更新日記

2000年3月


3月29日

 まだ水曜日か、長いぞ1週間。仕事暇すぎだし、あまり意味のない「得意先別売上仕入れ対比表」などを試作して暇を潰す。
 それでも時間が余るので、森山和道氏のサイトで、私にも読めそうな科学本をリストアップして、また図書館にリクエスト攻勢かけるべく準備したりする。そういやしばらくわりと「世間で流行っているもの」を主眼に、あまり読んでいなかったミステリー系主体な読書ばかりしていたので(検死官シリーズとか宮部みゆきとか)、あまり科学ものは読んでいなかった。数学の本とかを読んだりもしたが「ゲーム理論」で取り残される己に情けなくなり、断念。今朝のワイドショーで、東大卒業したらしい美人タレントの卒業論文が「遺伝的アルゴリズムがほにゃらら」とかで、もちろんスタジオ内にいる面々は「???」って感じだったが、彼女は建築科らしいのに「遺伝的アルゴリズム」って生物学的な言葉ではなくて、工学系なのか、私にもさっぱりわからんのであった。だいたいアルゴリズムって何?
 美人に顔で負けるのは全く構わないのだが(というか仕方ないとあきらめても)、頭の中身(というより、それ以前の問題だが)で負けるとなんだかとっても悔しいので、がんばろう。ちょっと、がんばる方向性が間違っている自覚はありますが。
 ちょうど読んでる本は「鼠と竜のゲーム」コードウェイナー・スミスだし。(関係ないか・・・)ちょっと理系心芽生える。また「シェイヨルという名の星」も読みたくなってきた。いや、理系とは関係ないけど・・・心のベストテン(すでに死語?)ものなんで・・・
 
 友人が「廃刊の噂を聞いた」というので心配している「プチ・フラワー」が年を越してもなんとか刊行されているので、ハラハラしながら読んでいるが、佐藤史生はあいかわらず「魔術もの」の中途半端な連載をしていて、今月号が最終回だったのだが、なんと落ちが「バーチャル空間」で
なんだかなあ。もう「夢見る惑星」のような長編書いてはくれないのかなあ。他の作家はともかくとして、佐藤史生だけは他の雑誌では書かせてもらえそうにもないので、なんとかふんばってほしいのよ小学館さま。なんてったって私は「別冊少女コミック」に掲載された彼女のデヴュー作からリアルタイムで読んでいるのですから・・・
 でも最近、少女漫画は軒並み部数を落としているようなので悲しいなあ。みんな漫画読まないのね。私がお母さんになったら、子供には漫画読ませよう。だって、私自身が漫画をガイドブックとしていろいろな本を読んだから。



3月28日

 週末の約束の件で、Mちゃんに電話して、ついでに「竹内久美子の本読んで、感想文も書いたからプリントアウトして持っていくよ」と話しはじめたら、またまたはまっちゃって4時まで電話していたのであった。いったい5時間超なにを話していたのだろうか・・・前半はたしかMちゃんが先週メキシコに行った話で2時間くらい、あとはまた「竹内久美子は許せるか」とか、例によってMちゃんの主張は「善良で馬鹿な人達をだましてはいけない」で、私は「あれに騙される人はいないし、うっかり騙されたとしても無害なことがわかりきっているので放置されている」と反論すれば「そういうことが、ナチスみたなものを生んできたのだ」とか厳しい。「だから、そんな大したもんじゃないって」と繰返すのだが、何が彼女をそんなに真剣にするのかが今一つよくわからん。あたしの説明が悪いのかしらん。でも、矢追純一とかに関してはずいぶん穏やかな反応で「あれを田舎の中学生が真に受けるくらいならいい」というので、それよりは竹内ワールドをひけらかしていたほうが、馬鹿にされる可能性は低いからまだ被害は少ないと思うんだけど、そういうものでもないらしい。
 たしかに騙される人がいるのは事実だけど、それは例えるなら「スペインのある街では今ブルーベリーアイスクリームが流行っている」というニセ情報のようなもんで、(変なたとえだけど、とっさに思い付いただけ)そのためにわざわざスペインに行く人はいないし、たまたま近くの街に行った旅行者が、そこまで足を伸ばしてみたら「アイスなんてどこにもないじゃん!」とがっかりするだろうが、かつての「地球の歩き方」なんてそういうことが多々あったけど、「だからインチキ」とか声を荒げるほどのものでもない。所詮、アイスクリームって話だ。
 「いい男はシンメトリー」で、ちょっと間違って「シンメトリーだからいい男」と誤解したとしても、あまり具体的な被害が想像できない。Mちゃんは、「でも、結婚サギみたいな奴が『俺ってシンメトリーなんだぜ』といって、頭のとろい子を騙すかもしれない」って言うのだが、そういうやつは別に「シンメトリー」がどうのじゃなくたって、「俺ってサイババに会ったんだぜ」とかも言うだろうし、カルト宗教のグルが「私はシンメトリーなのだ」と言ったところで、竹内久美子が島田なんとか(名前忘れちゃったよ、巳がついたよな確か)みたいな宗教学者みたいなバッシングにはあわないだろうと私は思うのだが・・・・・
 まあそんなこんなで、平日なのに朝まで電話してしまい、ひえー!!また遅刻しちゃうよーと、目覚ましをしっかり確認して、朝7時半起床。テレビを付けても、例の保険金殺人の話題のおさらいで、目覚めが良くない。やっと爆笑問題小さい方の「初恋で結婚!」というのに切り替わって、心が和んだ。
 そういえば、昨日の打撲で足が腫れたかなと心配していたのだが、歩いても痛みがないのでほっとする。しかし、昨日休みだった人まで「ミヤノさん、大丈夫?」とか声をかけてくれたので、かなり噂になっているらしい。普段あまり話し掛けてくれないので、こんなことならもっと早く転んでおくべきだったと悔やまれる。

