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重慶

市街   朝天門   大足   寄り道


人口三千万

重慶は四川省の東に位置する直轄市。人口は3000万を超え(2010年)、中国でというより世界的にも最大の都市の一つ。

5年前のガイドブックには人口1500万と書いてあったので、5年間で人口が倍になったことになる。

現地ガイドの話では出稼ぎの人を合わせるとさらに数百万多くなるとのこと。

成田からエア・チャイナ(ポインタを画像へ)の上海経由で計7時間ほど。ちなみに台湾の航空会社チャイナ・エアラインとは別の会社。空港はやや共産圏っぽい雰囲気が残る。



河とスモッグの街

重慶は長江と嘉陵江の合流地点で、半島のような形になっている。

半島部分が小高い丘のようになっており、河面との高低差が大きいため、河を渡るロープウェイがある(ポインタを画像へ)。

晴れていても常に空気が煙っていてあまり遠くが見えない。



坂の街

重慶の中心部は小高い丘の中央に位置するため坂や階段が多い(ポインタを画像へ)。

近代的なビルと昔ながらの露店や人懐っこさが同居する不思議な雰囲気の街。

両天秤で荷物を運ぶ姿など、情緒ある光景が見られたが、残念ながら計測などをする時間がなかった。



高層建築

街は耐震強度が低そうな高層建築がひしめきあっている。

写真のマンションは上層半分がつながった構造。お隣の四川省では大地震が起きたばかりだが、大丈夫なのだろうか。



地下鉄

市内の公共交通はバスか地下鉄。

地下鉄はホームドアや液晶パネルも備わる最新型。液晶パネルでは広告映像が流れていた。

地下鉄から見える嘉陵江(ポインタを画像へ)。橋げたは細く長い。



解放碑

日中戦争時代、重慶は蒋介石率いる国民党政府(現・台湾)の臨時首都となった。そのときに街の中心地に建てられたのがこの解放碑。

当時は周りに高い建物がなく目立っていたのだろうが、今では周りの高層建築で存在感が薄くなってしまっている。

解放碑の辺りは歩行者天国となっていて買物客でにぎわっている。



街並み

ホテルの部屋から見た市街。ここは大坪地区といって中心地から少し西に離れたところ。

道路を渡る横断歩道が少なく、ところどころに地下道がある。地下道には出店が並んで商店街風になっていた(ポインタを画像へ)。



市街   朝天門   大足   寄り道



河の玄関口

半島のような形の先端部分は長江と嘉陵江の合流地点で、重慶港というフェリーターミナルになっている。

港の周り辺りが朝天門広場で、港の見える丘公園的な雰囲気。



交わる大河

左から嘉陵江、右から長江が流れる。

写真で桟橋と大きな客船が写っているのが長江、手前に舗装された広場が写っているのが嘉陵江(ポインタを画像へ)。

川幅がそれほど広くないのに巨大な客船が停泊していて驚く。桟橋も土の河川敷から直接浮かせるスタイル。



下船風景

広場から階段を下りると桟橋へ至る。

写真は到着した船から乗客が降りてくるところ。



市街   朝天門   大足   寄り道



石窟の街

重慶市西部に位置する石窟の街「大足」は世界文化遺産。重慶市街からは車で2時間半くらい。

写真は12〜13世紀に石刻作成を率いた趙智鳳の石像。この石像自体は最近建てられたとのこと。



道教の祖?

宝頂山の入り口すぐにあるペアの石刻。Tao-ismの祖という説明だったが老子と荘子?中国語の発音なのでよくわからなかった。

裏側にはもう二人(ポインタを画像へ)。



3トップ

写真奥に3体ある仏像は、真ん中が大日如来、左が文殊菩薩、右が普賢菩薩。

手前の曼荼羅のような模様は、この世の様々な苦しみを図や動物で表している。



力学的デザイン

上の写真の一番奥、宝塔を手に持つ文殊菩薩。

写真だと大きさがよくわからないが、全体の高さが7メートルあるそうなので宝塔だけでも1メートルくらいになる。相当な重量になるはずだが、三角形に近い構造でうまくバランスをとっているんだとか。



排水システム

園覚洞という洞窟の中の仏像たち。

写真上部の横方向に龍の彫刻が施されており、雨水がそこをつたって流れることで仏像に水がかからないようになっているらしい。



製作途中

閻魔様風の彫刻は下半分が未完成のまま終わっている。蒙古襲来で製作が止まってしまったとのこと。



リアル千手観音

本当に千本の手があるという千手観音。

工事中でよく見えなかった。アップ画像はこちら

土産物売り場には千手観音っぽいデザインの孔雀が(ポインタを画像へ)。



入滅の図

日本ではあまり見られない釈迦涅槃像。

頭の辺りに立っている人でその大きさがわかる。

タイ(バンコクアユタヤ)は全身バージョンだったがこちらは上半身のみ。

近くには地獄の苦役の図も(ポインタを画像へ)。



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