2009年アカデミー賞ノミネート情報はこちらへ。

お気に入りの映画や、最近見て心に残った映画を
紹介します。

ちょっと感動したかな〜という映画、イマイチな映画、ひどい映画などなど
その他の映画や、ドラマについては、マイキーのドラマルーム
http://mikey-dramaroom.tea-nifty.com/
に載せてありますので、よかったらこちらもご覧ください。

大半がアメリカ映画なのですが、そうでないものには、国名を表示しました。

最近見た、心に残った映画 お気に入りの映画
世界最速のインディアン
スタンドアップ
イン・ハー・シューズ
Ray/レイ
ミリオン・ダラー・ベイビー
ベルヴィル・ランデブー
僕はラジオ
プリティ・イン・ニューヨーク
ユアン・マクレガーの「大陸横断バイクの旅」
ビッグ・フィッシュ
シンデレラマン
スクール・オブ・ロック
ピッチブラック
リディック
トロイ
コールド・マウンテン
キリクと魔女
ラブ・アクチュアリー
シカゴ
華氏911
ボウリング・フォー・コロンバイン
マスター・アンド・コマンダー
ドッグヴィル
ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル
パトリオット
君に読む物語
アイデンティティ
ゴッドファーザー
リーサル・ウェアポン
風と共に去りぬ
アンタッチャブル
ハリー・ポッターと賢者の石
人生狂騒曲



最近見た、心に残った映画

世界最速のインディアン

STORY
60年代、ニュージーランドの小さな街、インバカーギル。スピード好きの初老の男性バート・マンローは、若い頃に出会ったバイク、インディアン・スカウトを改良し続けていた。いつの日か、このインディアンに乗り、ボンヌヴィルで行われる競技会に出場することを夢見て…

 バイクでスピード世界記録を出したバート・マンロー氏を描いた作品。アンソニー・ホプキンスが初老のマンロー氏を熱演しています。ストーリーのすばらしさはもとより、バートという男性がとても魅力的。

 彼は少々変わり者。人の目を気にしないし、気ままに生きています。庭のレモンの木の根本に毎朝おしっこをする。芝刈りをするよう隣人に言われると、面倒なので火をつけて燃やしてしまう。隣人はそんな彼を少々疎ましく思っているようだけれど、なかなか愛すべき人物でもある。実際、仲間もたくさんいて、人気者です。隣人の息子とはとても仲がいい。2人の世代を越えた友情は、見ていてほほえましいのです。

 彼の夢は、いつの日か、見渡す限り一面の塩平原ボンヌヴィルを、愛車インディアンで駆け抜けること。スピード世界記録を出したい。いつか行こう、いつかお金が貯まったら…。そんなある日、彼はついに出発するのですが、ボンヌヴィルへの旅は決してラクではありません。ニュージーランドの片田舎から、船でアメリカへ渡ったものの、物価の違いに驚き、車の多さに驚く。なんとかボンヌヴィルに着いたものの、事前の登録がなければ出場できないこともわかります。それでもバートは決して諦めない。地球の反対側から来たのだから、こんなことで帰るわけにはいかない。そして彼の熱意がついに周りを動かすのです。

 彼はいつでもマイペース。殺伐とした都会で、無愛想になっていた人たちも、彼と関わることで優しい気持ちに。彼のオープンな人柄が、人の心 を開くのでしょう。出会ったあらゆる人たちが、彼に温かい手をさしのべる。見ている者を優しい気持ちにする映画。そしていくつになっても、夢を持ち続けることの大切さを見せてくれます。

スタンドアップ

STORY
 80年代のアメリカ。子供を連れ、暴力夫から逃げ出した女性ジョージー。彼女は実家に転がり込むが、出戻り娘に対して父親はいい顔をしない。鉱山 でも女性を雇うようになり、他の仕事よりも給料が良いと知り、彼女は鉱山で働くことにする。だが、女性の参入を快く思わない男性たちによるセクハラが日常 的に行われていた。彼らの行為に疑問を持ったジョージーは、やめてくれるよう働きかけるが…

 とても重い作品です。原題は「North Country」。シャーリズ・セロンが、セクハラ集団訴訟を起こした実在の女性を熱演しています。

 毎日続くセクハラ。父親さえも見て見ぬ振り。仲間であるはずの女性たちも、仕事を失いたくないばっかりに味方してくれない。誰も助けてくれない。誰も話を聞いてくれない。それでも子供たちを養い、家のローンを払うために、仕事を辞めるわけにはいかない。そんな絶望的な状況の中で、彼女はついに訴訟に踏み切ります。
  前半つらく悲しいお話ですが、後半は本当に感動的。まず弁護を引き受けてくれる弁護士。彼の存在は大きい。そして彼女の味方になってくれた父。共に訴訟に臨んでくれた同僚。今ま で反発していたが、真相を知って母親を気遣うようになってくれた息子。彼女の強い意志が、少しずつ周りに拡がり、正義の連鎖を生むのです。

 ジョージーを演ずるシャーリズ・セロンの熱演もさることながら、脇を固める俳優陣も控えめながら熱演。いつでも娘を暖かく見守る母役はシシー・スペイ セク。彼女を鉱山の仕事へ誘い、自らは難病で自由がきかなくなっても彼女の味方をしてくれた友人グローリー役は、フランシス・マクドーマンド。彼女を支える優しい夫役は、ショーン・ビーン。そして、この大きな波のきっかけとなってくれた弁護士役はウディ・ハレルソン。特にショーン・ビーン演ずるカイルが、ジョージーの息子に優しく語りかけるシーンは感動的です。