 夕方から雨。家のすぐ側で、また「横断カエル」発見。すかさず、靴先でつつくと、元気よく飛び跳ねて素直に道路の端に移動してくれた。「お、あんたら雨で調子よさそうじゃん!」でも、あたしゃあ寝不足なのよ。たとえカエルの精が夢枕に立って「あなたを藤原紀香にしてあげましょう。でも平均睡眠時間は5時間です」というのなら、間違いなく「今のまま、平均睡眠時間8時間で、週末には12時間寝かせてください」と答えるであろう。美貌や富よりも睡眠が重要なわけよ。つうわけで、もう寝よう。9時半だし。



3月27日

 朝起きたら9時だった。いつもなら家を出ている時間。目覚ましはセットしてあったけど、時間が日曜日向けだった。結局30分遅刻して会社に到着。携帯電話持ってないので、途中連絡を入れる暇もなく「事故でもあったのかと思った」と心配された。
 で、いつもより30分勤務を延長して帰ろうとしたら、廊下で人に会ったので「お先にー」とか言っていたら、箱につまずき転倒。かなり派手に転んだので、挨拶した相手もびっくりしたようで「大丈夫?頭打たなかった?」と心配顔。部屋の中にいた同僚も飛び出してきたが、受け身には自身があるので、箱に打ち付けた足首以外には被害なし。でも全身痺れてしばらく動けず。同僚が湿布を探してくれて、なんとか足を引き摺って帰る。それにしても、皆に笑われた。普段、けっこう超然とした感じに思われているのでそんなドジこきそうに見えないみたいで、たまに披露するとウケるらしい。ふんだりけったりの一日であった。
 そういえば、「ビューティフル・ライフ」の最終回は40パーセントを上回ったみたいで、歴代記録塗り替えたみたいだが、私も見てしまった手前あまり言う権利ないけど、「そんなに面白かった?」たしかに最初のころは車椅子というシチュエーションを上手く使えば面白くなりそうだなあと思ったのだが、中盤からは単なる「難病もの」になってしまい、涙の最終回が約束されていたので、なんかつまらなかったのだけど、やっぱりそれでも最終回でキムタクが常盤貴子に死化粧を施すシーンではけっこう泣いてしまったので、まあいいや。
 それにしても、日本って「難病もの」以外に悲恋ものってできないのかなあ。人種とか階級の壁がないので、なかなか設定に限りがある。人種の壁については、外国人労働者の増加でもう少かなと思っていたら香取慎吾がベトナム人に扮するというコロンブスの卵で「ドク」があったけど、「もうひと押し!」だったし、常盤貴子と豊川悦司で聾唖者ものがあったけど、個人的には好きだったが、肝心の「恋の障害」という点では、画家であるトヨエツの方があまりにも恵まれていて、コンプレックスを感じるのは健常者の方だったので、悲恋ものではなかった。
 やっぱり「男同士の認められない愛」しかないか、と一時期は主役ではないものの、散りばめられていたが、結局主役張ることはなかった。
 なんかもっとこう、文句のつけようのない「悲恋もの」で、ドワーっと泣きたいんだけどなあ。



