土と炎のハーモニー
株式会社水野製陶園
陶製ブロックおよび建築用タイルの原料製造から出荷までをご紹介します。
・原料置き場
陶製ブロックや建築用タイルを形づくる粘土は陶石、長石などを鉱山で採掘したものを粉砕、調合して製造します。
ここは調合する前の原料置き場です。
・粉砕
陶石、長石などの何種類もの原石を「ボールミル」により水と共に粉砕します。「泥(でい)しょう」と呼ばれる液体が生成されます。
この時ブロックやタイルの品種により調合を変えます。
・攪拌(かくはん)
ボールミルで生成され、不純物を取り除かれた数種の泥しょうを水と共に均一な濃度になるように攪拌します。
・脱水
泥しょうはまだ液体の状態ですので「プレス機」を使い脱水し固形の粘土にします。
・脱水(プレス)された粘土
・混練機
プレスされた数種の粘土を「混練機」に入れて混ぜ合わせ、ブレンドして最適な成分の粘土にします。
ブレンドされた粘土の成分を更に均一にするために細かくします。
・土練機
ブレンドされた粘土はまだ硬いので「土練機」で水分と練り合わせ成形するのに最適な硬さにします。この時空気が混ざらないように真空状態で練り合わせます。
・成形
土練機で最適な硬さになった粘土に圧力をかけて型を通しブロックやタイルの形に成形します。
成形機で形を整えられて出てきたところ。
・乾燥
焼成前に十分乾燥します。
・窯入れ
トンネル窯に入れるため台車に積み込みます。
・焼成
1200℃でじっくり焼成します。
トンネル窯の入り口から出口まで一定の速度で台車が動いていきます。
自動で台車毎にトンネル窯に入ります。
窯内温度は一定の勾配を保ちながら自動制御されます。
・窯出し、梱包
トンネル窯から出てきた製品を検査して、ていねいに梱包します。
・出荷
配送先別に仕分けられトラック便で全国に配送されます。
製造工程紹介