 とある北の町で始まったこの訴訟は、アメリカ全土に影響を及ぼすことに。彼女の勇気が、アメリカを変えたのです。

イン・ハー・シューズ

STORY
 大手事務所に勤める弁護士ローズは、立派なキャリアを持ちながら、容姿に自身が持てず。妹のマギーは、美貌と抜群のスタイルを持ちながら、実家でプー太郎。ある日、高校の同窓会で酔っぱらい、実家から閉め出しをくらってローズのアパートに転がり込む。ローズの持ち物やお金を勝手に使って生活し始める。それでも、彼女に働くようすすめ、なんとか我慢していたローズだったが、恋人を寝取られて激怒。アパートを飛び出したマギーは、疎遠だった母方の祖母を見つけだし、転がり込むことに…

 正反対の性格をもった姉妹の物語です。働く気がないわけではなく、字がうまく読めず、計算ができないためにどんな仕事も長続きしないマギーは、祖母の元へ転がり込むのですが、それもお金をたかるため。いつも人の物やお金をこっそり使って、笑顔でごまかす。そんな彼女が、祖母との出会いで変わるのです。

 また、追い出してみたものの、妹がとても大事な存在だということに気づくローズ。ひょんなことから恋人にも恵まれるけれど、マギーが気になって仕方がない。そして、祖母の元へ行くことを思いつく。

 とても心温まる作品。久しぶりに心から感動しました。祖母役のシャーリー・マクレーンがすばらしいのです。マギーがたかりに来たことはすぐにわかるのですが、その後の対応がいい。そしてわかる母親の死の真相。つらい過去を、二人で乗り切ってきたことを思い出す… 姉妹、そして家族の絆の物語。

 タイトルのシューズですが、姉ローズの持ち物。自分でははかないのに、クローゼットにはたくさんの高価な靴が並びます。服は合わなくても、靴はならはける…

Ray/レイ

STORY
 カバン一つでバスに乗り、各地を転々としてピアニストとしての修行を積む、盲目のレイ・ロビンソン。やがて人気が出始め、レイ・チャールズと名乗るように。盲目であるが故に利用されることもあるが、人を見る目も持っていた彼は、ついには大手のレコード会社と契約し、大スターに上り詰める。だが私生活では、ドラッグにおぼれ、愛人をつくり…

 感動しました。いつもニコニコしている、穏和な彼しか知らなかったので、あんなに苦労した人だとは思わなかった… 父親に捨てられ、母に育てられたレイ。弟を事故で亡くした過去は、のちのちまでトラウマとなっていたんですね。おまけに、視力を失い盲人になってしまう。それでも、彼が自立できるように、厳しく育てた母親は、本当にすばらしい人だったのでしょう。

 彼の音楽は本当にすばらしいのだけれど、その陰にはドラッグや愛人が。ミュージシャンとしては珍しくないかもしれないけれど、それだけつらい過去があったのだとも思うけれど、少々驚きました。それでも彼は立ち直った。

 彼を演じたジェイミー・フォックスには拍手を送りたいくらい。本当によく似ていたし、仕草から演奏まで、良く研究したと思います。

ミリオン・ダラー・ベイビー

STORY
 フランキーの経営するボクシングジムに、教えて欲しいと言う女性マギーがやってくる。31才だという彼女を、女性はとらないし、今からやっても芽は出ないと冷たくあしらうフランキー。それでも諦めず、しつこく通い続ける彼女に根負けし、トレーニングすることに。そして彼女は立派なボクサーに成長し、ついにタイトル戦に挑む…

 途中までは本当に感動的で、ヒラリー・スワンクを応援しながら見ました。彼女の練習風景はすばらしい。体も締まっているし、動きもいい。なにより、一生懸命だし、他の事には目もくれず、夢中になっているその姿が、見ていて気持ちがいい。クリント・イーストウッド演ずるフランキーとのコンビネーションも良く、このままハッピーエンドで終わってくれたら、どんなに気持ちの良い映画だったろうと思ったのですが、そうはならなかった。

 タイトル戦の最中に、相手の反則行為が原因で事故が起き、マギーは全身不随なってしまうのです。ここからは、ひたすら悲しいお話に。フランキーは、苦渋の決断を迫られることになるのですが、彼の決断は理解できる。でもマギーの考え方はちょっと疑問です。
 マギーは、もう思い残すことはないと言うのだけれど、マギーほどのガッツのある人だったら、医者からなんと言われようと、もう一度自分の足で歩くぞ!くらいの気持ちを見せて欲しかった。だってまだ30代。諦めるには早すぎる。なので、この結末にはちょっと不満が残ります。

 とはいえ、こういう結末だからこそ、印象に残る映画なのでしょう。

ベルヴィル・ランデブー
(Les Triplettes de Bellevill, 2003, 仏・ベルギー・カナダ・英, Directed by Sylvain Chomet, Written by Sylvain Chomet

STORY
 孫と2人暮らしのおばあちゃん。彼が自転車好きと知ったおばあちゃんは、三輪車を買う。それをとても気に入った孫は、やがて成長し、おばあちゃんの特訓もあって、ツール・ド・フランスに出場することに。ところが、レースの最中に、マフィアによって連れ去られてしまう。それに気づいたおばあちゃんと犬が、孫を探す旅に出る…

 なんとも奇想天外なアニメーション。自転車を漕ぐことしかできない孫と、彼の世話をせっせと焼くおばあちゃんの関係が、なんともほほえましいですね。多くは語られていないので、想像することしかできないのだけれど、この子の両親はおそらく事故か何かで他界したのでしょう。孫はとても寂しげ。両親が仲良く自転車に乗る写真が飾られていて、孫が自転車関係の記事をスクラップしているのを見つけ、なんとか彼を元気づけようと、おばあちゃんは三輪車を与える。2人の特訓する姿や、特訓後にマッサージする姿が愉快。
 そして、おばあちゃんが孫に与えたもうひとつのもの… 「犬」がまた面白いです。バカな犬。本当にバカな犬。食べることしか考えていなくて、おもちゃの列車にしっぽを踏まれてから、列車を見るたびに吠える。それなのに、孫探しでは、意外と役に立つというか、おばあちゃんの、この犬の使い方が面白いです。「犬の意外な活用法」