3月26日

 お茶の水でKくんと少なくとも5年ぶりに会う。お茶の水に立ち寄るのも久しぶりなので、JANISをチェックしに行く。なんと普通の中古CD屋になっていた。しかも、いつのまにか3号店まで作っていて、昔お世話になった「レンタル・レコード部門」は別の場所に移動していたようで、「いまだに変なレコード貸し出しているのかなあ」と探したのだが、地図の見方が悪かったのか発見できず。でも、裏通りにおしゃれな雑貨屋などを発見したりした。
 洋風居酒屋で飲みながら、旅行の話を聞いた。なにしろ、半年間でロシアや北欧、ドイツ、フランスなぜかポルトガル、イギリス、アイルランドとずいぶん移動しているので、話は尽きないし、そういう私もこの5年間にはインドもヨーロッパも北京も行ったので、お互いの旅行の話をしているだけで、5時間くらい話した。
 Kくんに「がんばって働いてパソコン買いなよ。メールやろうよ」と励ましてお別れした。今度は何年後に会うのでしょうか。

 家に帰ってから、今日図書館で借りたばかりの「シンメトリーな男」を読みはじめたら、2時になってしまった。竹内久美子に関しては、友人Mとそれを発端に「トンデモ本の是非」についての大激論になり、それ以来なんかしこりになっていたので(別にそれで仲が悪くなったというわけけではなく、よく知らないのに話しをしたことについて反省モードになっていた)これでスッキリといきたいところだったのだが、もう腹がたったので我慢できず、一気に書いてしまったシンメトリーな男」で詫び状。こんなことで、また日曜日を棒に振る。洗濯はできたからよしとしよう。
 



3月24日

 初カエルを発見して思わず書いてしまった「カエルの歌が聴こえる」カエル保護のNGOでも作ろうかな。
 「認識について考えるときに私が思うこと」は、やっと書けたわりと真面目路線。失読症については、もっとちゃんと調べたいのであるが、なにせ日本ではあまりメジャーではないので、英語の壁が・・・未確認情報なのではあるけれど、私の大好きなジョン・アーヴィングも失読症という話を聞いて、どうも村上春樹がそのことをどっかの雑誌で書いたりしていたらしいので、題名は村上訳のレイモンド・カーヴァーの小説の題名から拝借という、わけわからん趣味丸出し。
 あと「HATE TELL A LIE」についても、頼りにしている友達がそれについてメールをくれたので感謝の加筆。ううう、ちゃんと読んでくれている人もいたんですね。
 ところで、妹に「お見合いの話を読むと、聞いていたのとちょっと違う印象だった。あれじゃ、みんなお母さんとおじさんに同情するでしょう」と言われてびっくり。そ、そうだったのか・・・たまたま電話をくれた友人にその話をしたら、彼にはさんざん経過報告していたのだが、「たしかに、あれを読むと、なんだかミヤノさんが悪い人みたいになっています」と言われ、なんか複雑な心境。
 HP作ろうと思った直接のきっかけはあの見合い話だったのだ。友達ひとりひとりに最初から話しをするのが面倒になり、「ええい!公開しておくからみんな勝手に読んでくれ!」というのと、同時進行していた「山形浩生問題」について語ると皆「誰?その人」というので、それも最初から説明するのが大変なので、自分のページにリンクしておけば本当に知りたい人は読んでくれるであろう、というささやかな願いであった。
 でも、話して聞かせるのと、こうして文章にするのではずいぶん印象が違うらしいのね。
 いろいろ、勉強になるのであった。



3月22日
 
 今週は仕事が暇。風邪も少しよくなってきたので、スポーツクラブでHIPHOPやる。真剣に踊っている自分の姿はかなり笑える。なんといっても目標は稲垣吾郎だし。才能なくても不器用でも、10年やってりゃあのくらいにはなるだろうと本気で思っているのだが・・・でも、体動かすものって、絶対的に自分のレベルが明らかになるので、わかり易くて精神安定にはよいのだ。
 地元友達のKくんから電話があった。昨年9月からヨーロッパを周っていて、ときどき葉書をよこして私を羨ましがらせたが、いったいいつ帰ってくるのか、もう帰らないつもりなのかよくわからなかったが、ミレニアムカウントダウンはロンドンで迎えて、2月後半には帰国していたらしい。
電話すること自体何年ぶりかだったので、色々近況を語りあったが、可笑しかったのは、旅行前にバイトしていたスーパーの店長が「帰ってきたらまた職場復帰してよ」と言ってくれていたので、訪ねてみたら、たった半年の間に店長が替わっていて、新しい店長は「じゃあ、今度募集するときには声をかけます」とあまり彼を気に入ってくれなかったようなのだが、その新店長が「ところで、大学はもう卒業したんですか?」と帰り際に聞いてきたそうなのだ。Kくんと私はバイトで知合ったのだが、偶然同じ大学だった。私が1年生、Kくんが4年生だった。つまりKくん現在36歳・・・2浪して2留したとしても10歳は若く見られたわけね。人間歳相応の苦労してないと、いつまでも若いままの外見でいられるのかなあ?(Kくんは一度もまともに就職していない)とりあえず、土曜日に会う約束したので、自分の目で確かめてみよう。
 Kくんは私のプログレの師匠で、Kくん以外にも私にはプログレの師匠が2人いる。まだ小娘だった私が「ヘンリー・カウ聴きたいんですう!」とか言っていたのを暖かく資料提供してくれた彼らも、もう軒並み40歳近くになってしまった。ときどき電話をくれるSさん(バリ島の音楽に傾倒しているらいい)や山登りに目覚めてしまったGさん(ロシア語の翻訳をいているらしい)にもお会いしたいなあ。
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3月21日

