「D.I.Y.家づくり日記」

23.「材料をきざむ」

柱や梁などこれから組み立てて行く材料の仕口を加工して行きます。

柱は平ほぞと扇ほぞというほぞに加工します。建物の隅に来る柱はほぞにかかる力を分散するために扇形のほぞにしました。

柱の間に入る間柱(まばしら)という薄い柱もきざんでおきます。きざみ終わったらどこに立てる柱かわからなくならないように記号を付けておきます。建物平面X軸方向にA.B.C...... Y軸方向に1.2.3......と順番に番号を付けておきます。番付(ばんづけ)といいます。

梁の継手は追掛大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)という継手です。梁の継手の代表格でねじれにも強いです(最近は鎌継ぎの方が多くなってきています。ちょっと寂しいです。) 家が出来上がったときに柱や梁がそのまま見える部分には鉋(かんな)をかけておきます。手がんなは大変なので電動カンナでかけました。父の使っていた昔の大きな電動カンナがあったのでそれを使いましたが重くて使いづらかったです。カンナの刃の幅も狭いので梁など幅広の材料をきれいに仕上げるのに苦労しました。自動カンナ盤という機械があるのですがこれがあると楽です。

鉋をかけて仕上げた材料は汚れを付にくくするように砥の粉(とのこ)という細かい粘土の粉を水で溶いて塗っておきます。

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