 孫探しの旅で、ベルヴィルのトリプレットと出会うのだけれど、この3人組がまたすごいんです。不思議な生活をしている。彼女たちの音楽もまた奇妙だけれど、不思議な魅力があって、それがこの映画の魅力でもありますね。

 会話はほとんどなく、映像で見せると言う感じなので、家族で一緒に楽しめる作品だと思います。が、しっかりと見ていないと、どんどんお話が進んでしまうので、意味がわからなくなってしまう可能性もあり。最後、エンドロールの後に、オチというか、笑えるシーンがあるので、最後までお見逃し無く。

僕はラジオ
(Radio, 2003, Directed by Michael Tollin,Written by Mike Rich

STORY
 1976年、サウスカロライナ。ハナ高校のフットボールコーチ、ジョーンズは、知的障害をもつ青年、通称ラジオと親しくなる。ラジオがフットボール好きなのを知り、練習の手伝いを頼み、自分のクラスにも通わせる。ラジオはフットボールや学校で人気者になるが、それを快く思わないものもいた…

 実話に基づいたお話のようです。知的障害のラジオ役を、キューバ・グッディング・ジュニアが熱演。マジメに、何事にも一生懸命に取り組む姿がすばらしい。ジョーンズコーチ役は、エド・ハリス。2人の暖かい交流が素敵。彼の暖かいまなざしが忘れられません。
 生徒や親の中には、ラジオの事を快く思わない者もいて、意地悪をしてみたり、追い出そうとしたりと、いろいろあるのだけれど、その都度ジョーンズは周りを説得。「ラジオは高校でいろいろな事を学んだけれど、自分たちの方がラジオからもっと学んだ」と力説。

 忘れてはならないのが、デブラ・ウィンガー。出番は少ないけれど、ジョーンズの奥さん役。周りから責め立てられて落ち込んでいる夫を、間違ってないと励ます、素敵な奥さん。

 なんのヒネリもないけれど、ただただ感動的なお話。

プリティ・イン・ニューヨーク
(You Stupid Man, 2002,米独, Directed by Brian Burns, Written by Brian Burns

STORY
 共通の友人の紹介で、ブラインドデートしたオーウェンとナディーン。でも第一印象は最悪。ところが、なぜか行く先々で遭遇。そして、互いに失恋のグチをぼやき合うようになり、意気投合。そのうち、恋心を抱くようになるナディーンだったが、オーウェンは元彼女に未練タラタラ…

 ラブコメですね。なんとなく「恋人たちの予感」のような雰囲気。話の展開も、まぁありがちなのだけれど…
 心の傷を慰め合うオーウェンとナディーンの、言葉のやりとりが素敵。バレンタインにお互いのプレゼントを買いに行くシーンでは、オーウェンがナディーンに手鏡をプレゼント。その理由は、「この間は君の笑顔に励まされたから、君が落ち込んだときはこれで自分を見て」。グッときてしまう。
 実際のセリフと、心のセリフの使い分けも面白い。口では当たり障りの無いことを言っているのだけれど、心の奥では悪態ついてる。そう言うことってあるよなーと、苦笑い。

 強い女のイメージが強い、ミラ・ジョヴォヴィッチが、ここでは可愛い女を演じてます。オーウェンの元彼女役がデニース・リチャーズ。オーエンの兄役が、ウィリアム・ボールドウィン。まぁ、結末はミエミエですが、心がポカポカと温まり、ちょっと気持ちがハッピーになる映画。


ユアン・マクレガーの「大陸横断バイクの旅」
(Long Way Round, 2004, 英,Directed by David Alexanian,Russ Malkin

 正確に言うと、映画ではなく、TVのミニシリーズ。全7回。ユアン・マクレガーは、映画「ビッグ・フィッシュ」の撮影後、親友のチャーリー・ブアマンを誘って、ロンドンからNYまでバイクで旅をした。そのドキュメンタリー。

 シベリアや、モンゴル、カザフスタンあたりが、一番大変だったようです。なにしろ、道が無いのだから。橋だって、渡ってみたら途中で切れてたなんてことも。治安が悪いところもあり、泥沼にはまって転んだり、川を渡ったり。
 途中、何度も危ない目に遭っていたし、怪我もしてます。バイクでのカメラ担当クラウディオはテント盗まれました。バイクは本当に何度も壊れ、いろいろな人に助けてもらいながらの旅。それでも、出会った人からの親切、困難な状況でも精一杯生きている子どもたちとのふれ合いなどなど、得たものは多いでしょう。多分、彼ら、人生観が変わったのではないかな。見ているだけでも、勇気がもらえそう。

 ユーラシア大陸が特に大変だったようなので、北米大陸に入ってからはあっけないんです。なんたって、道が綺麗なんだもの(^o^;。舗装されてないからと言われた道も、「骨の道」に比べれば全然たいしたこと無い。
 けれど、#7での、家族との再会は本当に感動的。家族は、マンハッタンで待っていることになっていたようなのだけれど、ユアンたちには内緒で、その少し前に合流。秘密だったのに、なぜか
ユ「家族が来てたりしないよね??」
チ「子どもたちが来ている気がするんだけど」と雰囲気を感じ取るユアンとチャーリー。なんなんでしょうね。恐るべし、家族愛。

 ユアンとチャーリー、本当によく頑張ったと思います。それに、2人はとても良いコンビ。これからも活躍期待しているよ!!