 やはり御乱行がよくなかったのか、風邪ひいた。鼻水止まらず。せっかくこの冬一度もまともな風邪ひいてなかったので「わーい、馬鹿になった」と喜んでいたのに・・・おごれるものはひさしからず・・・「超健康体」脱落。ついでに、友達のホームパーティに声かけてもらっていたのに、それもすっぽかしてしまっていた。HPに夢中のあまり、頭がとっ散らかってしまい友達無くしそうだ。
 
 FUYUKIさんのページにリンクしていただく。ごひいきのサイトにリンクしていただけて光栄です。



3月20日

 公言してたとおり、昨晩は西麻布のイエローに行った。すごい久しぶり。カール・コックス以来かも(2年前?)「デヴィッド・モラレス来るからさあ、ちょっと行きたいんだよねえ」と、友人数人には粉をかけたが、無反応であったので、ハウスがとうしても聴きたくなった私は一人でのこのこ出掛ける。開店当初から警察に目をつけられているイエローだけど、ここ最近は麻布警察もかなり本気出しているようで、閉店ー再開の繰り返しだった。西麻布界隈の老舗クラブも軒並みやられたみたいで、「警察も他にやることあるでしょうが!」と言いたくなるが、風営法という大義名分があるかぎり弾圧は続く。(12時過ぎたら踊ってはいけないらしい。よって、ベルファーレなんかはいったん1時に店を閉めて、また朝の5時からいわあゆるアフターアワーズやっている。なんか早朝から開く風俗店みたい。つうか、風俗扱いなんだけど・・・)
 というわけで、久々に行ったイエローは無駄なあがきというべきか、フロアーへの入り口がまた減っていて(警察踏み込んできたら、小さなドアを二つ閉めればアンネの隠れ家状態になるのか?)さらに、「アウシュビッツのガス室」度がアップしていたというのに、12時前に入ったらもうすでにかなり混んでいて、うう嫌な予感・・・と思っているうちに、もう本当に誰が見ても立派な芋洗い状態になった。
 モラレスは12時少し過ぎにはもうプレイし始めて、最初は「ふうん、こんなもんかな、それにしても、混んでて踊れないよー」とか思っていたのだが、1時くらいになって、やっと客の流れも落ち着き、なんとか体を揺らすスペースを見つけてほっとしていたころに「本気」出してきました。
 まあ、あれだけの満員オーディエンスで、もうなんだか皆やけくそ状態のように盛り上がっていて(そのくらいのテンションを保てる人でないと、あの超混みフロアでは脱落してしまうのだろう)、モラレスさんも機嫌よかったのかもしれない。ハード・ハウスとディスコ、ラテン、ガラージュと次々に展開し、あのスピード感はジェフ・ミルズにも負けていなかった。そして、あざとすぎる緩急の付け方に、もうベタベタなのはわかっているけど、体が反応してしまいました。あれは、一歩間違えると相当かっこわるいのだが、音を極限まで減らして、フロアがちょっと静かになって、みんなが一呼吸もふた呼吸もついたあたりで、ベースラインが微かに入り、「来るぞ、来るぞ」と思ってもけっこう焦らされ、スモークがばしばしたかれて、なんか周りが真っ白になってきて「なんかこのまま死んでいくのかなあ」なんて思っていると「ドカーン」とばかりに、ファンキーナンバー炸裂。もう皆「ぎゃーーーー!!!」と叫んでぐちゃぐちゃになるという技を20分に一回くらいやるのだ。洗練された吉本新喜劇といったところか?
 そんなテンションで3時過ぎまでやっていて、もうお終いかなと思ったら、まだまだやっていて、さすがにバテてドリンクとりに行ってまたフロアに戻ったら、まだやってた。4時半になったので、もう店を出ました。そういえば、知合いには会わなかったなあ。あれだけ混んでいたら、いても出会えないだろうけど・・・まあ4月に代々木のフリーパーティーに行けばたくさん会えそうだからいいかあ。
 心配された雨もどうやら降らなかったのか、明け方の空気は気持ちよくて、六本木通りに出たら、ぽかんと西側(渋谷方面)に満月が!うれしくなって、満月目指して渋谷まで歩いた。(3時間も踊りまくった後だというのに我ながらすごい体力。超知性体にはおよばないが、超健康体であることは確実)5時には渋谷に到着して、始発で帰宅。さすがにどっと疲れて眠って、やっと起きたの2時。こんなんでいいのか33歳の春。

