がほぼ同一であるため干渉によるレベル変動(ビート)が見られる。
 ルーツブロアにフィードフォワード型のアクティブ消音器を適応した結果を示す。

 
 上記で使用した
 フィードフォワード型アクティブサイレンサー用のコントローラ

 市販のDSPプロセッサボードを使用してのコントローラの試作器

 上:フロントビュー
 下:内部の様子
 中央緑色のボードがDSPボード
 他に、マイクアンプ、パワーアンプ、電源
 係数の変更はUSBで接続したパソコンで行う。
 パソコンは稼働時には不要

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アクティブサイレンサー  ルーツブロアへの適応

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