 このミニシリーズの本やサントラが出ています。さっそく本を買って、今読んでます。今回の旅のことだけでなく、2人の出会いや、子どもの頃のバイクの思いでなども書いてあって、ユアン・ファンのみならず、バイカーにとっても楽しめる本だと思います。


ビッグ・フィッシュ
(Big Fish, 2003, Directed by Tim Burton, Written by Daniel Wallace(novel),John August(screenplay))

STORY
 話好きのエド・ブルーム(老:アルバート・フィニー、若:ユアン・マクレガー)。彼の突拍子もない冒険話に、子どもの頃はワクワクしたものの、大人になってからは真実を語らない父というレッテルを貼り、疎遠になってしまった息子ウィル。エドが余命幾ばくもないと知り、実家に駆けつけたウィルは、父のホラ話の中の真実を見つけ、父を理解する。

 父と息子の物語です。が、若かりし頃の父の冒険話、母との出会いなどが、コミカルに描かれています。ホラ話ばかりする父を疎ましく思っていたウィルが、父について知っていく過程、そして父の死を看取る最後のシーンは感動的。
 ウィルの母役がジェシカ・ラング、そして父の昔の知人役で、スティーブ・ブシェミや、ヘレナ・ボナム・カーター、ダニー・デビートなど、名優が固めています。中でも、ヘレナ・ボナム・カーターの魔女姿にはビックリ。(猿の惑星の猿メイクもすごかったですが(^o^;)

 ユアン・マクレガーは、この映画撮影後に、ロンドンからNYまでのバイクの旅に出発しました。その様子は、11月12日(土)からWOWOWで放送予定です。こちらも楽しめそう。


シンデレラマン
Cinderella Man, 2005, Directed by Ron Howard, Written by Cliff Hollingsworth

STORY
 ボクサーのジェームズ・ブラドック(ラッセル・クロウ)は、負け知らず。将来有望で、家族と不自由なく暮らしていた。だが、1929年大恐慌がアメリカを襲う。財産を失った彼は、家族を養うために度重なる試合を続けた結果、怪我が治りきらず、成績もふるわないまま免許剥奪。荷下ろしの仕事もなかなかもらえず、食糧を買う金が無いばかりか、電気も止められてしまう。だが、彼には、セカンド・チャンスが巡ってきた…

 感動しました。久しぶりに映画館へ見に行ってきたのですが、本当に感動しました。ラッセル・クロウがすばらしい。奥さんを演ずるレニー・ゼルウィガーもいい。ひもじくて、ソーセージを万引きした息子に、「どんなに貧しくても、盗みは決してしてはいけない」とやさしく諭すシーンには考えさせられました。今の自分なら、間違いなく叱りとばしているだろうし、ああいう極貧の状況だったらこっそり食べていたかも…
 自信過剰な対戦相手から挑発され、思わず奥さんがシャンパンを相手にぶちまけるシーンでは、ジミーの対応がすばらしい。そこでのタダ飯も、全部食べずにこっそり包んで持ち帰るシーンにも子どもへの愛情を感じます。彼の、家族をなによりも大切にする姿、家族のために、仲間のために戦う姿,、決して諦めない姿が素敵です。そして、彼を支え、身を案ずる妻の気持ちも良く描かれています。久しぶりに見た、すばらしい映画。実話が元になってます。

 監督はロン・ハワードですね。ここ数年の彼は、本当にいい仕事をしていますね。拍手!

スクール・オブ・ロック
(The School Of Rock, 2003, Directed by Richard Linklater, Written by Mike White

STORY
 ロックミュージシャンを目指すデューイ(ジャック・ブラック)はギタリスト。でも超自己中で、バンドでも浮き気味。稼ぎがないので、ルームメイトから追い出されそうに。ちょうどそこへ、ルームメイトの仕事 …臨時教員… の仕事が舞い込み、彼になりすまして私立学校へ。でも資格もないし、何を教えて良いものやら… やっぱり教えるのはロック!?

 私はてっきり、「やる気のない子どもたちに、先生が勉強の一環でロックを教えて、やる気を出させる」系のお話だと思っていたのですが、違いますね。まず、私立の学校で、みんなとても優秀でマジメ。デューイは偽教師。頭の中はロックだけ。子どもたちは楽器が弾ける → 騙してバンドのメンバーに仕立て上げ、授業中に練習して大会に出場というお話です。
 とにかくこの主人公、自分のことばかりで、見ていて腹立たしいのですが、そんな彼が、子どもたちと接することで変化を見せます。相手の事を考えるようになる。子どもたちも、勉強ばかりで無味乾燥、厳しい親や学校に窮屈さを感じていたところへ彼の出現で、明るさを取り戻す。
 そして、なんと言っても楽しいのが、彼らの演奏。最初は、先生1人がノリノリで、生徒たちシラケた顔しているのですが、最後はみんないいノリ見せてくれます。こんな演奏ができたらいいなと、バンドやってる者としては憧れますね。

 あと、デューイのルームメイト役の、本当の教員、シュニープリー役の人が、この映画の脚本を書いているようですね。これまた興味深いです。

 ただ一つ気がかりなのは… 3週間(?)ずっとバンドの練習ばかりで、お勉強の方は大丈夫なの…? 


ピッチブラック と リディック
(Pitch Black, 2000, Directed by David Twohy, Written by Jim & Ken Wheat
(The Chronicles of Riddick, 2004, Directed by David Twohy, Written by Jim & Ken Wheat

STORY
 まず「ピッチブラック」。未知の惑星に不時着した一行。船に同乗していたはずの、凶悪な脱獄犯リディック(ヴィン・ディーゼル)が逃亡したことを知り、恐怖におびえる。が、本当の敵は彼ではなかった…

 そして「リディック」。前作でなんとか惑星を脱出したリディック。5年後、1人凍てつく地に身を隠していたが、賞金稼ぎに狙われる。リディックは、フューリアンの最後の生き残りであり、悪のネクロモンガー軍を倒すことができる、唯一の人物だと言うのだ。さて、どうするリディック?