 現実世界ではそんな感じで浮かれてますが、このページも公開して10日目ということを祝して、前々から暖めていたひとりうけネタを公開。
3大トラップ」本当はオフサイドトラップは、サッカー用語のつもりだったのだが、検索してみたらこっちの方が有名のようだし、絵としても様になるし、私は午年だし(丙午なんだよーん)というわけで採用。



3月19日

 なんか体がだるいので、気合入れにまたプールに行って体重計に乗ったらなんと2キロダウン。そういや、昨日からろくに食事もせずに文章書いていたのであった。ふらふらするのは多分、塩分が不足しているのだ。糖分はけっこう蓄えがあるのだが塩分は外から摂取しなければならないため、時々こういうふうになる。
 そういえば昔、「羊たちの沈黙」と「レッド・ドラゴン」を連休を利用して立て続けに読んで、真夜中にトイレに行くのも怖くなるほど大ハマりしたのだが、休みの最後の日の明け方にやっと読み終わり、さあこれで心安らかに眠れると思い歯を磨こうと鏡を見たら「!!!!!!」そこにはスリラー小説よりも恐ろしい自分の姿が映し出されていた。肌はガサガサ、目の下にはクマ、髪の毛はボサボサ、目は充血して真っ赤、眉間にはくっきりと縦ジワが刻まれていた。心臓止まりそうなほど驚いた。その後、「リング」の結末を読んで「うーん、あれはやはり普遍的な恐怖なんだなあ」としみじみ思い出した。
 熱心になるのはいいとしても、美容には注意しよう。
 
 友人から「スティーリー・ダンの新譜なんて1ヶ月前の話題ですよ」という指摘あり。だって、三茶のTSUTAYAはPS2とマトリックスばかりで埋まっていて、そんなもん並んでなかったんだもん!



3月18日

 鳥肌友達のCちゃんから「俳優座でやってるアニメ映画『ファンタスティック・プラネット』は鳥肌並みに面白いよ。超オススメ」というメールが来たので、ちょうど日曜日は西麻布で夜遊びしようかと予定しているので行ってみよう、と堅実な計画を立てていたのだが、よくよく調べてみたらその映画は17日までしかやっていないらしいので、金曜日の夜、会社から帰宅して着替えて散歩がてら六本木まで歩いて俳優座に到着。所用時間1時間半。すでにチケット売り場は行列ができていて、ロビーにも人が溢れている。なんかそんなの久しぶり。そういえば、最後に俳優座で映画観たのって何だったかなあ?「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」とかいうやつだったような・・・何年前だそりゃ?
 短編がくっついていたが「ブラ」というメキシコのアニメ作品で、笑っていいのかちょっと悩むシュールな作品。本編の「ファンタスティック・・・」の方は、人類がゴキブリ扱いされている星の物語で、けっこうヒューマンなストーリーなのだが、それよりもなによりもCMみたいに定期的に挿入される「未知の惑星の生物の生態」がもうなんというか「いったいどういうドラッグ食えばこんな妄想に出会えるのか?」と教えてほしくなるくらいぶっ飛んでいる。惑星の支配生物である巨大な宇宙人は、70年代初頭という時代を感じさせる「瞑想ばかりしている物静かな人達」で、暇さえあれば意識を浮遊させていたりしているのだが、「なんで瞑想しているのか」が最後に明かされてしまいちょっとがっかり。
 菜食主義者のコミューンかなんかが、野蛮な一般人に破壊されていくような話なんで、どうも私としては気の毒な巨大宇宙人の方に感情移入してしまたったのだけど、たしかに「人間」ってペットにしたくなるよね。最近、AIBOを筆頭にロボット・ペットが続々出て来ているみたいで「21世紀には本当にドラえもんに出会えるかも」という気分になるけど、犬猫が人類に対抗するほど進化するにはあと何万年とかかかるかもしれないが、ロボットの進化のスピードはそんなもんじゃないので、そのうち動いてお喋りするバービーちゃんやリカちゃん達にリベンジされる日も来るかもしれない。「キャシャーン」(だったっけ?お母さんがスワンの中に取り込まれてるやつ)ってそういう話だったなあ。「マトリックス」もそれ系だったし・・・

