パン作りに必要な材料

強力粉
粒度が粗く、蛋白質の含有量が13%〜15%と最も多く含まれています。その為グルテンの力、つまり粘り気、 弾力に富んでいるのでパン作りに最も適しています。
くわしくは小麦粉のおはなし
薄力粉
粒度は細かく、蛋白質の含有量が7〜9%と少なく、ケーキやクッキー、天ぷらなどに適しています。 パンを 作るときに薄力粉を少し加えると、ふくらみは欠けますが、柔らかいパンができます。
くわしくは小麦粉のおはなし
ドライイースト
パン作りには欠かせません。 イーストの発酵する力でパンが膨らみます。イーストにもいろいろ種類がありますが、 インスタントドライイーストが一番簡単で使いやすいでしょう。
くわしくはイーストのおはなし
砂糖
パンに甘い味をつけるだけでなく、パンの香りをよくしパンの焼き上がりの色つやや柔らかさを 左右します。 イーストは糖を食べながら発酵するので、イーストの発酵を促します。
生地中のグルテンを引き締めて生地の腰を強くします。
油脂
生地に加えることにより、グルテンののびを良くし、ボリューム豊かなパンが焼きあがります。また水分の蒸発を防ぎ老化を遅くします。 油脂にもいろいろな種類がありますが、食パンなどあまり香りや味を求めない ものにはショートニングが適しています。 パンに特徴ある香りや味を求める場合は、それ以外の油脂を加えます。 バター、マーガリン、サラダ油、オリーブ油など、ラード、それぞれのパンの種類に応じて使用します。バターの代わりにマーガリンを使用しても 問題ありません。
ショートニング⇒食パン
バター(マーガリン)⇒菓子パン、おかずパンなど
オリーブ油⇒ピザ
ラード⇒肉まん
水分
水はパン作り絶対不可欠な材料です。水を加えることにより初めて化学変化を起こして生地に柔軟性を与え、 材料を均一に分散させ、温度を調節する働きがあります。パンに香りや栄養をつけるために、水分として牛乳を入れる場合があります。 水の代わりに牛乳を入れた場合、少し多めにします。
卵はパンの風味や香り、パンの外相の色、つやをよくし、栄養強化に役立ちます。
粉の素材の味を楽しむ食パン、フランスパンなどのリーンなパンには、卵は入れません。