 「ピッチブラック」は、完全なるBムービーです(^o^;。凶悪な脱獄犯リディックですが、不時着した惑星には、もっと恐ろしい生き物が。1人、また1人と殺されていくSFスリラーです。そして、様々な人間模様があり、一匹狼のリディックが少し変化を見せます。その辺りが見所でしょうかね。
 そして続編になる「リディック」。こちらは、SF大作ですね。続編とは言いつつ、つなぎ方はかなり強引。リディックが主役ということ以外、もう前作とはまったく別のお話と言っていいでしょう。ただ、前作で一緒に脱出した人物が、彼の「大切な人たち」という形ででてきます。最後は、無欲の勝利という気がします。

 どちらにも共通するのがリディックことヴィン・ディーゼル。いいですね、彼。最近のお気に入りです。単なる完全無欠のヒーローではなく、アウトローなのがいい。ピッチブラックとリディック、違うお話とは言え、リディックの気持ちの変化(心の成長?)ぶりを見比べてみるといいと思います。
 リディックは、どう見ても続くぞという感じの終わり方だったので、続編ができるのではないかと思います。

トロイ
(Troy, 2004, Directed by Wolfgang Petersen, Written by Homer(poem), David Benioff(screenplay))

STORY
 言わずと知れたトロイ戦争のお話。トロイの王子パリスが、スパルタの王妃を奪ったため、ギリシャ軍がトロイを攻撃。城壁に守られていたトロイの国に攻め入るために、ギリシャ軍は木馬を作り…

 トロイ戦争の知識って、木馬くらいのもんだったので、新鮮な気持ちで映画を見ました。ギリシャ軍のアキレス(ブラッド・ピット)は、無敵の戦士ではあるのですが、アガメムノン王を良く思っていないため、トロイに攻め込む事自体、いまいち納得していません。立場上、やむなく参戦してはいますが、葛藤しています。また、トロイの王子ヘクトル(長男、エリック・バナ)は、パリス(次男、オーランド・ブルーム)がスパルタの王妃を奪ったと知った段階で、こうなることを予見し、どう行動すべきか悩みます。でも、やっぱり弟を見捨てられない。
 そして戦いは始まり、大勢が死に、ついにアキレスとヘクトルの一騎打ちに。ここは一番の見所でしょうかね。ヘクトル実にいいです。
 一番ムカつくのは、パリス。全ての原因はおまえにある。最後まで頭に来る奴です。最後の最後、「レゴラス」になってて、ちょっと笑えましたが。

 かなりの長編ですが、飽きることなく、見応えありました。

コールド・マウンテン
Cold Mountain, 2003, Directed by Anthony Minghella, Written by Charles Frazier(book))

STORY
 父(ドナルド・サザーランド)と共にコールド・マウンテンにやってきたエイダ(ニコール・キッドマン)。そこでインマン(ジュード・ロウ)という男性と知り合う。まもなく南北戦争が始まり、男性は南軍兵士として戦場へ。残されたエイダは、次々と不運に見舞われ、インマンの帰りを祈る…

 エイダとインマンの愛の物語で、彼女を思ってインマンが脱走し、コールドマウンテンを目指すお話です。が、それだけではなく、始めはお嬢様で、家事一つできなかったエイダが、ルビー(レニー・ゼルウィガー)と出会ったことで、タフになっていくところは見ていて素敵。レニー・ゼルウィガーの南部なまりの演技が光ります。また、インマンが脱走中に、いろいろな人を助けるのですが、インマンの存在意義というものを考えさせられました。彼は、それぞれの場所で、まさに「必要だった」。
 それにしても、戦争というものの無益さが心に残りました。「パトリオット」は男性から見た南北戦争の映画という感じでしたが、こちらは、女性から見た南北戦争のお話という感じです。

 ここ数年のニコール・キッドマン、ノリに乗ってます(離婚してから?)。出演作もかなり多いですが、どれもすばらしい作品ばかり。さらに輪をかけて、レニー・ゼルウィガーがすばらしい。この映画で、2004年アカデミー助演女優賞を受賞しています。

キリクと魔女
Kirikou et la sorciere, 1998, フランス・ベルギー・ルクセンブルグ,Directed by Michel Ocelot, Written by Michel Ocelot
(アメリカでのタイトルは、Kirikou and the Sorceress

STORY
 アフリカのとある村に、1人の赤ちゃんが自分で生まれてきた。名前はキリクだと言う。彼は帽子に入れるほど小さいにも関わらず、好奇心は人一倍強かった。1人で歩けるし、自分のしたいこともわかっている、不思議な子どもだった。彼は、村には魔女カラバの呪いがかけられ、戦いに出た男たちは、1人も戻ってこないことを知り、「なぜ魔女は意地悪なのか?」という疑問をもち、魔女の家へと向かう。

 なんとも不思議なお話です。シーンがすべて絵になりそうな、素敵なアニメーションです。小さな小さなキリクですが、とても賢く、そしてとても勇敢。小さな体を利用して、魔女の監視をすり抜けて近づく。そして知った意外な事実。大人も子どもも楽しめる作品です。

ラブ・アクチュアリー
(Love Actually, 2003, 英・米, Directed by Richard Curtis, Written by Richard Curtis)

STORY
 舞台はクリスマスまであと数週間のイギリス。英国首相(ヒュー・グラント)を初め、さまざまな人たちの、さまざまな愛の形を描いた、ほのぼのとしたヒューマンコメディ。