 映画の帰りに久々に昔のシマである六本木(ちゃんと昼間働いてました)をぶらぶらして、青山ブックセンターで「新教養主義宣言」がレジそばに平積みになっているのを確認して御満悦。私の苦手とする「ダブル村上」の新刊なんかと肩を並べていたさ。ふと、魔が差して「GQ」なぞを立ち読みしていたら、吉本ばなながプリファブ・スプラウトと対談!?ずるいー!職権乱用(?)だ!しかも、バディ君、長髪長髭の「どっかの怪しげな宗教団体のグル」状態。たしかにプリファブ・スプラウトことバディ・マクハルーン君はデヴュー当時「スティーリー・ダン」ズ・チルドレンと評され、その天使の歌声と悪魔のアレンジ(トーマス・ドルビーもよくプロデューサーとして参加していた)で、一部のファンにとっては上質のヒーリング・ミュージックではありましけど、外見までそんなにしなくても・・・昔は本当にひ弱な好青年という風情でかわいかったのにな。
 そういや、親玉のスティーリー・ダンも20年ぶりの新譜とやらを発表したそうで、また来日するのかなあ。前回観に行ったら「レコードと全く同じクオリティーをライヴで再現する」という荒業を披露してくれて、「だったら家で寝転がってCD聴いてても同じじゃん」と思ったりしてのだが。

 2年間まともに働かなかった結果としての借金を先月やっと解消したので、もうちょっと「消費活動」にも参加しようという意欲も出てきたので、今年は出不精モードから脱出だ!

 というわけで、繁華街を一人でさまよってましたが、ちゃんと更新もします。
 「普通のOLのコンピュータ史」は、単なる想い出話ですが、アルバム代わりに記録しておきたかっただけです。気分はもう「自分史」自費出版する老人。「マイクロソフトよ永遠に」も、想い出話だなあ。そんなのばっか。まあ、こういうのって書くのが楽なんで・・・書いてて楽しいし。

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3月15日

 ジョナサン・ケイナーの星占いによると、今週の乙女座さんは「特別な誰かとの関係」で心惑わされ、法律違反も辞さない覚悟があり、かなり捨て身になっているとの警告が出ていたのであった。それほどのことはやってるつもりもないし、やる気もないのだが、「不健康なアンバランス状態」とかいわれてもねえ・・・まあ、真摯に受け止めるとして、昨日の朝の通勤電車の中でもう一つのご宣託「寛大なだれかから大切な贈り物があるかもしれません」のほうは、ぜひとも実現してもらいたいものだ、なんて考えていたら「まてよ、今日はホワイトデーが、しまった誰にもチョコあげてなかった!もしかしたら、ものすごくいいお返しが期待できたのかもしれないのに・・・」と一瞬落胆したが「いやいや、きっと寛大な誰かが、寛大過ぎて私がチョコを配っていないということを忘れて、何かお菓子を下さるかもしれないぞ」などと、都合のいいことを考えつつ、会社に着いてパソコンを立ち上げ、ここんとこの朝一番の日課「自分のページチェック」をしたら、「あれ、なんでカウンターがこんなに増えているんだろう?まだ友達5人にしか教えていないのに?」
 というわけで「寛大な」リウイチ氏の裏日本工業新聞3月14日からリンクされていたんですね。「大切な贈り物」ありがとうございます。
 しかし、私以外にも「山形ギャル」サイトが並列されていますが、私ってだんぜん年上でしかも最も偏差値低いみたい(笑)。まあ、気にしないでおこう、女はやっぱり容姿で勝負!(やけくそ)

 というわけで、刻々と増えていくカウンターを眺めて、へらへら笑うという初心者にありがちな状態に陥り「これじゃあただのヤバイ人になってしまう、ちょっと頭冷やそうっと」とプールで本当に頭を冷やしてから家に帰りとっとと寝た。
 
 おっと、書いている途中にクーリエの仕事でカナダに行った友人から電話あり。なんとかトーン(何回聞いても忘れてしまう)って町の話と、「カナダ人みな不気味なほど親切で人当たりがよかった」という話で盛り上がる。夜中になってしまった・・・
 何を書いていたんだっけな。そうそう「馬鹿も休み休み更新しよう」ってこと。