 秘書の1人が気になって仕方がない英国首相。再起をかけて、かつてのヒットソングの焼き直しを歌う、落ちぶれたロック歌手ビルとマネージャーのジョー(ボルディマンです!)。友人の結婚式を盛り上げるために奮闘するが、実はその相手(キーラ・ナイトレー)に恋をしている男。アメリカへ行けばモテるに違いないと、ナンパ旅行へ出かける青年。田舎で執筆活動中に、言葉の通じないお手伝いさんと恋に落ちる作家(「ブリジット・ジョーンズの日記」のコリン・ファース)。妻を亡くし、義理の息子の恋の手助けをする男性(リーアム・ニーソン)。首相の妹で、夫(アラン・リックマン、スネイプ先生ですね)の浮気に悩む女性(エマ・トンプソン)。職場の男性に惹かれつつ、病気の弟を気遣って行動に移せない女性(ローラ・リニー)などなど。

 とにかく、いろいろな人が、いろいろな愛の形を見せてくれます。出演者も豪華。Mr.ビーンこと、ローワン・アトキンソンが店員、ビリー・ボブ・ソーントンが、アメリカ合衆国大統領、さらに、アメリカでのナンパに成功した青年が連れて帰った美女役で、デニース・リチャーズが。
 クリスマスには、本当の気持ちを話すということで、いままで抑えていた気持ちをうち明ける人々。うまく行く人ばかりではありませんが、ジーンとくるお話です。


シカゴ
Chicago, 2002, Directed by Rob Marshall, Written by Maurine Dallas Watkins(play))

STORY
 1920年代のシカゴ。スターになることに憧れ、コネがあると言う男と浮気をしていたロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)。だが、単に騙されていただけと気づいた彼女は、男を射殺。投獄されると、そこには憧れのスター、ヴェルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)が。ヴェルマは、夫と浮気をしていた妹を殺して投獄されていたのだった。2人が依頼した腕利き弁護士(リチャード・ギア)、ロキシーの夫、刑務所の看守(クイーン・ラティーファ)などを巻き込んでの裁判劇… 果たして結果は??

 ミュージカルです。私、ミュージカルは苦手で(^o^;、最後まで見ていられないのですが、これはお気に入りです。2003年のアカデミー賞授賞式で、臨月間近のキャサリン・ゼタ・ジョーンズとクイーン・ラティーファ(巨漢ペアでした)が、ものすごいパフォーマンスを見せてくれたのですが、なんとも曲がすばらしく、この時点でハマり、映画が日本に来る前に、サントラを買ってしまいました。全員自分で歌っています。もちろん、リチャード・ギアも。意外と甲高い声で、歌と踊りを披露してくれます。
 授賞式で激太りだったキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、もうすっかり戻りましたね。さすが女優。すばらしいです。


華氏911
Fahrenheit 9/11, 2004, Directed by Michael Moore, Written by Michael Moore)

 一応ドキュメンタリーということですね。華氏911と言うのは、レイ・ブラッドベリ原作の「華氏451」というお話(焚書坑儒ですか、紙が燃える温度を意味するようです)のタイトルのパクリで、「自由が燃える温度」 → 9月11日のテロと引っかけてのタイトルだそうです。

 テロの首謀者は、オサマ・ビン・ラディンとされているにも関わらず、彼はまだ見つかっていない上に、いつの間にか矛先がイラクに向けられ、でっち上げの証拠で戦争まで仕掛けたブッシュ大統領。彼と、ビン・ラディン家、サウジの駐米大使バンダル王子とのつながりなど、マイケル・ムーア監督が、興味深い内容を暴いてくれます。
 華氏911と1/2と言うのも制作するようですね(^o^;。興味津々です。


ボウリング・フォー・コロンバイン
Bowling for Columbine, 2002, Directed by Michael Moore, Written by Michael Moore)

 1999年4月、コロラド州コロンバイン高校で、生徒が銃を乱射し、13人を殺害。でもなぜ? なぜアメリカ人は互いを殺し合うのか? ムーア監督は問いかけます。

 監督自身、全米ライフル協会の会員でありながら、会長であるチャールトン・ヘストン邸にアポなしで押し掛け、インタビューを試みたり、乱射事件の被害者(現在も体内に弾が残っているそうです)を連れて、Kマートに押し掛け、簡単に弾丸が買えるのは問題だと詰め寄り、販売を段階的に減らし、最終的にはやめると言う約束をとりつけたり。
 口座を作ると、もれなくライフルをプレゼントしてくれると言う銀行や、監督の出身地ミシガン州フリントで、6才の少年が6才の少女を射殺した事件の直後、チャールトン・ヘストンがフリントでライフル協会の大会を開いた事実。監督は、ヘストン邸を去る際、犠牲となった少女の写真をそっと置きました。


マスター・アンド・コマンダー
Master and Commander: The Far Side of the World, 2003, Directed by Peter Weir, Patrick O'Brian(novel))

STORY
 
19世紀初め、ナポレオン時代のブラジル沖。イギリス海軍、ジャック・オーブリー艦長(ラッセル・クロウ)率いるサプライズ号は、より大型で、速度の速いフランスの武装船アケロン号に襲われる。オーブリー艦長は、果敢にもアケロン号との戦いに挑む…

 時代背景も良くわかんない、戦争物、しかも船… と言うことで、初めから睡魔と戦うことを想定して見始めたのですが、とんでもない!! 見応えありました。指導力バッチリの艦長役ラッセル・クロウはすばらしい。貫禄あるし、決断力も統率力も申し分なく、まさに格好良い奴。船関係の用語は、わからないことが多かったのですが、それでも最後まで目が離せませんでした。
 ただ、無理矢理徴兵されたと思われる水兵たちと、士官候補生たちの身分の違いや、クライマックスの戦闘シーンを見ていると、悲しい気持ちになりました。同じ人間同士が戦って殺し合うことに意味があるとは思えないからです。まだ子どものような士官候補生たちが、次々と命を落としていきました。そう言う時代があったと言うことですね。
 船員の1人ボンデン役で、ロード・オブ・ザ・リングのピピンことビリー・ボイドが出ています。また、ジャックの親友かつ船医役は、下述のドッグヴィルのトム役の人です。


ドッグヴィル
(Dogville, 2003, デンマーク, Directed by Lars von Trier, Written by Lars von Trier)

STORY
 行き止まりの村、貧しい村ドッグヴィル。村人全員知り合いという状況の中へ、ある日突然、グレイス(ニコール・キッドマン)という女性が逃げ込んでくる。村のリーダー、トムは、彼女をかくまうことに。次第に村人にとけ込むグレイス、物語はほのぼのと進むが…

 ニコール・キッドマン主演、ナレーターがジョン・ハート、ギャングのボス役でジェームズ・カーン、村人役でローレン・バコールと、かなりの豪華メンバー。ですが、撮影はすべてセットの中。しかも、ドッグヴィルの村のセットは、壁も何もなく、本当に舞台セットのまんまです。初め、なんじゃこりゃと思いましたが、それ以外はとてもシリアスなお話。
 最後はショッキングです。そして、この舞台セットならではの見せ場が。人が環境を作り、環境が人間性を作る。閉鎖的な村の中で、新しいことをなかなか受け入れられない人々。そしてとる身勝手な行動。見ていて、いろいろな事を考えさせられました。


ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル
The Life Of David Gale, 2003, Directed by Alan Parker, Written by Charles Randolph

STORY
 死刑執行が近づいたデヴィッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)は、記者のビッツィー(ケイト・ウィンスレット)に自分を取材するよう申し出る。デヴィッドは、死刑廃止を求める活動家で、仲間の活動家コンスタンス(ローラ・リニー)殺害容疑。彼の無実を直感したビッツィーは、彼の話を元に調査を始め、意外な事実を突き止める。

 一見、よくあるお話です。死刑囚なんだけど、調べたら無実がわかって… とその手のお話だと思ってみていたら、もう一ひねりあったのです。「死刑廃止を訴えている人物」というのがポイントでした。真実に近づいて行くまでと、結末のわかる後半が、見応え有ります。

パトリオット
The Patriot, 2000, Directed by Roland Emmerich, Written by Robert Rodat)

STORY
 1776年、アメリカ、サウスカロライナ。子どもたちと農場で幸せに暮らしていたベンジャミン・マーティン(メル・ギブソン)。イギリスから独立しようと民衆は立ち上がったが、ベンジャミンは反対。だが、長男は志願して出て行ってしまう。やがて戦争は始まり、農場にもイギリス軍がやってくる。残忍な彼らに息子を殺され、ベンジャミンは立ち上がる…

 独立戦争のお話です。時代的にもよくわからないし、戦争って好きじゃないし… と思って見たのですが、感動しました。ベンジャミンは、かつてネイティブアメリカンとの戦いでヒーローと呼ばれた人物。にもかかわらず、独立戦争には最後まで反対します。戦争ではなく、話し合いでなんとかしたかった彼の思いは、息子を殺されて一変。タフな戦士に変わります。仲間を集めて独自の軍隊を作り、ゲリラ戦法。でも、格好良いだけの戦争物ではありません。失う物も多く、彼が最後まで反対していた理由もよくわかります。
 ベンジャミンの敵役として、ジェイソン・アイザックス(イギリスのドラマ「キャピタルシティ」のチャス、そして、「ハリー・ポッター」シリーズのルシウス・マルフォイなどなど)が、憎々しい演技をしています。チャスはいい役だったのにな〜

君に読む物語
(The Notebook, 2004, Directed by Nick Cassavetes, Nicholas Sparks(novel),)

STORY
 老人ホームで、老女(ジーナ・ローランズ)に物語を読んで聞かせる老人(ジェームズ・ガーナー)。とある若い男女の恋の物語。貧しい労働者ノアは、町に休暇でやってきた金持ちの娘アリーに一目惚れ。2人は恋に落ちるが、アリーはやがて去ってゆく…

 久しぶりに映画館で見た映画です。ノアとアリーの恋の物語。貧乏青年と金持ち娘が恋に落ち、やがて金持ち娘は去ってゆく。一夏の恋で終わるはずだったものが… 現在話を読んでいる老人がノア、読んでもらっている老女がアリーらしいと言うのは、見ていてわかってくるのですが、最後はちょっと悲しい終わり方です。ハッピーエンドと言えなくもないですが。恋愛もの+老人介護的内容ですね。

アイデンティティ
(Identity, 2003, Directed by James Mangold, Written by Michael Cooney)

STORY
 嵐で道路がふさがり、安モーテルに集まってきた人々。売れない女優(レベッカ・デモーネイ))とその運転手(ジョン・キューザック)、車にひかれた妻を運んできた夫と息子、護送中の囚人と刑事(レイ・リオッタ)、娼婦(アマンダ・ピート)、若いカップル。彼らが、1人ずつ殺されてゆく。犯人はわからず、みんなは不安に。最後に残るのは誰? そして最後にわかる意外な真相。

 全く別の人生を歩んできたと思われる人々ですが、みんななにかワケありに見えます。なぜ殺されるのかも、誰が殺しているのかも全くわからず。ところが、彼ら全員には意外な共通点があることがわかり、驚きの展開。最後まで目が離せないお話です。



お気に入りの映画

ゴッド・ファーザー
(The Godfather, 1972, Directed by Francis Ford Coppola, Mario Puzo(novel))

STORY
 ニューヨークのマフィア、コルレオーネ一家の物語。三男のマイケル(アル・パチーノ)は、家業を嫌って入隊。だが、父ビトー(マーロン・ブランド)が襲撃され、瀕死の重傷を負ったため、父の敵をうち、イタリアへ身を隠す。その間、兄ソニー(ジェームズ・カーン)が殺されてしまい、戻ったマイケルはコルレオーネファミリーのボスとなる。