3月13日
 
 高校1年生のときからの友人きょうみちゃんからリンクの申し出があったので、栄えある「相互リンク第1号」にさせていただく。
 きょうみちゃんのページは、美しい写真で溢れている。私のは文字ばかり。とても対照的です。
 というわけで、さっそくリンク集も作ってみた。かなり自分用ですが・・・。

 今朝のワイドショーを観ていたら、日比谷線の脱線事故の犠牲者の葬儀が放送されていて、朝からついついもらい泣きしてしまったが、例の麻布高校の彼の遺影が「かなり裕次郎」なのを観て、丁度「21世紀の裕次郎を探せ」キャンペーンが大々的に行われている最中、頭良く、顔も良く、スポーツ万能で育ちも良さそうな逸材が散ってしまったことにスタッフ一同肩を落としたことと想像してしまった。

 同じくワイドショーでも一般ニュースでも「時の人」扱いの高橋尚子のコーチ、小出義雄監督だが、私は前から「マラソンで小出ってもしや?」とは思っていたのだが、よくよく調べてみたら有森有子を育てた人でもあったんですね。
 私が高校在学時代は「マラコイ」と呼ばれていた先生でした。毎日、女子部員引き連れて走っていた。私は教わったことないので(記憶にないだけかもしれないので、きょうみちゃんに確認中)直接は面識ないのだが、「マラコイ」と対だった「モンコイ」先生が私の担任だった。
 二人とも小出先生だったので、「マラソン小出」「モンゴル小出」と区別されていたのだ。ちなみに「モンゴル小出」先生はレスリングの選手で、モンゴル遠征の際に他の選手が皆モンゴル料理に「胃腸の不調」を訴えたのに、小出先生だけが平気だったらしいのでそういう渾名になったらしい。同じような「同姓を区別する渾名」として、中学校時代には「しゃっきり落合」先生と「むっつり落合」先生がいて、私の「なんちゃって理科好き」は理科教師だった「しゃっきり落合」先生の功績が大きい。お元気でしょうか?落合先生がきちんと教えてくださった「ビーカーや試験管の洗い方」は今でも実生活で食器洗いに役立っています。 

                                    
3月12日

 なんかすっかり普通の日記になっている。
 昨日布団の中で、ふとまた山形浩生のことを考える。「そういえば、首からTシャツが覗いていたような・・・」今朝起きてから確認したら、ジャケットの中にボタンダウンシャツ上ひとつボタン開けで、Tシャツ(もちろん白ね)がチラリと顔を出していた。懐かしい着こなしだ。私が大学生のころは「DCブランド小僧」以外はみんなこんな服装だったような・・・でも、やっぱファッション誌展開はまだまだ無理かな。次回著作がバカ売れしたら、「MEN’S X」あたりで、スタイリスト&ヘアメイク付きでやってくれないかな。

 昨晩、電話が鳴ったので「お、さっそくHPの反響かな?」といそいそと受話器を取ったら母上だった。見合いの話がその後進展していないというと「まあ、仕方ないわねー。じゃあ次にする?」どうやら、水泳教室で仲良しの奥さんの弟さんがいまだに実家に居座っているので「どこでもいいから婿養子に出したい」とお嘆きなのだそうだ。うち、一応立派な弟がいる(PS2を買うくらいの甲斐性はあるようだ)ので、婿養子はいらないんですけど・・・また私の知らないところで話が盛り上がれば、「続・お見合い放浪記」の執筆も夢ではないかもしれない。
 でも「婿養子」はいいかも。我が家の墓は、日比谷線の三ノ輪にあって、そう吉原のあたりなんです。墓地に入るとズラーっと無縁仏があり、みな「身元のわからない遊女」の墓。つまりいわゆる「投げ込み寺」だったんですね。永井荷風が「死んだらあそこに埋葬されたい」とおっしゃったらしい由緒正しい墓地なのだ。嫁に行くと、どこかとんでもない僻地にあるぞらぞらしい都営墓地とかに埋葬されることになるので、婿養子をとればその問題はなくなるわけだ。よーし、いいぞ、婿養子。以前同僚が結婚したとき、銀行口座の名義を全て変更したり、ハンコを作り直したり保険証の変更したりと、その事務手続の煩雑さに「あー、めんどくさそう。早く夫婦別姓法案通してよ」と思ったが、なかなか成立しそうにもないので、婿養子でがまんすっか。