 私の一押し作品です。パート2もすばらしいですが、私は本作品が一番好きです。単なるギャングものではなく、家族の物語。家族の歴史の物語です。父を嫌っていたマイケルが、父を守ろうと必死になるシーンは、家族の絆の強さを感じます。対照的に、残忍に敵を殺すシーンもあります。
 音楽もすばらしいですね。色調も素敵です。コッポラ監督は、妹タリア・シャイアをコニー役で、娘ソフィアを赤ちゃんとして、父カーマインをピアノ奏者、息子を教会でのエキストラ(?)として映画に登場させています。そう言う意味でもまた、家族の物語ですね。

リーサル・ウェアポン
(Lethal Weapon, 1987, Directed by Richard Donner, Written by Shane Black)

STORY
 LAの刑事、マーティン・リッグス(メル・ギブソン)。彼は、最愛の妻を事故で亡くしてから、自殺願望があり、自暴自棄になっていた。一方、ロジャー・マータフ(ダニー・グローバー)刑事は、定年間近で、家族を愛する良き夫。この2人が組むことになり、最初は反発しあうものの、良いコンビになって、事件を解決!!

 ま、よくあるコンビの刑事物です。4までありますが、本作品が一番好きです。と言うのも、マーティンにはどこか陰があり、それが映画全体に哀愁を漂わせるというか、オキラク映画でおわらずに済んでいる気がするからです。2以降は、どうもコミカルな要素が強く、それはそれで面白いのですが、やはり軽い作品に終わっています。

風と共に去りぬ
(Gone with the Wind, 1939, Directed by Victor Fleming, Margaret Mitchell(novel))

STORY
 南北戦争直前のアメリカ、ジョージア州。美しくバイタリティあるれる女性スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は、繊細な男性アシュレーを望んでいたが、彼はいとこのメラニーと結婚してしまう。そして戦争が始まり、男たちは戦場へ。そして現れる謎の男性レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)。スカーレットは、家族を守るため、愛するタラの地を守るため、波瀾万丈の人生を送る。

 言わずと知れた名作ですね。何度も見ていますが、見るたびに新たな発見があり、違うところに惹かれます。スカーレットの強さに憧れます。スカーレットって、赤い色のことですが、まさに彼女の情熱を思わせる名前です。

 94年に、続編「スカーレット」がテレビのミニシリーズになっています。スカーレット役は、当時ヴァル・キルマーの妻だったジョアン・ウォーリー・キルマー、レット・バトラー役をティモシー・ダルトンが演じています。スカーレットは、タラを去って家族のルーツ、アイルランドへ。またレットも出てきていろいろあるのですが、風と共に去りぬとは2人のイメージが全く違います。お互い年を取り、「大人になった」2人という感じでしょうか。これはこれでなかなかすばらしい作品に仕上がっています。

 
アンタッチャブル
(The Untouchables, 1987, Directed by Brian De Palma, Written by David Mamet)

STORY
 禁酒法時代のアメリカ、シカゴ。町を牛耳るのはマフィアのボス、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)。そして彼を追うのは、エリオット・ネス(ケビン・コスナー)。

 アメリカに禁酒法の時代があったなんて、今じゃ考えられませんけどね(^o^;。アル・カポネ vs エリオット・ネスのお話です。エリオット・ネスが、自ら仲間を集めて、カポネ相手に戦うワケですが、老警官役ショーン・コネリーがいい味を出しています。そして、若手イタリア系警官役のアンディ・ガルシアが実にいい。本当に格好良い。最後の、階段の下から、ベビーカーを足で押さえながら、銃でねらいを定めるシーンなんて、最高です。それに、カポネ役のデニーロ、ワルになりきってます。さすが。

ハリー・ポッターと賢者の石
(Harry Potter and the Sorcerer's Stone, 2001, Directed by Chris Columbus, J.K. Rowling(novel))

STORY
 意地悪な叔父、叔母、いとこと暮らすハリー・ポッター。そんな彼の元に、ある日、ホグワーツ魔法学校入学許可の知らせが届き、自分が魔法使いだと知らされる。初めて知る魔法の世界。そして次第にわかる、両親の死の真相…

 映画というよりは、原作のファンです。映画は、今のところ4作できていますが、一番デキが良いのがこれかなー。逆境にもめげず、がんばるハリーが素敵。3作目は、原作はピカイチなのですが、ダンブルドア先生がヒッピーみたいだし、ルーピン先生(なんか違う)やシリウス(絶対違う)、トレローニー先生(ありえなーい)などの配役が気に入りません。ダニエルくんも、少々育ちすぎてしまった気がします。
 4作目、まだ見ていないのですが、原作は、6作目まで読んだ中で一番気に入っているので、とても楽しみ。6作目の日本語版が、5月に発売予定ですね。でも、5、6は悲しすぎる…

人生狂騒曲
(The Meaning of Life, 1983, 英, Directed by Terry Jones & Terry Gilliam, Written by Graham Chapman & John Cleese & Terry Gilliam & Eric Idle & Terry Jones & Michael Palin)

STORY
 モンティ・パイソンのブラックユーモア炸裂の映画。人生の意味とは? と言う壮大なテーマのもと、臓器提供や、宗教などについて皮肉たっぷりに斬りまくる。

 モンティ・パイソンの6人全員で出た、最後の作品。彼らの作品の中で、私の一番のお気に入りです。たくさんの、スケッチと呼ばれる短いお話から成り、メンバーが1人何役もこなしています。一番好きなスケッチは、冒頭のバイキング(?)と、ローマ・カトリック批判。



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