 天気が良いので、初台のオペラシティーのアートギャラリーでやっている宮島達男展を観に行く。去年たまたまNHKで放送された「ビエンナーレ」で彼の作品「MEGA DEATH」も紹介されていて、ぜひ実物を観たいものだと思っていたのだが、やはり去年たまたま東京都現代美術館で別の作品が展示されているのを知り勇んで出かけたが、「MEGA DEATH」よりはかなり小ぶりで(でも、それなりにでかいが)、数字が赤かったのだが、それでも充分堪能して、30分くらいぼんやり眺めていたのだが、今回はいよいよ念願の「暗闇」が体験できました。
 やはり、わかってはいてもあれは感動的だ。思っていたより暗闇の時間は長く、目を開けても閉じても同じく暗いという高校生のころの暗室以来の希有な状況を満喫したのだが、まだかなまだかな、まだ光りは点かないのかなとじりじりしているうちに「ひょっとしたら、もう明るくならないのかもしれない」とかちょっと不安を感じはじめたころ、ぽつぽつと青い光が現れる、それがゆっくりと増えていくさまを目の当たりにすると、こんなひねくれた私でも「生命力の強さ」を感じずにはいられない。
 「宇宙戦艦ヤマト」の最終回で、コスモクリーナーによって地球の大気が浄化され、人類が地上に復活したのを思い出した。
 そんな下世話なイメージではなくても、阪神大震災とその後の復興を体験した方があれを観たらもう大涙でしょう。
 メッセージ性はともかくとして、電卓でお馴染みの液晶数字が壁いっぱいに整然と並び、ばらばらに点滅(カウントダウン)している様はとにかく「かっこいい」ので必見。入場料900円。5月14日まで。
 
 あ、よくよく案内を見ていたら、この展覧会の協賛には大手生命保険会社2社が並んでいた。なんかはまりすぎ。


3月11日

 メールアドレスが間違っていたり、カウンターのCGIがどうもおかしいと思ったら、単なるHTMLの書き間違い(SRCをSCRにしていた。勝手にSCRIPTの略なんだと解釈していたので、何回やっても間違いに気がつかず、何回もページを更新していたのであった。
 なんとか体裁が整ったので、身近な人たちにはアドレスを教える。ついでに、メールアドレスの変更も告知したので、そんなこんなであっという間に夕方になってしまう。とりあえず、ご覧になったモニターの皆さんのご意見をおうかがいしてから今後の方針を探ろうと思ってますので、よろしく。
 ついでに、先週の昼休みに書いた「トイレご案内男の謎」を追加。

 お腹が空いたのでコンビニに出かけたら「なんだか、コンビニでしなくてはいけないことがあったような・・・」しばらく雑誌コーナーの前で頬に手をあて佇んでいるうちに「思い出した!」いつも昼休みにご愛読している、タニグチリウイチ氏の「裏日本工業新聞」の3月9日の記述で、SPAに山形浩生の「笑顔の写真」が掲載されていると書いてあったのだ。さっそくチェック。

 どえええええええ。なにこれええええええ。
 
 仕方なくお買い上げたが、SPAなんて他に読むとこなくて「山形浩生ブロマイド」に350円払ったことになる。どうせなら、ファッション誌系狙って欲しいなあ。そうすれば、ついでに「長瀬智也」とか「香取慎吾」の写真も手に入るのに・・・と、雑誌コーナーに並ぶ「MEN’S CLUB」や「MEN’S NON-NO」を眺めつつため息。「おっぱい学入門」なんて、読みたくないっす。



3月10日

 思い立ったのは2月の中旬。それからテキスト書き始め、なんとかここまでたどりつきました。
 FTPもやってみればどうってことなかったが、まだまだ構成を考えている段階。
 まあ、やっているうちになんとかなるでしょう。

 ちなみに、当初はもっと簡素なサイトを目指していました。こういう、いかにも理系の学生が作ったって感じに、理系に弱い私としては是非あやかりたかったのだけれども、今のところ中身が追いついていないので、申し訳程度に色とかつけてみました。

 まあ最初はどうせ、知人しか訪れてくれないでしょうから、年明けからの私事を載せておきました。口で説明するのが面倒なので、知りたい方には読んでいただこうという趣旨です。それと合わせてこちらも読んでいただければ、私が最近何に熱中していたかご理解いただけることと思います。

 あとは、私と話したりしている方々には「そういえば、こんなこと言ってたな」というネタを、載せてみました。喋っていると強気なのに、書くとなぜか弱気になるのは不思議。そのうち慣れれば、もっと強気な文章も書けるようになるでしょう。
 
 

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